常連のOさんが知人のKさんを連れてきた。
客O「ここのマスター、ようテレビに出てるで」
客K「へえ、そうなんや」
客O「20回以上は出てるなあ」
客K「何で出てるのん？」
私 「ほとんど手品で残りは手錠」
客K「手錠？何を悪いことをしたん？」
私 「窃盗や」
客O「またまた、冗談を言うて」
私 「ホンマやて。お客さんが座ったらセットゥとってるねん」
客O「それ、セットやろ。スナックやったら当たり前やがな」
私 「実は他にも窃盗してるねん」
客K「何を盗んだん？」
私 「お客さんの心を盗んでん」
客K「心を盗むて何？マインドコントロールか？」
私 「違う、手品でハートをとらえることや」
客K「それ、心を奪うやん」
私 「奪うも盗むも一緒や」
客K「どっちにしてもそんなんで手錠はかけられへんわ」
※謎かけ：窃盗とかけて、高齢者施設の手すりと解く。どちらも(捕まり・掴まり)ます
#謎かけ #おじんギャグ #窃盗 #スナックタイガース #チャレン爺有村 #有村正
タイガースファンのお客さんと阪神の最強助っ人ベスト10の話をした。1位はみんなが知っているあの人ですが、2位以下は誰がランクインしているのでしょうか。10人の他にもチームに貢献したした外しがたい外国人を4人加えて14位までを紹介します。
また、阪神の歴代外国人選手のデータと主な助っ人の似顔絵を掲載したHPを作成しました。こちらもどうぞ⇒http://www.ainet21.com//tig-n.suketto.htm
１４位 トレイ・ムーア (2002–2003)
48試合、293回、20勝17敗、210奪三振、防御率3.72
＜評価＞
センス抜群のバッティングで有名な投手外国人です。
2003年は日本シリーズ7戦目で3回5失点と打ち込まれ、敗戦投手となり日本一を逃しています。
それもあってか同年阪神を退団しています。
１３位 セシル・フィルダー (1989)
106試合、116安打点、打率.302、38本塁打、81打点、0盗塁
＜評価＞
1年目にいきなり活躍を見せた大型スラッガータイプの外国人です。
1年目からOPS1.031の好成績も、契約面が折り合いがつかず1年で退団し、デトロイトタイガースに入団します。
メジャー移籍後も活躍を見せ、デトロイトタイガース初年度は51本のホームランを放っています。
１２位 マウロ・ゴメス (2014–2016)
425試合、420安打点、打率.270、65本塁打、260打点、3盗塁
＜評価＞
2014年に阪神にやってきた勝負強い助っ人外国人です。
初年度にOPS.861の活躍を見せ、長期にわたって活躍するかと思いきや次年度から
徐々に成績が下がり、2016年オフに自由契約となっています。
１１位 クレイグ・ブラゼル (2009–2012)
443試合、433安打点、打率.280、91本塁打、278打点、1盗塁
＜評価＞
2010年の強力打線の一角を担った外国人です。
ホームランを打つ技術はかなり高いものの、選球眼が悪いため四球を選ぶことが出来ない点と、
守備があまりよくないことがネックになり退団しています。
１０位 アンディ・シーツ (2005–2007)
412試合、463安打点、打率.283、47本塁打、214打点、1盗塁
＜評価＞
2005年優勝に大きく貢献した巧打・好守の野手です。
引退後もスカウトとしてマット・マートンを推薦するなど、現在も阪神タイガースに貢献しています。
９位 ジョージ・アリアス (2002–2004)
367試合、357安打点、打率.265、95本塁打、273打点、8盗塁
＜評価＞
2003年優勝に大きく貢献した野手の助っ人外国人です。
かなり強い2003年は38本のホームランを打ちながら6番（後半から5番）を打ち、
試合を決定付ける一打を打ちまくっていました。
文句なしの活躍でしたが、高年俸（3億円）と、タイロン・ウッズの獲得を目指す球団の意向もあり、2004年に阪神を退団しました。
