今までに色々と勝手な推測を書いてきました。現在までのところ、「助さん角さん」の谷垣くん&麻生親分と、人気筆頭候補では安倍ちゃん、堅実路線では福田康夫さんというところでしょうか。小泉さんの考えは、「派閥で選ばれるべきでない」という考えなんだろうと思います。それは、かつて自分が味わった、「派閥原理」による総裁選での苦杯を知っているからだろうと思うのです。
参考記事:
次期総裁レースのヒント?
国内政治のひと休み
民主党の勘違いとポスト小泉戦線
「小泉チルドレン」として派閥に入れさせないのは、そういった色をつけずに、純粋に総裁を選ぼうとする為だろうと思いますが、一方では、後戻りを防ぐ為の「ブレーキ軍団」として(?)小泉さんの影響力を残そう、という意味合いも少し考えられます。ですが、院政を考慮するということは全くないと思います。
従って、オープンな状態で「総裁候補」を選出していくという道筋をつけ、派閥政治を終わらせる、という目的の為に、新人議員達には派閥に入れないようにするのだろうと思います。次回の衆院選は4年後でほぼ間違いないでしょうから、その時に選挙である程度勝てる人材ということになれば、「プリンス安倍ちゃん」が人気・知名度ともに他を圧倒してますから、恐らくその時の総裁は安倍ちゃんが望ましいと普通は考えるだろうと思います。となれば、それまでの約3年弱を誰が登板するのか、ということになるのだろう、と。長期政権である必要性がないとなれば、つなぎ的な印象がありますけれども、総裁任期よりも先に退陣して、禅譲でもよい、という人物などいないかもしれませんが・・・
今回の組閣で、安倍ちゃんや福田さんがどのポストに就くのか、にもよりますね。少なくとも安倍ちゃんは閣僚経験がないのですから(幹事長だけでは物足りないでしょう)、今度入閣することになるでしょう。最も威力を発揮しそうなのが外務大臣ですかね。大蔵(今は財務省だけれど)か、外務か、官房長官のどれかに入るならば、有力候補と見ていいと思います。福田さんが就くポストは結構難しい。小泉さんの「仕上げの1年」ということを考えるならば、短期間での主要大臣ポストを変更することは不利な要因でしょうから、「助さん角さん」は動かせない気がする。財政再建と三位一体改革の重要性を考慮すれば、財務と総務は代え難い。谷垣・麻生は留任、という方向が普通だと思うが。問題の外務大臣ポストが(安倍or福田のいずれか?)重要になるんじゃないのかな、と。中国関係修復に重心を置くとすれば、福田さんかな?強い外交中心で行くなら、安部ちゃんだけど。福田さんが外務なら、安倍ちゃんの官房長官もありか。
今回安倍ちゃんが官房長官なら、次の誰かが総裁の時に財務か外務を担当ということもあるかな。小泉さんは、大蔵・外務大臣には就いていなくて、実は厚生省(現厚労省)が長い。なので、小泉さんの残り1年を、福田外務、安倍厚労、というのもあるな。そうなると、官房長官には意外な人選かもしれない。元さやで、福田官房なら、安倍外務or厚労もあるか。
福田さんは総裁の意欲はあるのだろうか?年齢がちょっと気になるので、やるとしても短期間だろう、というのは判るけれど、本人にその気がなければね・・・財界は対中関係の為に福田さんを押して、安倍ちゃんには「まだ、ちょっと・・・」と言うだろう。公明党も「安倍外相」は「出来れば・・・(避けてね)」と言うかもしれないな。微妙な感じですね。案外やる気がないのかもしれないですし。
どうなるにしても、小泉さんの考えでは「自民党総裁」とは派閥などで決められるのではなく、公平な制度によって望まれた人が選出されるべき、ということなんだろうと思う。そういう政党政治に変えて行こう、ということを意図しているのだろう。
ポスト小泉はどうなるか、というのは、予想出来ないですね。別な言い方をすれば「民意に従え」ということでもある。民意重視ならば、やっぱり安倍ちゃんが筆頭候補だろう。07年の参院選挙での結果次第では(敗北の責任問題で)退任の可能性があるので、その場合には1年程度の短期政権となりかねないですから、安倍ちゃんには就かせられない、という見方も出来る。となれば、安倍ちゃんの総裁選出馬は「待った」がかかり、閣僚経験の場とすると、安倍ちゃんを育てる人として求められるかも。
かつての福田赳夫―安倍晋太郎路線みたいに、康夫―晋三路線が再現されるか?それとも、他の谷垣、麻生が出てくるのか?中々難しいですね。
参考記事:
次期総裁レースのヒント?
