ぼくの言った通りだったでしょう?
陰謀論とか何とか笑うかもしれないが、本当にやろうと思えばできてしまう、ということです(笑)。
>普天間基地問題に関する私見
ラフード長官の尋常ではない張り切りっぷり(消費者問題を政治利用する米運輸長官)とか、いくつかの観察結果なんかを総合すると、「ああ、クサイな」ということは誰でも分かりますね。
そして、案の定、ボロが出てくる、と。
いや、むしろ、米国人の中の良心のお陰と言ってもよい。やり方がおかしいのではないか、ということを考える人々がいてくれる、ということでもある。
>米ABC、映像操作認める=トヨタの電子装置欠陥報道で(時事通信) - Yahoo!ニュース
【ニューヨーク時事】米ABCテレビは12日までに、2月22日に放映したトヨタ車の急加速原因が電子制御装置の欠陥であることを立証したとするギルバート南イリノイ大学教授の実験報道について、映像を操作したものであることを認めた。米メディアがABC広報担当者の話として伝えた。
トヨタ自動車は今月8日、ABCが電子回路を人為的にショートさせるなどした同教授の実験を一方的に脚色して伝え、トヨタ車の電子制御装置の安全性に疑問を投げ掛ける番組を放送したとして、非難する声明を発表していた。
======
煽情報道に後悔してくれる人が米国のマスコミに残っていてくれたお陰だ。日本では、こういうのを反省し認めるということが出来難いのだが、アメリカのいいところというのはまさにこういう部分である。これが米国を米国たらしめている、ということだ。
そして、踏み間違い説。
これも拙ブログで以前から何度か指摘してきた通りである。
>トヨタ問題と米国の異常
>神に祈っても、車は止まらない
そして、やはり踏み間違い説を紹介した専門家の意見が出された。
>米教授 トヨタ・リコール問題で寄稿 「急加速原因は踏み間違い」(フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース
過去のアウディの問題というのは知らなかったが、要するに人的要因というものは昔から存在するのであり、そういうことの確認も検証もなしに、徒に「車両に原因がある、トヨタ車は欠陥車」というようなバッシングを行うのは、決してフェアとは言えまい。このような事故のパターンは、常識で考えるだけで誰でも直ぐに分かるものであるのに、意図的に煽情報道を継続し正しい情報を与えないのは、そういう「特別な意図」や政治的な目的があるから、ということになるだろう。
少なくとも、他社との具体的数字を比較するとか、類似事故の存在とか、そういうのを一切言わないというのは、法的に言うところの「悪意」によるとしか思われないわけである。
番外編というか、オマケとしては、こんなのが。
11日に書いた牛肉の話>今後は米国産小麦と米国産牛肉だな
まさか拙ブログ記事が読まれているのではないかとさえ思ったよ(笑)。だって、あまりにタイミングよく反応が早かったんだもの。
>米国牛肉の輸入制限撤廃を…米議員が決議案 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
(以下に一部引用)
【ワシントン=岡田章裕】米上院の有力議員2人が11日、米国産牛肉の輸入制限撤廃を日本に求める決議案を公表した。すでに17人の超党派の上院議員から賛同を得ており、米議会での早期採択を目指す考えで、米国産牛肉をめぐる日米摩擦が再燃する可能性が出てきた。
決議案を公表したのは、マイク・ジョハンズ元米農務長官(共和)と、上院農業栄養森林委員会のブランシュ・リンカーン委員長(民主)。日本市場の即時開放に加え、米政府に対しても日本側に強く是正を迫るよう求めている。
リンカーン委員長は声明で「米国の牛肉生産者は2003年から、年平均14億ドルの売り上げを失ってきた。日本は貿易障壁を撤廃すべきだ」と批判。ジョハンズ氏の事務所は11日、「2日間で上院(100議席)の4分の1近くが決議に賛同してくれた」と採択に自信を見せた。
日本は、米国でBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が発見されたのを受けて、03年に米国産牛肉の輸入を停止し、現在は厳しい検査の対象外となる「20か月以下」の牛に限って輸入している。しかし、ブッシュ前政権時代に日本との外交関係が良好だったことなどから、米側からの表立った反発はなかった。
今回、米側の不満が表面化してきた理由について、ジョハンズ氏は読売新聞の取材に対し「トヨタ自動車の車は欠陥があるのに米市場に入っている。一方、米国産牛肉は問題がないのに日本に輸出できない」と述べ、トヨタの大規模リコール(回収・無償修理)問題がきっかけだとの認識を示した。
======
向こうもあの手この手で必死なのは分かるけど、ここまで素早い対応だとかなり面白いな、と。
それから、当方の予想を上回る反応を見せてくれているのが、カリフォルニア州だね。
>サンディエゴの怪~トヨタの鬼門?
