埼玉県さいたま市の必殺雨漏り修理人の安藤です。
現場は東京都荒川区の3階建ての個人邸です。
シーリング、外壁タイル防水が今回の雨漏り対策工事の施工内容ですが、足場を設置して実際に足場の上に立ってから見えてくることも結構多いです。
施工前の確認調査で見えてきた雨漏りの原因をご紹介します。
見積り作成前の現地調査の時は、建物の前に立って雨漏りがしている3階を見上げて、雨漏りの原因を予想しますが、実際に足場が設置されてから、外壁を見ると見えなかったところははっきりと見えてきます。
これが雨漏り対策工事の第一歩になるわけです。
まずは雨漏り危険箇所に顔を近づけてよく見ること。
これです。
ここから始まります。
外壁には苔、経年の汚れが付着していました。
新築から今までの時間の経過を感じますね。
雨、台風、強風、雪、夏の強烈な紫外線、中国から飛んでくる黄砂、頻繁に起こる地震などをこの地で何度も経験してきた建物の外壁です。
汚れていて当然でしょう。
タイル外壁のタイルはひび割れが走っています。
建物は地震を何度も経験しているので、ひび割れがあっても不思議ではありません。
ここにもひび割れがあります。
サッシの角部分にあるタイルのひび割れ、よくあることです。
というのも、開口部の四隅は地震の時に動く場所なので、ひび割れしやすいんです。
雨漏りの原因になりやすい箇所です。
サッシの水切りも指先で動いてしまうほどの経年劣化ぶりです。
水切りのジョイント部分は最初からシーリングをしてあったのか、今になっては不明です。
水切りのシーリングは経年劣化によって剥がれているので、そこには雨水が侵入する隙間があります。
ここは上の一枚とはいます。3階の出窓の部分です。
シーリングが剥がれているので、この下の躯体の隙間から雨水が侵入しているかもしれません。
このように出窓廻りのシーリングは、経年劣化でダメになっています。
シーリング材は経年劣化には勝てないんです。
その事を忘れてはいけません。
ここも出窓の1部分、角の部分です。
部材と部材が取り合うところのシーリングがありませんが、新築時から無かったのか、それとも劣化して落ちてしまったのかは不明です。
はっきりと言えることは、そのまま放置してはいけない、ということです。
出窓廻りのシーリングも剥がれています。
ここは出窓の上の部分です。
端っこの部材が合わさっている部分です。
ここもシーリングがダメになると、隙間から雨水が侵入してしまう箇所です。
ここはサッシの水切り部分ですが、苔がすごいですね。
シーリングが剥がれてしまった隙間に土、苔、雨、苔が生育するのに適した日当たり具合など、いろいろと条件が揃ってしまったのでしょう。
条件が揃ってしまえば、苔も付着するでしょう。
地震も何度も経験しているので、ひび割れがあっても当然のことだと思います。
シーリング材、防水材、塗装材の経年劣化は避けられません。
雨漏りがしてから、建物の経年劣化の影響に気がつくことも多いと思います。
建物は定期的なメンテナンスが必要です。
それに気づかせてくれるのが、「雨漏り」という怪物なのかもしれませんね。
それでは、また。
必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤
◎コロナ禍での雨漏り調査,見積もりについて:
「新しい生活様式」、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
(戸田市商工会議所から頂いたコロナ対策実施中のステッカー/当工事店は本気で真剣にコロナ対策実施中です。)
毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。
私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。
必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。
寸法を記入していただけると助かります。
*雨漏り調査はマスク着用、ソーシャルディスタンス2mでお願いします。
雨漏り調査は、密閉、密集、密接を避け、最小限の接触になるように工夫をしなくてはなりません。
部屋の窓は必ず開けて室内の換気をお願いします。
雨漏りの情報は、「必殺雨漏り修理人」でもご覧いただけますので、検索してみてください。
東京/埼玉 必殺雨漏り修理人
職人社長の安藤