８位 マット・キーオ (1987–1990)
107試合、678回1/3、45勝44敗、398奪三振、防御率3.73
＜評価＞
87～90年に在籍していた先発投手です。
ストレートとカーブを武器に、3年連続2桁勝利もマークしました。
暗黒時代の阪神の数少ない希望でしたが、1990年に足を故障し7勝止まりとなり自由契約となりました。
７位 マイク・ラインバック (1976–1980)
565試合、598安打点、打率.296、94本塁打、324打点、28盗塁
＜評価＞
1970年代に活躍した助っ人外国人です。
高い打率と20本前後のホームランを放つ、中距離タイプの打者です。
ランディ・バース活躍以前は阪神の中で最も人気のある助っ人外国人です。
６位 マット・マートン (2010–2015)
832試合、1020安打点、打率.3107、7本塁打、417打点、27盗塁
＜評価＞
秋山に抜かれるまでシーズン214安打のNPB記録を持っていた巧打力のある外国人です。
毎年200本近いヒットをマークし、長年阪神打線において貢献してきました。
しかし、高打率なものの四球が選べず、長打力も低く、また守備も悪いという点があり
2015年シーズン終了後に自由契約となっています。
2016年からはシカゴ・カブスで川崎宗則とチームメイトになっています。
５位 ランディ・メッセンジャー (2010–2019)
263試合、1606回1/3、98勝84敗1H、1475奪三振、防御率3.13
＜評価＞
2017年現在も在籍している、タフな先発ピッチャーです。
長い回を投げられるスタミナと、奪三振能力が抜群に高く、毎年2番手～3番手で安定した活躍を見せます。
入団初年度は中継ぎでしたが思うような結果は残せず、2年目に先発に転向してその才能が開花しています。
４位 トーマス・オマリー (1991–1994)
490試合、548安打点、打率.318、74本塁打、304打点、6盗塁
＜評価＞
「オマリーで、オマ！」で有名な、現在もＣＭに出演する阪神ファンの間では有名な外国人です。
引退後は阪神のスカウトに任命されましたが、つれてくる外国人がことごとく
外ればかりで、スカウトとしてはダメ外国人であることで知られています。
３位 ジェフ・ウイリアムス (2003–2009)
371試合、371回2/3、16勝17敗47S141H、418奪三振、防御率2.20
＜評価＞
JFKの一角を担う、阪神史上最強のセットアッパーです。
歴代でも最強クラスのスライダーと、MAX156kmのストレートで、
相手ファンに絶望感を与えるピッチャーでした。
2005年は防御率0.96とほとんど打たれないピッチングを見せています。
２位 ジーン・バッキー (1962–1968)
239試合、1541回1/3、100勝73敗、799奪三振、防御率2.31
＜評価＞
阪神史上最強の先発ピッチャーです。
入団から7年間で100勝をマークし、特に1964年は１シーズンで29勝をマークする圧倒的な活躍を見せています。
王・長嶋時代に活躍したピッチャーです。
１位 ランディ・バース (1983–1988)
614試合、743安打点、打率.337、202本塁打、486打点、5盗塁
＜評価＞
阪神史上最強の助っ人外国人です。
いや、阪神史上どころか最大瞬間風速はＮＰＢ助っ人外国人史上最強とも言えるでしょう。
このバースが残した.389の高打率はＮＰＢ記録でいまだ抜かれていません。
今もなお、阪神の外国人が活躍すると「バースの再来」と言われ、バースの名は阪神ファンの中で
語り継がれています。
ダジャレの好きなTさんに色のダジャレを連発した。
私 「大阪の商売人は赤いで」
客T「なんで？」
私 「いつも儲かり真っ赤、言うてるやん」
客T「ホンマやなあ、大阪の商売人は儲かりまっかて言うなあ」