国内政治のひと休み
民主党の勘違いとポスト小泉戦線
「小泉チルドレン」として派閥に入れさせないのは、そういった色をつけずに、純粋に総裁を選ぼうとする為だろうと思いますが、一方では、後戻りを防ぐ為の「ブレーキ軍団」として(?)小泉さんの影響力を残そう、という意味合いも少し考えられます。ですが、院政を考慮するということは全くないと思います。
従って、オープンな状態で「総裁候補」を選出していくという道筋をつけ、派閥政治を終わらせる、という目的の為に、新人議員達には派閥に入れないようにするのだろうと思います。次回の衆院選は4年後でほぼ間違いないでしょうから、その時に選挙である程度勝てる人材ということになれば、「プリンス安倍ちゃん」が人気・知名度ともに他を圧倒してますから、恐らくその時の総裁は安倍ちゃんが望ましいと普通は考えるだろうと思います。となれば、それまでの約3年弱を誰が登板するのか、ということになるのだろう、と。長期政権である必要性がないとなれば、つなぎ的な印象がありますけれども、総裁任期よりも先に退陣して、禅譲でもよい、という人物などいないかもしれませんが・・・
今回の組閣で、安倍ちゃんや福田さんがどのポストに就くのか、にもよりますね。少なくとも安倍ちゃんは閣僚経験がないのですから(幹事長だけでは物足りないでしょう)、今度入閣することになるでしょう。最も威力を発揮しそうなのが外務大臣ですかね。大蔵(今は財務省だけれど)か、外務か、官房長官のどれかに入るならば、有力候補と見ていいと思います。福田さんが就くポストは結構難しい。小泉さんの「仕上げの1年」ということを考えるならば、短期間での主要大臣ポストを変更することは不利な要因でしょうから、「助さん角さん」は動かせない気がする。財政再建と三位一体改革の重要性を考慮すれば、財務と総務は代え難い。谷垣・麻生は留任、という方向が普通だと思うが。問題の外務大臣ポストが(安倍or福田のいずれか?)重要になるんじゃないのかな、と。中国関係修復に重心を置くとすれば、福田さんかな?強い外交中心で行くなら、安部ちゃんだけど。福田さんが外務なら、安倍ちゃんの官房長官もありか。
今回安倍ちゃんが官房長官なら、次の誰かが総裁の時に財務か外務を担当ということもあるかな。小泉さんは、大蔵・外務大臣には就いていなくて、実は厚生省(現厚労省)が長い。なので、小泉さんの残り1年を、福田外務、安倍厚労、というのもあるな。そうなると、官房長官には意外な人選かもしれない。元さやで、福田官房なら、安倍外務or厚労もあるか。
福田さんは総裁の意欲はあるのだろうか?年齢がちょっと気になるので、やるとしても短期間だろう、というのは判るけれど、本人にその気がなければね・・・財界は対中関係の為に福田さんを押して、安倍ちゃんには「まだ、ちょっと・・・」と言うだろう。公明党も「安倍外相」は「出来れば・・・(避けてね)」と言うかもしれないな。微妙な感じですね。案外やる気がないのかもしれないですし。
どうなるにしても、小泉さんの考えでは「自民党総裁」とは派閥などで決められるのではなく、公平な制度によって望まれた人が選出されるべき、ということなんだろうと思う。そういう政党政治に変えて行こう、ということを意図しているのだろう。
ポスト小泉はどうなるか、というのは、予想出来ないですね。別な言い方をすれば「民意に従え」ということでもある。民意重視ならば、やっぱり安倍ちゃんが筆頭候補だろう。07年の参院選挙での結果次第では(敗北の責任問題で)退任の可能性があるので、その場合には1年程度の短期政権となりかねないですから、安倍ちゃんには就かせられない、という見方も出来る。となれば、安倍ちゃんの総裁選出馬は「待った」がかかり、閣僚経験の場とすると、安倍ちゃんを育てる人として求められるかも。
かつての福田赳夫―安倍晋太郎路線みたいに、康夫―晋三路線が再現されるか?それとも、他の谷垣、麻生が出てくるのか?中々難しいですね。