「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

必殺雨漏り修理人の雨漏り報告書/ 埼玉県戸田市、防水工事店の工事車両/ こんなこともあるのか‼?

2016-10-08 18:18:53 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

一級防水技能士


必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。


9月の台風、雨でビル、マンション、工場、戸建て住宅の雨漏り調査/修理、防水工事に忙しく、まさかこんなことが起こるとは思ってもいなかった。
そんな体験をしました。

普段、雨漏り調査/修理に使っている僕の工事車両が・・・。
なんということなんだ、これは‼?
必殺雨漏り修理人の車が雨漏りしたなんて。
笑い話になりそうだけど、笑えない。



車の雨漏りを修理するには、整備士さんが使う専用工具がないとボディーを外すことができないし、ちょうど車検ということもあって、自動車修理工場へお願いしました。

ライトのあたりから雨が侵入して、雨漏りしているんじゃないか、ということとこの雨漏りを止めるには、ある程度工夫をする必要がある、ということを整備士さんに伝えました。

すると、整備士さんは、「ライトから雨漏りすることは絶対にありません。水をかけて検査をしながら、車体をばらして、水の流れを見て、原因を突き止めて修理をする、とのこと。

絶対にありえない、なんて言いきれるのかぁ、と思いましたが、雨漏りを止める自信があるようなので、僕はあれこれ口出しはしないで、車が仕上がってくるのを待つことにしました。



8月の下旬に車検も終わり、雨漏り修理も終わったということで車が帰ってきましたが、9月の台風、雨ですぐに雨漏りです。
せい

水かけ試験をして水の流れを見ながら修理をしているはずなので、雨水の進入路もわかるはずだし、何かほかに原因があれば、それもわかるはずです。
水を使う、ということはそういうことなんです。


9月は皆さんもよくご存じのとおり、台風、雨が多く、雨漏りでお困りの方々からの問い合わせも非常に多く、自分の車は雨漏りしたままの状態で現場調査/修理、防水工事をしていていました。
雨漏りで苦しんでいるお客さんお気持ちがよくわかります。
・・・雨漏りは楽しくない。


月も変わり、10月になってからやっと自動車工場へ行くことができたので、修理をしてもらったが、雨漏りは止まっていない、ということを話しました。

すると、整備士さんは「また車体をばらして水かけをして、水の流れを見ながら、今度は溶接をやり直したりする必要がある。ここまでやらなければ、雨漏りは止まらない。」とのこと。

水かけ試験をして、水の流れを見て原因を見つけて修理をするといっていたのは、何だったんだろう。それにそんなことをしたら、これからどれだけ修理費用がかかるのか。


ここで気が付いたのは、整備士さんの雨漏り修理の考え方と僕の考え方は根本から大きく違う、ということです。


僕の考え方はこうです。
今までにいろんな現場の雨漏りを直してきて、雨漏りは工夫をしなければ、低予算で収まらない、だから雨漏りの症状に合った雨漏り修理、それと第一にお客さんがどの程度の修理を望んでいるかを考えて修理プランを検討するする必要があると考えています。

そうしなければ、低予算で済むはずの工事は過剰な工事になり、費用はどんどん膨らんでしまう。
誰だって余計にお金を使いたくないはずです。


しかし、整備士さんはそうではなかった。

低予算で工夫をして雨漏りを止めるという発想がまずない、例えば多少曲がっていることが原因だったとすると、まずそれを元通りの形に直すこと、それでも雨漏りするようであれば、そこでまた考える、という考え方です。

でも、この考え方だと、修理費用はどんどん膨らんでしまうはず。
部品に多少の曲がりがあっても、車の安全性に全く影響しないものだったら、その必要は全くないはずでしょ。

それに車のメーターは既に10万キロを超えています。
それでもそこまでやる必要があるのか?



・・・というわけで、専用工具がなく、ボディーを外すことができない、という制限された状態での雨漏り修理、という課題を自分に与えました。

まず、車内の雨漏りしている箇所に水抜きパイプを取付け、これ以上被害が出ないよう雨水が外部へ抜けていくように工夫をしました。





フロントライト付近の気になる箇所は、エアコン用のパテで処理をしました。
エアコン用のパテだと必要な時にパテの取り外しも簡単です。
でも、この方法は自動車修理工場へ出す前に既に考え付いていた方法です。
なんだかなぁ。


今日の午後、強い雨も降ってくれたので、雨漏り検査をしました。



水抜きパイプから雨水は出てきていませんでした。
これで雨漏りは大丈夫です。
ただ、ボディーを外すことができれば、防水シートとシールで雨水を外部へ排出するように工夫ができたのか、と思うとちょっと残念です。


誰だって低予算で雨漏りを止めてほしいと思うはず、しかし、柔軟性のないカチカチの頭では、工夫をして雨漏りを直す、という発想がまずできない。

ここが、大きな差です。
この差が、金額の差になるわけです。
これが住宅の雨漏りだとかなり差が出ると思います。



それでは、また。

職人社長の安藤



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