地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

出雲崎町  石油産業発祥地記念公園

2005年03月27日 08時08分50秒 | 新潟地理歴史
 出雲崎港からほど近いところ、国道402号線沿いに石油記念館と天領の里がある。記念館は昨年の12月28日で閉館、天領の里時代館横に新しい石油記念館が移設される。

 写真には閉鎖された石油記念館と、機械掘削式石油井戸C-1号が写っている。この井戸は日本石油会社が掘削した「ロータリー式削井機の1号機」であるという。大正十三年から昭和五十年まで使用されたようである。写真のものは昭和六十二年施設保存のために移設されたもので、櫓とポンピングユニットを復元されている。

 下記は、公園にあった同公園に関する説明書きからのものである。


石油産業発祥地記念公園(県文化財指定)(尼瀬油田機械掘第一号井跡)

 古代から、ここ尼瀬は海面に石油が浮遊していた。明治の初期ランプが輸入され石油の利用が知らされて、この地域一帯に手掘りによる採油が盛んとなった。明治24年(1891年)に機械による深層掘削を行ったところ噴油を伴う大成功をおさめた。これより石油の量産が可能となり、今日の日本の石油産業発展の端緒を開いた。この井跡地を公園とした。米国の発祥地、ドレーク井記念公園と姉妹公園となっている。

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