私 「エールを送って応援する人は白色や」
客T「なんで？」
私 「ファイト！＝ホファイト」
客T「ちょっと無理があるなあ」
私 「ハローワーク行く人は色が無いねん」
客T「なんでや？」
私 「ムショク」
客T「なるほど、無職と無色をかけたんかいな」
私 「先祖は橙色」
客T「ああ、代々＝ダイダイやろ」
私 「台所の色は真紅」
客T「シンクと真紅！」
私 「よう分かったなあ」
客T「マスターの考えてる事、分かって来たわ」
私 「人生は？」
客T「色々って言いたいんやろ。島倉千代子の歌やん」
私 「Tさんの人生は？」
客T「えっ、俺の人生の色？」
私 「Tさんの人生は…、♪人生エロエロ～」
客T「俺がエロってか！」
私 「アッチの方、お嫌いですか？」
客T「好きです…」
私 「男は昔からアッチの方は好きやねん」
客T「昔て、いつからや」
私 「エロ時代から」
客T「はいはい、江戸時代ね」
私 「男がエロいのが好きなのは、歌でもあるやん」
客T「どんなん？」
私 「♪エロいのは男の罪～それを許さないのは女の罪～」
客T「それ、チューリップの"虹とスニーカー”やろ。出だしは♪わがままは 男の罪、や」
私 「気ぃついてくれて、えろうすんまへん」
※謎かけ：色々とかけて、様々な才能を持っていると解く。どちらも(多彩・多才)です
堺区・大浜公園の前の信号で、パトカーが工事現場のフェンスの陰に隠れて、臨海方面へ行く車の信号無視を取り締まっている。
パトカーの隠れている様子が散歩中に遊歩道から見えるのだが、今日は10分の間に2台の車が引っかかった。
私 「可哀そうに、罰金が勿体ないな」
妻 「数秒の違いで9,000円パーやね」
私 「俺は3年半、無事故無違反や」
妻 「コロナになってからぜんぜん乗ってないやんか」
私 「そうやったな」
妻 「そう言えば5、6年ほど前にアンタも信号無視で引っかかったなあ」
私 「あの時も中環の信号の脇に隠れてたんや」
妻 「サイレンを鳴らして追いかけられたからびっくりしたわ」
私 「俺は黄色になる寸前やったから大丈夫やと思(ｵﾓ)てた」
妻 「けど、警察官は赤で侵入したと言うて、押し問答やったね」
私 「俺は黄色になる寸前や！警察官は赤や！言うてお互いに全然引けへんかった」
妻 「警察官は二人の四つの目で見てたて言うてたしね」
私 「その内に、僕らはアソコで400回以上も捕まえてるから目を瞑ってても分かると言うてん」
妻 「アソコは信号無視が多いんやね」
私 「俺は目を瞑ってて信号無視が分かるんか！と突っ込んだら口ごもったわ」
妻 「あれは成り行きで言うたんやろうけど、勇み足やったね」
私 「そうや、あの一言を突っ込んだから違反切符を切られへんかってん」
妻 「運が良かったから無違反で済んだけど、運が悪かったら信号無視は大事故を起こすで」
私 「そやなあ、信号無視で大事故でも起こしたら一生パーになるとこやなあ」
妻 「ホンマやで、信号は気をつけんなアカンで」
私 「これからは黄色どころか、青になったら停止するわ」
妻 「後続車が来たら危ないわ！」
※謎かけ：信号無視とかけて、販売促進を略した言葉と解く。どちらも(反則・販促)です。
梅雨明け宣言 空は晴れ渡り
お日様の笑顔が 心を照らす
君が連れてきた夏 欣快の至り
重たかった気分 軽やかになり
元気に歌おう この胸の鼓動
一つまた一つ 見つけた幸せ
笑顔が溢れる 太陽の季節
緑の木の葉が 潤い宿し
蝉の声が響く 夏の序章
夜空に瞬く 煌めきの星々
微笑み交わした 二人の影絵
夏の夜風が 吹き抜ける街を
切なさも忘れて そぞろ歩く
梅雨明け宣言 満ちる解放感
心のままに どこまでも進もう
君が連れてきた夏 欣快の至り
重たかった気分 軽やかになり
元気に歌おう この胸の鼓動
サーフィンのビートに 心弾ませて
波の音が奏でる 真夏のメロディ
夕焼けに染まる 空のグラデーション
夏風が運ぶ 想いのメッセージ
