「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

埼玉県川口市/必殺雨漏り修理人の屋上防水工事3/伸縮目地撤去及びシーリング

2020-03-31 19:00:09 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

雨漏り修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

埼玉県川口市の雨漏り/屋上防水工事の現場施工で説明をさせていただきます。

防水下地調整の次の工程は、既存の伸縮目地を撤去することと目地のシーリングです。それでは、まず、伸縮目地について簡単に説明します。「伸縮目地」とは、夏、冬の温度差で屋上の保護モルタルが膨張、収縮することで起こるひび割れを最小限にとどめるための目地です。

 

保護モルタルの下には、防水層があります。でも、保護モルタルがあるので、防水層が良い状態なのか、それとも結構やばい状態なのか、見ることができません。

既に雨漏りしている時は、保護モルタル下の防水層がダメになっているので、適切な防水工事が必要になります。

 

伸縮目地が入っている屋上の上に防水工事をする場合は、密着工法ではなく、通気緩衝工法が適しています。

「通気緩衝工法」とは、通気緩衝層が防水下地に含まれた水分を脱気筒から逃がすので、防水層の膨れを防止する、または膨れにくくするとともに地震などで発生する下地の挙動を緩衝して、防水層の破断を防止する優れた機能がついた防水工法です。

 

簡単に言うと、膨れない、膨れにくい、切れにくいという優れた防水工法、ということです。

金槌、バール、ペンチなどを使用して伸縮目地を撤去します。目地棒を撤去する、なんて言ったりもします。

ペンチでプラスチックの伸縮目地を掴んで、手に持ち替えて引っ張って取ったりしていますが、時には撤去に苦労することもあります。伸縮目地の下に入っているのは硬めのスポンジですが、大抵水を吸って濡れていたりしますね。

この硬めのスポンジが水を吸って濡れていると、もう軍手がビッショビショになるので、いつも予備の軍手を用意しています。

伸縮目地を撤去すると、こんな感じです。保護モルタルの厚み分の深さがあります。通気緩衝工法では伸縮目地を撤去したこの目地を利用して、水分、湿気の通路にします。

通路を作るためにエサ角を詰めていきます。エサ角の下は空洞なので、湿気が移動しやすくなります。

プライマー塗布のポイントは、目地の両サイドにしっかり塗布すること、それと伸縮目地を撤去する時に目地がかけてしまっているので、少し広めにプライマーを塗布します。

伸縮目地を撤去した後のシーリングは、テーピング養生をする必要はありません。びっくりするほどはみ出すこともないでしょう。

適量を目地に打ち込んでからへら仕上げをします。

伸縮目地が交差している箇所に脱気筒を設置するので、保護モルタル下の水分を逃しやすくなります。通気緩衝シート、脱気筒についてはもう少し後で説明をします。

防水工事が完了するまではやることはたくさんあります。どの工程も本気で真剣に、また確実に進めていくことで、良い防水層を形成することができます。

「一歩一歩確実に進めていくこと」これが大事です。

 

雨漏り調査について:

必殺雨漏り修理人はマスクをして雨漏り調査をします。

マスク、うがい、手洗いの徹底。今、やるべきことはやっていますので、僕が雨漏り調査に伺う時はご安心ください。

 

それでは、また。

 

 

雨漏りの情報はこちらでもご覧いただけます。

「必殺雨漏り修理人」  

 

東京/埼玉 必殺雨漏り修理人

職人社長の安藤

 


埼玉県川口市/必殺雨漏り修理人の屋上防水工事2/防水下地調整

2020-03-23 19:00:00 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

雨漏り修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

埼玉県川口市の雨漏り/屋上防水工事の現場施工で説明をさせていただきます。

防水工事「高圧洗浄」の次の工程「防水下地調整」です。ビル、マンションの屋上も40~50年経過するとモルタル表面の骨材は高圧洗浄で結構洗い流されてしまいますので、高圧洗浄後、モルタルの表面には凹凸ができます。

この状態では防水工事ができませんので、樹脂モルタルで表面の凹凸をなくして平滑にするするために防水下地調整をします。

凹凸が多いと材料を結構使用することになりますが、凹凸があると材料が引っかかりやすいので、逆に樹脂モルタルの食いつきが良い、ということが言えます。

パラペット天端の上に材料を適量置いていきます。

左官鏝を使用して表面を平滑に仕上げていきますが、この時鏝の跡が多少ついたとしても、材料が硬化後、スクレーパーを使用して出っ張った部分を削り取りますので、だいじょうぶです。

天端か終われば、立上り部分を仕上げていきます。

 

今回施工している屋上の平場は、パラペット天端、立上りよりもモルタルの骨材が流れ落ちたので、凹凸が結構あります。一定の厚みを確保するように鏝仕上げをします。

防水材を塗布するまでの各工程を一歩一歩確実に進めていく事によって、長期間良い状態を維持できる防水層を形成することができます。

防水工事が完成するまでには、一つ一つの工程で確実な仕事をして、次の工程へつなげていくわけですが、防水知識と現場経験から得たものを知恵に変えることだけではなく、さらにひと工夫することを心がけ、完璧を目指して施工し続けることが重要だと考えています。

