「シャンシャンが立った!」子パンダ 二本足で立つ…頑張り中 上野動物園
上野動物園のパンダの子「シャンシャン」は今月10日、生後4カ月(120日齢)を迎えた。身体検査も14回目を迎えて慣れたものだが、体長70センチ近くまで大きくなったことから、飼育員ふたりがかりで測らなくてはならなくなった。
動物園によると、シャンシャンの現在の体重は7.7キロ、体長は69.8センチ。後ろ足の力はさらに強くなって、行動範囲はさらに広がるとともに、産室では柵に手をかけて二本足で立つようすも時折見られるという。
以前の検査では小さな犬歯がわずかに顔を出している程度だったが、最近では臼歯も生えてきているという。人間の乳幼児と同様に、生え始めた歯がむずがゆいのか、母親に与えられたタケや産室の柵に噛み付く姿も確認されている。
8月末までは母親のシンシンと一緒に産室で過ごしていたが、最近では室内展示場(非公開)と寝室を行ったり来たり。母親が子パンダを置いてタケを食べていると、高さ数センチほどの敷居を懸命にまたぎながら母親の元へ駆け寄る姿が大変愛らしい。