波打つ海辺に 凛と舞う風
涼を受けながら 想い出に浸る
砂浜に描いた 明日への夢
君と歩む未来が 輝いていた
梅雨明け宣言 空は晴れ渡り
お日様の笑顔が 心を照らす
君が連れてきた夏 欣快の至り
重たかった気分 軽やかになり
元気に歌おう この胸の鼓動
■亡き娘の若かれし頃を思い出して詩を作りました。
※欣快(きんかい)の至り＝喜ばしく快いこと。
※慕嬢詩(ﾎﾞｼﾞｮｳｼ)＝亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
今日のお客さんとの会話の流れから、永山絢斗の話題になった。
私 「永山絢斗、保釈されたね」
客D「ニュースでやってたな。保釈金300万円で」
私 「大麻に大枚(たいまい)をはろたんや」
客D「大げさな、永山絢斗には300万円は安い方やで」
私 「永山絢斗、これからどないなるんやろな？」
客D「所属事務所は、更生を支えつつ契約は検討すると言うてたな」
私 「永山絢斗だけにケントウするか、事務所はウィットに富んでるなあ」
客D「別にとんちを利かせたわけではない！」
私 「あ、そうか。俺のとんちがいやった」
客D「それ、かんちがいやろ。しょうもないダジャレを言うて」
私 「更生をするんやったら、寺で修行したらエエねん」
客D「どこの寺？」
私 「奈良の當麻寺(たいまでら)」
客D「名前が悪いわ」
私 「それはそうと、大河で大麻を下ろされたなあ」
客D「逆や！大麻で大河を下ろされたんや」
私 「せっかくエエ役をもろてたのに、もっタイマい」
客D「もったいない、やろ！」
私 「あ、永山絢斗にふさわしいドラマを制作したらエエねん」
客D「どんなドラマ？」
私 「大河ドラマをにおわした、大麻ドラマ」
客D「そんな違法なタイトルのドラマ、誰も見(ﾒ)ーへんわ」
私 「ほんだらハクション大麻王は？子供向けでエエやん」
客D「よけい、悪いわ！」
#謎かけ：永山絢斗とかけて、出版社と解く 解く。どちらも(更正・校正)が必須です
50代後半の女性客2人が深夜の12時に来店。
私 「H子ちゃんとM子ちゃん、久しぶりやなあ」
私 「私ら滅多に来ないのに、名前を憶えてもらって嬉しいわ」
私 「俺、名前を覚えるのん、得意やねん」
客M「なんで？」
私 「お客さんが少ないから」
客M「そっち～」
私 「それにしても久しぶりやなあ」
客H「この前に来たのがコロナ前やから、3年半ぶりになるわ」
私 「そないなるか～」
客H「だからマスターの生存確認に来てん」
私 「最近のお客さん、みんなそない言うてくれるわ」
客H「マスターは若くないから、みんな心配やねん」
私 「有難いなあ。因みにこんな遅い時間に若い娘さんが飲みに来て、大丈夫か？」
客H「私ら“若い”やてぇ。そんなん言うてもらえるのはこの店だけやわ」
私 「そら、俺とこは年配客が多いから、H子ちゃんらは若手に入るで」
客H「私らもう若くないよ」
客M「この間、飲み屋さんの帰りに後ろから歩いてきた男性に声を掛けられてん」
私 「Mちゃんが若いから、ナンパしようと声を掛けたんや」
客M「それが、追いついて私の顔を見て『気を付けて帰りや～』と言われてん」
私 「なんやそれ」
客M「後ろ姿は若いから声をかけて、顔を見たら年寄りと思ってナンパをやめてん」
私 「失礼なやっちゃなあ。顔を見て中森明菜かいな」
客M「えっ、中森明菜？」
私 「中森明菜の代表曲は難破船。ナンパせん！」
客H「久しぶりにマスターのダジャレを聞いたわ」
※謎かけ：ナンパとかけて、神仏の恵みは？と解く。どちらも(口説く・功徳)でしょう
7月に入り23年4月期の春ドラはNHK『らんまん』以外はすべて終わり、新しい夏ドラがちらほらスタートしたがまだこれといった作品はない。
23年春ドラで私はTBS『ラストマン-全盲の捜査官』が一番良かったと思ったが、妻は『あなたがしてくれなくても』が一押しだった。