 

必殺雨漏り修理人は、高圧洗浄、防水下地調整、モルタル欠損部の補修、改修用ドレンの取付もしますが、新築時からドレンの位置が高いことによって、水が流れにくい時には壁を壊し、既存のドレンを撤去してから新しいドレンを取付けたり、また逆勾配で水が流れにくいベランダでは、コンパネを貼り付けて勾配を修正してから、防水工事をしたこともありました。

 

防水工事、塗装工事、シーリング工事、どの工事も施工中は夢中になれるので、僕自身、施工を楽しんでいます。工事は全力を尽くすことで、現場から多くを学ぶことができます。

 

「職人」である僕には、プロとして現場施工をしているというプライドがあります。

プロだからこそ、施工中に現場から学ぶことにたいしてもっと貪欲であるべきだと考えています。

一生の仕事としてやり続ける、という強い覚悟。1級技能士の資格を取得した時から更に精進しなければならない、学び続けることに終わりはない、という思い。「継続は力なり」です。

・・・また、語ってしましました。ちょっと熱くなってしまったようです。

 

それでは、また。

 

 

雨漏り調査、工事について:

今は新型コロナウィルスの事もあるので、僕は雨漏り調査、工事の時もマスクをしています。この時期マスクをしている、していない、を気にされる方も多いと思います。

必殺雨漏り修理人はマスク、うがい、手洗いの徹底。この時期やるべきことはやっていますので、雨漏り調査、工事の時もご安心下さい。

 

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東京/埼玉 必殺雨漏り修理人

職人社長の安藤


埼玉県川口市/必殺雨漏り修理人の屋上防水工事 1/ 高圧洗浄

2020-03-14 12:35:43 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

雨漏り修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

埼玉県川口市の雨漏り/屋上防水工事の現場施工で説明をさせていただきます。

防水工事を行う時、最初の工程に「高圧洗浄」があります。

高圧洗浄でどれだけ汚れが落ちるか、また言い換えれば、ここまできれいにならなかったら、次の工程へは進んではいけない、という写真をご覧いただきます。

この高圧洗浄は本当に重要な工程です。中途半端な仕事をすると材料の接着力が弱いので、トラブルが発生することになります。

屋上、ベランダなどの防水工事をする前に、高圧洗浄をして土などの汚れ、風化したモルタルなどをきれいに洗い流す必要があります。

今週、高圧洗浄をした屋上がありますので、ご紹介いたします。

高圧洗浄をする前の写真です。

あまりに酷いので、まずはブラシで汚れを落としをしています。

左側のみブラッシングをしていますので、汚れの落ち具合がわかると思います。

これだけでこんなにも差がつくので、高圧洗浄が楽しみです。

ブラッシングをした後に高圧洗浄で洗います。

手前が洗浄をした箇所、高圧洗浄機のノズルの先はまだ洗浄をしていない箇所です。

色が濃いので、その差がはっきりしています。

この違いがすごいですね。

これだけしっかりと汚れが落ちている、ということです。

高圧洗浄をしても適当に洗っていたのでは、良い仕事ができません。

 

頭にタオルマスクをして高圧洗浄をしているのは、僕です。

結構水が跳ねるので、カッパを着て、長靴を履いています。

風が吹くと高圧洗浄の霧、苔、土、汚れが舞うので、メガネ、マスクはしたほうが良いでしょう。

最近は、マスクをしているのが普通になっているので、マスクをしていないと、違和感を覚えるようになってしましました。

高圧洗浄をしてから2時間後に撮った写真です。

高圧洗浄をする前と高圧洗浄後を比べてみると、かなり違います。

汚れが落ちていますね。

伸縮目地とひび割れはまだ濡れている状態です。

 

防水施工をする前の高圧洗浄は必要不可欠な工程です。

今日は、「高圧洗浄」をご紹介いたしました。

 

雨漏り調査について:

今は新型コロナウィルスの事もあるので、僕は雨漏り調査の時もマスクをしています。この時期マスクをしている、していない、を気にされる方も多いと思います。

必殺雨漏り修理人はマスクをして雨漏り調査をしています。

マスク、うがい、手洗いの徹底。この時期やるべきことはやっていますので、雨漏り調査の時もご安心下さい。

 

それでは、また。

 

 

