東京都練馬区と板橋区にまたがる都立城北中央公園で25日、約20羽のカラスと2羽のムクドリの死骸が見つかった。24日にも同公園内で約50羽のカラスの死骸が見つかっており、警視庁は鳥獣保護法違反などの疑いも視野に調べている。

 練馬署によると、署員が25日午後2時ごろ、園内で前日にカラスの死骸が大量に見つかった辺りを規制し、警戒していたところ、木の上からカラスが落ちてきたのを発見。規制範囲内を見回ったところ、ほかのカラスやムクドリの死骸が見つかったという。

 いずれも目立った外傷はなく、鳥インフルエンザの可能性は低いとみられるという。公園全体は約26ヘクタールの広さだが、大量の死骸が見つかっているのは規制をしている直径約40メートルの辺りだけだった。署は死骸を鑑定し、死因を調べる。