すると、書いた途端に提訴だったみたいで。
>消費者保護求めトヨタ提訴=米加州オレンジ郡検察当局(時事通信) - Yahoo!ニュース
(以下に一部引用)
【ニューヨーク時事】米カリフォルニア州オレンジ郡の検察当局は12日、トヨタ自動車が不意に急加速する欠陥車を承知の上で販売していたとして、米国トヨタ自動車販売を相手取り、消費者保護や同社への制裁金を求める訴えを同郡上級裁判所に起こした。
検察当局によると、トヨタを相手取り消費者保護を求める訴訟が米国で起こされるのは初めて。検察当局は声明で、オレンジ郡の消費者が事情を十分に知らずにトヨタ車を購入していることを懸念しているとした上で、違法かつ詐欺的な商慣行から住民を守る責務があると強調。トヨタは急加速問題が解決するまで販売を停止するどころか、むしろ販売とリースを継続する決定を下したと非難した。
======
こうして、手の内を晒してあげると、それに乗っかって、いちいち反応してくるんだよね。まるで、読まれているみたい、と感じるのは当然でしょう?(笑)
こういう地方の裁判ってのは、地元の利、みたいなのがあると思うので、厄介なのかも。それに、検察当局が「刑事」ではなく、民事で訴訟提起って、それは一体どうなのさ、ってな話ですな。
こういう裁判の困ることは、向こうは負けても失うものが全然ないが、大企業側は防衛が大変なのだな。一か八かでも、負けて元々でも、何でもいいから「飛びかかってくる狂犬」であろうと全て相手をしていかなけりゃならない。こういう失うものがない、という連中の場合、何らの痛手も被ることがないので「やり得」なのだ。
これで傷がついたりしようものなら、本当に目も当てられないって話だな。
企業の評判を落とすことに成功しさえすれば、何だっていいんだから。
陰謀論とか何とか笑うかもしれないが、本当にやろうと思えばできてしまう、ということです(笑)。
>普天間基地問題に関する私見
ラフード長官の尋常ではない張り切りっぷり(消費者問題を政治利用する米運輸長官)とか、いくつかの観察結果なんかを総合すると、「ああ、クサイな」ということは誰でも分かりますね。
そして、案の定、ボロが出てくる、と。
いや、むしろ、米国人の中の良心のお陰と言ってもよい。やり方がおかしいのではないか、ということを考える人々がいてくれる、ということでもある。
>米ABC、映像操作認める=トヨタの電子装置欠陥報道で(時事通信) - Yahoo!ニュース
【ニューヨーク時事】米ABCテレビは12日までに、2月22日に放映したトヨタ車の急加速原因が電子制御装置の欠陥であることを立証したとするギルバート南イリノイ大学教授の実験報道について、映像を操作したものであることを認めた。米メディアがABC広報担当者の話として伝えた。
トヨタ自動車は今月8日、ABCが電子回路を人為的にショートさせるなどした同教授の実験を一方的に脚色して伝え、トヨタ車の電子制御装置の安全性に疑問を投げ掛ける番組を放送したとして、非難する声明を発表していた。
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煽情報道に後悔してくれる人が米国のマスコミに残っていてくれたお陰だ。日本では、こういうのを反省し認めるということが出来難いのだが、アメリカのいいところというのはまさにこういう部分である。これが米国を米国たらしめている、ということだ。
そして、踏み間違い説。
これも拙ブログで以前から何度か指摘してきた通りである。
>トヨタ問題と米国の異常
>神に祈っても、車は止まらない
そして、やはり踏み間違い説を紹介した専門家の意見が出された。
>米教授 トヨタ・リコール問題で寄稿 「急加速原因は踏み間違い」(フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース
過去のアウディの問題というのは知らなかったが、要するに人的要因というものは昔から存在するのであり、そういうことの確認も検証もなしに、徒に「車両に原因がある、トヨタ車は欠陥車」というようなバッシングを行うのは、決してフェアとは言えまい。このような事故のパターンは、常識で考えるだけで誰でも直ぐに分かるものであるのに、意図的に煽情報道を継続し正しい情報を与えないのは、そういう「特別な意図」や政治的な目的があるから、ということになるだろう。
