Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年3月16日(土) [福井]権現山、可憐なミスミソウ、巨樹、滝を楽しむ!!

2024年03月18日 | 山登りの記録
■メイン写真
地元ではユキワリソウと呼ぶミスミソウが、春を告げていた


■今回のコース
登山口→(表参道)→スギ巨木→権現山(松ヶ嶽神社)→三峰神社→鞍ヶ上展望所→権現山→
モミ巨木→夫婦滝→窓滝→こもり穴→(裏参道)→布滝→お釜滝→不動滝→登山口


越前市にある権現山。標高は565mの低山で、登山口からの標高差は430mほど。
表参道、裏参道を周回しても(地面が乾いていたら)、3時間ほどで下りてこれる低山
だが、この短い道中に登山の楽しみがギュッと凝縮されていて好きな山だ。
前回は裏参道から登り、急坂の表参道を下りたが、今回は逆回りにした。

クルマが6~7台停められる登山口(小さな公衆トイレあり)から、
林道を少し東に入ると、カーブになった橋の手前に表参道の取付きがある。
標識がないので若干分かりにくい。



表参道は、とにかく急峻。まだ身体が慣れていないのに、いきなり標高差100m
ほどの急坂だ。

尾根に取付くと、ほんのしばらくの間、傾斜が少し緩む。



再び傾斜が強まり、標高400mを過ぎたあたりで巨大スギに着く。



いよいよミスミソウがちらほら出現。かわいらしい白い花と、特徴的な三角の葉。



山頂直下から、春霞の日野山(越前富士)。



山頂に到着。最後の急坂の半分は、ミスミソウに励まされて、気づかない間に
登った感じ。山頂には松ヶ嶽神社が立つ。
神殿は傾きかけて、四方の樹木からワイヤーでビレイされている状態だ。



山頂から南東へ少し下った鞍部に、新しい避難小屋と三峰神社の祠がある。
三峰神社の横には、これまたみごとなスギの巨樹が寄り添う。



奥の小ピークは、鞍ヶ上展望所と呼ばれる。標高的には620mほどあるので、
権現山より高い。



かつては白山も見えたようだが、樹木が生長して展望は悪くなってきている。
むしろ南のほうが眺めがマシで、まだ雪を頂いた白倉岳や金草岳あたりが見えた。

権現山に戻り、裏参道で下山する。



山頂直下に、おそらく落雷を受けたと思われる、焼け焦げた木があった。



越前市の天然記念物に指定されていた大モミ。根回り8m、高さ30m。圧巻である。



裏参道は、歩きやすいように登山道がジグザグに刻まれている。
やがて岩窟谷川の源流部に下りる。苔むした流れが美しい。
下山路には滝が連続するが、総称して柳ノ滝という。



夫婦滝。向こうにもう一本の流れがあり、下で合流する。



窓滝。一条の細長い、美しい軌跡だ。



こもり穴に立ち寄る。平家の落ち武者が隠れ住んだとの伝承がある。
前回はコウモリを見たが、この日はいなかった。



名前のない斜瀑。この上部は美しいナメとなっている。



布滝は、この谷で最大の落差36mを誇る。
いつまでも眺めていたい優美な滝だ。



お釜滝。落差11m。説明板には、深さ2mの滝つぼが釜底を連想させるとのこと。



不動滝。ちょうど流れの中に虹がかかった。
滝の左側手前には、権現山を開いた泰澄の像と、かつて不動明王が鎮座していた
台座がある。



台座の右横には、佐々木小次郎の幼名「小六」の文字が刻まれている。
佐々木小次郎は、柳の滝で燕返しの秘法を体得したと伝わる。



ホクリクネコノメソウ。



鮮やかな赤が美しいキノコ、シロキツネノサカズキ。

これだけのスポットが、短い行程の間に詰まっているとは、お得感満載の山だ。

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