必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
今回ご紹介するのは、埼玉県さいたま市の屋上ウレタン防水が施工されている現場です。
屋上防水は紫外線の影響を受けて防水層が徐々に劣化することは避けられませんが、これから紹介する現場のような誤った補修方法によって、雨漏りが改善しないことがあります。
自分の仕事に誇りを持って施工し続けている防水職人にしてみれば、不具合が起きた防水層の補修方法を間違えているというのは、とても残念でありえない話です。
それでは、始めましょう。
屋上には白っぽい補修跡がありますが、何やらちょっと違和感があります。
何故、屋上防水よりも補修に使用された材料のほうが先に劣化しているのか、白っぽく変色しているのか、なんともしっくりこない、おかしいですね。
屋上はウレタン防水が施工してありました。
そのウレタン防水を切り取って、補修がされていましたが、補修に使用されていた材料はシーリング材でもないし、防水材でもありませんでした。
その材料はウレタン防水にも接着していませんでした。
ウレタン防水の切り取り方、この補修材料、細かいひび割れ、しかもウレタン防水に接着していない、この色、質感からみて、昔見たALC外壁の補修材に似ている。でも、ここで終わりにするか!?
と、思いながら、さらに見ていくと、ウレタン防水の下地が丸見えの箇所がありました。
それが、これです。
この状態だと雨漏りがするのも納得できます。
屋上のウレタン防水は、密着工法で、防水下地はALC版でした。
だからALC版の補修材が使われていたのか。
いや、でもALC版の補修材は防水材ではないので、ウレタン防水には接着しないし、これでは防水の役割を果たしていない。
何故この補修材で終わりにしていたのか理解できませんが、ここまでで工事を終わりにする業者もいる、ということです。
悪い箇所を切り取って、正しい施工方法で防水補修をすれば、部分補修だけで済ますことも可能ですが、トップコートが既に劣化している状態なので、今後のことを考えるとやはり防水改修工事をおすすめします。
今回のケースに適しているのは、ウレタン防水/通気緩衝工法だと思います。
ウレタン防水を撤去した理由を考えると、ウレタン防水に不具合がないのに撤去するわけがないので、恐らく防水層が膨れてしまったことが原因ではないか、ということが推測できます。
ウレタン防水の膨れの下には、防水層を持ち上げる原因の湿気があります。
膨れ箇所が多いこの屋上、ウレタン防水/密着工法で施工すると、また膨れてしまう可能性があるので、脱気筒から湿気を逃がす工法の通気緩衝工法が適しています。
こうやって見ると、白っぽい補修箇所が結構多いですね。
前業者の防水工事の時の下地には恐らく既に湿気が含まれていたのでしょう。
工事の見積もりが安いから、という理由だけで業者を選ぶと失敗しますよ、ということです。
雨漏り、防水工事でお困りの時は、ご連絡ください。
工事はいつでも本気で真剣、全力を尽くしています。
必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤
それでは、ごきげんよう。
◎コロナ禍での雨漏り調査,見積もりについて:
「新しい生活様式」、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
(戸田市商工会議所から頂いたコロナ対策実施中のステッカー/当工事店は本気で真剣にコロナ対策実施中です。)
毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。
私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。
必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。
寸法を記入していただけると助かります。
*雨漏り調査はマスク着用、ソーシャルディスタンス2mでお願いします。
雨漏り調査は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしなくてはなりません。
部屋の窓は必ず開けて室内の換気をお願いします。
雨漏りの情報は、「必殺雨漏り修理人」でもご覧いただけますので、検索してみてください。
東京/埼玉 必殺雨漏り修理人
職人社長の安藤