Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年7月11日(日) 和佐又の巨樹ふれあいルートから、大峰と台高を結ぶ分水嶺・七窪尾根を歩

2021年07月12日 | 山登りの記録
■メイン写真
巨樹ふれあいルートのミズナラ巨樹。


■今回のコース
和佐又山ヒュッテ跡→和佐又のコル→巨樹ふれあいルート分岐→休憩所(床板破損)→七窪尾根→
鉄階段→伯母峰休憩所


紀伊半島には、南北に大きな山脈が2本、並行している。大峰山脈と台高山脈だ。
そして、これら2つの山脈を唯一、東西につないでいる尾根が、今回歩いた七窪尾根である。
七窪尾根は、大普賢岳から発する笙ノ窟尾根から伯母峰峠へと続き、伯母峰峠からは、
キワダズコ、経ヶ峰を経て、大台ヶ原へと尾根が延びていく。
行政区分では、尾根の北側が川上村、南側が上北山村である。

ヒュッテが解体され、がらんとした和佐又山ヒュッテ跡から、和佐又のコルに上がる。
日なたはジリジリと暑いが、落葉広葉樹林の下は涼やかだ。

大普賢岳への登山道を少し上ると、巨樹ふれあいルートへの分岐に着く。
巨樹ふれあいルートには、さまざまな種類の巨樹が散在し、なかなか見ごたえがあるのだが、
歩く人が少ないため、踏み跡が非常に薄い。トラバース箇所は斜面の土砂が流れ、
ルートが消えているところも少なからずあるのでルートファインディング技術が試される。



倒れてしまった樹も、新たな緑の台座になる。



大きなコブが特徴的なミズナラの巨樹。



巨大なトチノキ。この近辺にはトチノキは多いが、中でもこのサイズはすごい。



カツラの巨樹。2本並んでいる大きい方を撮ってみた。カツラの特徴である「ひこばえ」の
おかげで、1本なのに、まるで森のようだ。



オニグルミの古木。



消えかかっているトラバース道を丹念に拾っていくと、忘れた頃に標識が出てくる。
「あ、ここは登山道だったのだ」と思ってしまうくらいだ。



コケがびっしり生えた石灰岩群。斜面にずっとこれが続くさまは圧巻だ。
いにしえの大峰山系の山深い雰囲気が残すっている。



続いて、笙ノ窟尾根への分岐に着くが、ここは直進し、引き続きトラバース道を行く。



途中にある休憩舎は、床が抜けてもう使えない。



自然林が終わり、手入れが行き届いた植林帯に変わる。間伐された枝に足を引っかけないよう
要注意だ。



七窪尾根へ突き上げる道への分岐は、わかりにくい場所にあるうえ、標識が倒れていた。



緑が美しいルートで、あまり展望には恵まれないのだが、一瞬、荒谷山かな、山並みが見えた。



七窪尾根は、川上村側が植林、上北山村側か自然林だ。
古い鉄製標識が、生長した樹木に飲み込まれているのに出くわして面白い。



もういっちょう。



2本の電波塔の横を通り過ぎれば、いよいよラストだ。



尾根道はさらに先に続くが、今日のところはこの長い階段で林道に下り立つ。



クルマが待つ伯母峰休憩所からは、大普賢岳のギザギザが顔を覗かせていた。

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