コロンビアで起きた航空機墜落事故でブラジル1部シャペコエンセの3選手の生存が確認されたが、その内の1人である24歳のGKジャクソン・フォルマンは両足を失う恐れがあるようだ。29日付のブラジル紙『UOLエスポルテ』が報じている。

 現地時間28日にシャペコエンセの選手たちを乗せた航空機が、コロンビアのメデジン近郊の山岳地帯で墜落した。この墜落事故で70名を超す死傷者が出たが、奇跡的に現在6名の生存者が確認されており、その内の3名がシャペコエンセの選手だと報じられている。

 しかし、 フォルマンの手術を執刀したギジェルモ・レオン・モリナ医師は、「ジャクソンは集中治療室で我々の治療のもと安定した状態にある。今朝の手術で右足を切断したが、左足を切断する可能性はないとはいえない。今は明白なことは言えないが、まだリスクを負っている」と両足を切断する恐れもあることを明かしている。

 フォルマンは、ブラジル3部のジュベントゥージでデビュー。それからグレミオ、リネンセ、URTを経て今年からシャペコエンセに加入した。これまで同クラブでは、現地時間8月26日に行われたコパ・スダメリカーナ第2回戦1stレグの1試合しか公式戦には出場していない。