op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

いろいろ試し打ちに(BABOLAT、SRIXON編)

2010年05月29日 19時14分20秒 | Weblog
プロスタッフ系を使ってきた人間が最近の他社のラケットを使うとまず感じるのが、スイングスピードを容易に上げられるということ。フレームの形状とウェイトバランスがうまく調整してあるのだろう。大した本数ではないが、僕が昨年までに試した中でもSRIXONブランドになる直前のDunlop Diacluster 3.5 HDSとYONEX RDiS 300MPは特にこの点非常によく出来ていた。ラケットが勝手に走る感じで、意識しなくともスイングスピードが上がるのだ。ちなみに、Wilson製品は、K Tourシリーズはまあまあだったが、総じてこの点では遅れている気がする。

上記の傾向が原因となり、今回の試打会で一番苦戦したのが実はサービスだった。後述のHEAD YouTek Prestigeシリーズを含め、いつものつもりで振るとヘッドが早く回りすぎてしまい、まったくタイミングが合わなかったのだ。まあ、スピードをかなり落とせば違うのだろうが、それでは試打の意味がない。もちろん、慣れればエネルギーの節約に直結するので、“浮気相手”をはっきり決めれば解消できる問題。

ずんぐりした印象のフォルムが標準であるBABOLATもスイングスピードの上げやすさという点ではあまり見るものはない気がする。AERO PRO DRIVEも、(市販バージョンはウーファー付きのためか見た目より柔らかい打感である一方、)振りやすさは宣伝文句ほどではない。

サンプラスの真似をして、Pure Storm Tourを使ってみたが、試打のラリーレベルでははっきりした特徴は見えにくかった。(Prostaff系ユーザーにとって)普通に使え、真っ直ぐの飛びが過剰に強調されないのは有り難かったが、逆に面安定性はそれほどでもなく、スペックよりトップヘビーに感じるぐらいか。中空ラケットらしい細かな振動はなかったかな。サンプラスがとりあえず使っているのも納得できる気がしないでもない。

SRIXON X2.0 Tourはショップで勧められていたので期待していたのだが、あまり印象は残らなかった。期待した振動吸収性も、細かな振動はそこそこ殺されていたが、いかにも中空ラケットだなという打感。総じて中途半端な感じ。初代Aerogel 200ほど強烈ではないが、打球は意識しないと回転がかかりにくく、真っ直ぐ飛んでいく傾向が強い。ストロークしか試していないが、これだったら僕はスピードが出やすいAerogel 200 4Dの方が気持ちよく打てる。そういえば全豪オープンでSix.One Tour BLX 90を使い、その後(黒塗りの)Aerogel 200に戻してしまった様子のジェームズ・ブレークは全仏を欠場してしまった。

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