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東京/埼玉 必殺雨漏り修理人

職人社長の安藤


埼玉県さいたま市/必殺雨漏り修理人の雨漏り調査~埼玉県さいたま市の3階建てALC住宅の雨漏り

2020-03-08 15:55:58 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

雨漏り調査・修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

埼玉県さいたま市にある3階建てALC住宅、新築から現在まで大規模なメンテナンスをしていないような感じでした。

2階の和室へ案内されると天井が剥がれ落ち、雨漏りの影響で垂れ下がっていました。

ここまでになるには、何年もの時間の経過があると思います。

最初は小さな雨染みだった雨漏りを放置しておくと、ここまで凄いことになってしまうんです。

結構我慢されたいたんだな、と思いました。

雨漏りの辛いところは、建物の劣化を加速させるだけではなく、台風、ゲリラ豪雨などによって起こる強烈な雨漏りが、精神的苦痛になってしまうことです。

梅雨の時期が来ると、憂鬱で不安な日々を過ごしている方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

住人の方から雨漏りの経緯を伺っていると、2階の上は3階のベランダがあるというので、見させていただきました。

僕が指を指している部分は立上りの部分です。

おそらくこの部分のモルタルが欠落したのでしょう。

こうなるまでには、かなりの時間の経過があると思います。

立ち上がり部のモルタルが既になくて、下地が丸見えです。

隙間があるので、雨が入りやすい無防備な状態です。

 

排水ドレンも確認してみましたが、やはり改修用ドレンを取り付けたほうが良い状態でした。

ベランダから見るとALC外壁は外壁塗装もされておらず、経年劣化を感じさせる建物です。

外壁にひび割れもあったので、2階の雨漏りだけ修理をすれば全て良し、というわけではありません。確かにそこそこまとまった費用はかかりますが、足場を設置して、細かいところまで丁寧に修理をしてから、シーリング、塗装を必要があると思いました。

建物にはメンテナンスが必要です。

何もしないでいれば、建物は痛むし、知らない所で雨漏りが始まっていたり、たとえ雨漏りに気がついても修理をしないでいれば、精神的ストレスにもなります。

 

終りが見えない新型コロナウィルスなどで、精神的ストレスが多い世の中、雨漏りの苦痛だけでもなくしたいものです。

そんな時は、必殺雨漏り修理人/職人社長安藤にご連絡ください。

 

雨漏り調査は、1級防水施工技能士/職人社長安藤が、国家検定「技能士の店」のステッカーが目印の軽バンで伺います。

 

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「必殺雨漏り修理人」

 

東京/埼玉 必殺雨漏り修理人

職人社長の安藤

 


埼玉県さいたま市/必殺雨漏り修理人の雨漏り調査(東京都台東区屋上防水/塩ビシート防水)

2020-03-03 17:19:55 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

雨漏り調査・修理、防水工事を本気で真剣にやり続けている1級防水技能士/職人社長の安藤です。

東京都台東区の屋上防水の写真を見ながら説明をさせていただきます。

 

屋上に使用されている防水材にも色々種類があります。

アスファルト防水、ゴムシート防水、塩ビシート防水、ウレタン防水・・・などありますが、こちらの現場は塩ビシート防水でした。

 

塩ビシート防水でたまに見かけるのが、防水シートが切れていたり、引っ張られて角が浮いている状態であったり、カチカチに固くなっていたり、やはり経年劣化には勝てないようです。

それでは、一緒に見ていきましょう。

屋上の左の方に排水ドレンがあります。

その手前はちょっと汚れているように見えます。

そこで問題です。

なぜでしょう?

この写真だとちょっとわかりにくいかもしれません。

指を指している所がちょっとおかしいのが、わかりますか?

角が膨れているようにも見えます。

近寄ってみると、塩ビシート防水が極端に縮んでしまい、角が浮いていました。

膨れじゃなかったんです。

横から見るとこんな感じです。

この写真でもまだわかりにくいかもしれませんが、膨れというよりも極端に縮んでしまい、引っ張られている状態です。

塩ビシート防水は縮んでいるだけではなく、既に経年劣化で固くなっているので、いずれは破れてしまいます。

排水ドレンですが、塩ビシートが浮いて高くなっているので、排水がうまくできていない状態です。

だから、土が溜まっていたんです。

塩ビ防水シートが縮んでしまい、斜めになっています。

この写真がわかりやすいと思います。

平場と立上りの境目がない状態です。

すごいことになっています。

排水ドレンの位置が高くなっているでしょ。

雨水の排水に問題があります。

 

さらに雨漏り調査を続けていくと・・・

ウレタン防水で部分的に修理をしています。

以前にも雨漏りがあったんでしょうね。

チョーキング現象(触ると白っぽい粉が指についてくる)が起きているので、工事をしてから結構時間が経過しているはずですよ。

ウレタン防水が切れていました。

ここも切れています。

ここもです。

小さいけど、ここも切れていますね。

近寄ってみると、切れ込みが深いようです。

排水ドレンが高い位置にあるので、雨が降るとプール状態になるはずです。

そうなると、防水の切れている箇所から雨水が侵入して、雨漏りが発生します。

 

雨漏りの原因をなくさなければ、雨漏りは止まりません。

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤にご連絡をいただければ、雨漏り調査は無料です。

調査後、いくつかの雨漏り対策工事のプランをご提案させていただきますので、その中から工事プランをお選びいただくことが可能です。

低料金プラン~雨漏り防水保証10年付防水工事プランまで、お気軽にご相談ください。

 

それでは、また。

 

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