いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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これはよい記事だ

2008年12月11日 21時47分50秒 | 経済関連
多くの人にお読み頂きたいですね。
日本のマスメディアは、負けないように良い記事を書く努力をした方がいいですよ。

ドルはポンドの轍踏むか、19世紀の危機が示唆する危機後の秩序 Reuters


一応感想を述べておきますと、ドルは直ぐにはその地位を明け渡すことはないだろうと思います。世界経済に対する米国経済のウェイトがどうなるかによりますね。見通しとしては、中国等の台頭によって今後低下していくだろうと思われますので、必要とされる量が減るでしょう。しかし、それには非常に長い時間がかかるものと思います。早くても数十年単位、長ければ100年くらいかかるでしょう。

そうなると、その間の通貨体制がどうなっているか、ですが、人類がより賢くなっているかもしれませんので、金本位制を捨てたのと同じように、別な新たな体制が構築されていく可能性だってあります。


具体的には、世界共通単位を作ったのと似てますか。度量衡関係ですね。あれと近いかもしれません。

架空の通貨単位を仮に「キン」と呼ぶことにします。

で、各国の経済指標や国際取引データなどからキンの指数を合成して、これを標準通貨単位として扱う、ということでしょうか。単なる2国間取引による為替相場ということにはならないということになるかと思います。通貨バスケットの方に近い感じですかね。


共通単位があると、

1インチ=2.54cm、一寸=3.03cm

という具合に、共通単位で表示可能となります。これまでの為替相場というのは、「1インチが何寸か」というのを通貨間それぞれでやっていたわけですが、世界共通単位を導入すると、メートル法によって統一的に評価できるようになるのと同じくできるわけです。

例えば、

・1ドル=1キン
・1円=○キン
・1ポンド=△キン
・1ユーロ=◇キン

ということですね。
これは、ポテチ一袋が100円で、缶ビールが200円の時、わざわざ缶ビールとポテチを直接交換しなくとも、共通単位である「貨幣」というものを通じて、価値評価が可能なのと同じようなことです。なので、自国通貨が「キン」に対してどの程度の変動とか価値を持つのか、ということを評価すればよくなるだけですから、割と簡単ではないでしょうか。ただ、「キン」を合成するということになりますと、これはもう政治的争いとか、学問上でも喧々諤々といった、まさに嵐の様相となることが容易に予想され、そう簡単には導入できないでしょうね、多分…。

キンに合成する時、今のジンバブエみたいな国の通貨の指数はどうすんだ、みたいな問題なんかも起こってきてしまうかもしれませんしね。実験データで、どう見ても一つだけとんでもなく外れているデータは、大間違いとかミスとかそういうことがあったりすることが多いかもしれませんが、そういうのも「俺たちの指数に一緒に混ぜなければならんのか!」みたいに、文句が出たりとか。少数国が不況に落ち込んで、裕福な国が憎いので「どうせなら道連れにしてやるぜ」みたいに、ヘンな指数となるようにワザとと突拍子もないようなことをするとか(笑)。

そういうのも防げるような体系になっていないとダメだろうと思うので、中々これが難しそうなんですよね。

どうなんでしょうか。
ま、素人考えだから、本気にしなくても別にいいですけど(笑)。





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