少なくとも、他社との具体的数字を比較するとか、類似事故の存在とか、そういうのを一切言わないというのは、法的に言うところの「悪意」によるとしか思われないわけである。
番外編というか、オマケとしては、こんなのが。
11日に書いた牛肉の話>今後は米国産小麦と米国産牛肉だな
まさか拙ブログ記事が読まれているのではないかとさえ思ったよ(笑)。だって、あまりにタイミングよく反応が早かったんだもの。
>米国牛肉の輸入制限撤廃を…米議員が決議案 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
(以下に一部引用)
【ワシントン=岡田章裕】米上院の有力議員2人が11日、米国産牛肉の輸入制限撤廃を日本に求める決議案を公表した。すでに17人の超党派の上院議員から賛同を得ており、米議会での早期採択を目指す考えで、米国産牛肉をめぐる日米摩擦が再燃する可能性が出てきた。
決議案を公表したのは、マイク・ジョハンズ元米農務長官(共和)と、上院農業栄養森林委員会のブランシュ・リンカーン委員長(民主)。日本市場の即時開放に加え、米政府に対しても日本側に強く是正を迫るよう求めている。
リンカーン委員長は声明で「米国の牛肉生産者は2003年から、年平均14億ドルの売り上げを失ってきた。日本は貿易障壁を撤廃すべきだ」と批判。ジョハンズ氏の事務所は11日、「2日間で上院(100議席)の4分の1近くが決議に賛同してくれた」と採択に自信を見せた。
日本は、米国でBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が発見されたのを受けて、03年に米国産牛肉の輸入を停止し、現在は厳しい検査の対象外となる「20か月以下」の牛に限って輸入している。しかし、ブッシュ前政権時代に日本との外交関係が良好だったことなどから、米側からの表立った反発はなかった。
今回、米側の不満が表面化してきた理由について、ジョハンズ氏は読売新聞の取材に対し「トヨタ自動車の車は欠陥があるのに米市場に入っている。一方、米国産牛肉は問題がないのに日本に輸出できない」と述べ、トヨタの大規模リコール(回収・無償修理)問題がきっかけだとの認識を示した。
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向こうもあの手この手で必死なのは分かるけど、ここまで素早い対応だとかなり面白いな、と。
それから、当方の予想を上回る反応を見せてくれているのが、カリフォルニア州だね。
>サンディエゴの怪~トヨタの鬼門?
すると、書いた途端に提訴だったみたいで。
>消費者保護求めトヨタ提訴=米加州オレンジ郡検察当局(時事通信) - Yahoo!ニュース
(以下に一部引用)
【ニューヨーク時事】米カリフォルニア州オレンジ郡の検察当局は12日、トヨタ自動車が不意に急加速する欠陥車を承知の上で販売していたとして、米国トヨタ自動車販売を相手取り、消費者保護や同社への制裁金を求める訴えを同郡上級裁判所に起こした。
検察当局によると、トヨタを相手取り消費者保護を求める訴訟が米国で起こされるのは初めて。検察当局は声明で、オレンジ郡の消費者が事情を十分に知らずにトヨタ車を購入していることを懸念しているとした上で、違法かつ詐欺的な商慣行から住民を守る責務があると強調。トヨタは急加速問題が解決するまで販売を停止するどころか、むしろ販売とリースを継続する決定を下したと非難した。
======
こうして、手の内を晒してあげると、それに乗っかって、いちいち反応してくるんだよね。まるで、読まれているみたい、と感じるのは当然でしょう?(笑)
こういう地方の裁判ってのは、地元の利、みたいなのがあると思うので、厄介なのかも。それに、検察当局が「刑事」ではなく、民事で訴訟提起って、それは一体どうなのさ、ってな話ですな。
こういう裁判の困ることは、向こうは負けても失うものが全然ないが、大企業側は防衛が大変なのだな。一か八かでも、負けて元々でも、何でもいいから「飛びかかってくる狂犬」であろうと全て相手をしていかなけりゃならない。こういう失うものがない、という連中の場合、何らの痛手も被ることがないので「やり得」なのだ。
これで傷がついたりしようものなら、本当に目も当てられないって話だな。
企業の評判を落とすことに成功しさえすれば、何だっていいんだから。