この作品は、吉野みち(奈緒)陽一(永山瑛太)と新名誠(岩田剛典)楓(田中みな実)の二組の30代夫婦のセックスレスをテーマした大人の恋愛ドラマ。
元来、私はミステリー・サスペンスドラマが好きで、この手のドラマは間つなぎに観賞。だが、妻が推奨するのでじっくり観ているうちにハマってしまい毎週楽しみにする様になっていた。
人間関係の微妙な、曖昧な、はっきりとしない感情の絶妙な描写がとても上手く、エロに走るわけでも、ドロドロに走るわけでもなくちょうどいい世間ウケする内容だった。
タイトルに隠された意味を「あなたがしてくれなくても、私を満たしてくれる別の人がいる」という意味だと思って見ていたので、最終回タイトルで締め括られた時、「あなたがしてくれなくても、あなたと一緒にいたい」という意味だったのかと、結末も含めて良い意味で裏切らた。
私も妻もハマったもう一つに、昨今の流行りに沿っておしゃれな画作りだったにもかかわらず、昭和の香りのする挿入歌「ダンスはうまく踊れない」が絶妙のタイミングで流れ、B'zの稲葉浩志の甘く切ない歌声がドラマの世界観にとても合っていてじんわり沁みた。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
私は仕事が終わってからいつも1本か2本ドラマを見るが、こういう系統はあまり興味がなく、見るのが無くなった時の間つなぎ用にと録画していた。
がしかし、若い女性のお客さんに『日曜の夜ぐらいは』が面白いよ、と勧められて録画を見るようになった。
ドラマは、ラジオ番組が企画するバスツアーで知り合って仲良しになった3人の女性が、旅行の思い出にと1枚ずつ購入した宝くじが3000万円当選した。
3人で相談した結果、「カフェを開く」という共通の夢を得て、実現に向けて各人が情報収集するなど始動する。
私はスナックを経営しているだけに、若い子たちはどんな店を作るのか興味が湧いて毎回楽しみにする様になった。
カフェ開店に向けて歩んだ3人に、頼れる仲間のみね君や賢太も加わり、邦子さん、富士子さんも手を貸してくれた。
サチの父親と若葉の母親の毒親や翔子の遺産相続の件などの問題を抱えているので、この先何か起きるのでは？…と気に掛けながら見てたが、不幸へのどんでん返しはなく丸く収まった。
とりあえずハッピーエンドだったが、ドラマの深みとしては少し物足りなさを感じた最終回であった。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
先日、知り合いが「最近始めた家庭菜園で、初めての収穫したキュウリとトマトや」とおすそ分けでくれた。
心優しい彼の愛情と丹精を込めて育ったキュウリとトマトは、話のタネにもなり私たちの食卓に喜びと満足をもたらした。
トマトを受け取った時、その瑞々しさが手のひらに広がり、まるで太陽のエネルギーをたくさん受け取ったかのような鮮やかな赤色は、生命の活力を与えてくれる。
そして、その夏を感じる爽やかな香りは口の中で広がり、口に運ぶ瞬間はこの上ない幸福感を感じた。
一方キュウリは、形が悪いが初心者の手作り感がかえって温かみが伝わる。
キュウリの皮の表面に触れると、水分がにじみ出てくる感触が心地よく、まるで自然と一体化しているような気分になる。
そのままサラダに加えると、キュウリの独特な風味とシャキシャキした食感が一品を引き立て、食卓に新鮮さと生命力をもたらす。
「キュウリとトマトにはビタミンCが多く含まれていて美肌効果につながり、β-カロテンは目の健康や日焼けやシミを防ぐ働きがある」と、生前の娘はサラダに加えたりスープにして食べていた。
キュウリとトマトの味わいに、娘と共に過ごした日々の香りが漂う家族の食卓の光景は、昨日のことのように鮮明に思い浮かんだ。
※慕嬢詩(ﾎﾞｼﾞｮｳｼ)＝亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
