●恐妻家

　年配のYさんは奥さんのことを「奥」と言うとか。

　私 「へえ、奥さんの事を奥と言うの？」
　客Y「そうや、奥方とか奥様をの省略形や」
　私 「奥方とか奥様の省略形？奥はオクゆかしいんや」
　客Y「マスターは、奥さんの事をヒトにどない言うのん？」
　私 「俺は嫁さんとか嫁はん」
　客S「僕は妻とか細君」
　私 「S君は家内と言えへんか？」
　客S「何で？」
　私 「恐妻家やから、おっカナイ」
　客S「僕、恐妻家と違うで。マスターが恐妻家やろ」
　私 「分かる～？」
　客S「分かるわ。いつもしょうもない事を言うから、ママの顔を伺ってるやん」
　私 「あっ、俺は嫁はん以外に、ワイフとかサイフとかナイフとか言うわ」
　客Y「ワイフは分かるけど何でサイフとかナイフやねん！」
　私 「サイフは財布を握ってるから。ナイフは料理をするからや」
　客Y「こじつけもエエとこやな」
　私 「刑事コロンボは『うちのカミさんがね』と言うね」
　客S「何でカミさんて言うんやろね？」
　私 「カミさんとは、上様(かみさま)で、妻を敬(うやま)った呼び方や」
　客S「Tさんは奥さんの事を女房て言うてたで」
　私 「ああ、Tさんはおっぱい星人やからや」
　客S「それ、女房と違って乳房やん」
　客Y「つまらんことばっかり言うて」
　私 「仕方がない、妻の話やからツマらん事も言う」
　客Y「ダジャレで返すか、返答にツマるわ」
　私 「Yさんもダジャレを言うてるやん」
※おっぱい星人＝女性の乳房(おっぱい)に対する興味、関心が一般の人より高い人を指す俗語。

　謎かけ：恐妻家とかけて、 サッカー日本代表と解く。どちらも(夫人・布陣)がモノをいいます

●労災

　妻は毎月約40分、バスに揺られて大阪労災病院に通っているが、今月は診察と検査とその結果を聞きに行くのに3度も通院した。
　今日は検査の結果を聞いた後、先生に「もう仕事をしてるのか？」と尋ねられたとか。
　私　「どない答えたん？」
　妻　「まだ働いてません、コロナで4月からずっと休んでます、と答えてん」
　私　「そんなけ休んでたら、先生は店はどないなってるのか、気になるやろな」
　妻　「だから、夫が一人で老体にムチを打って働いてます、と言うてん」
　私　「そこで、夫は老体にムチを打って働いて、私は労災にムチを打って通てます、て言うたら受けるのに」
　妻　「私はそんなキャラと違うから変な人に思われるわ」
　私　「大丈夫や、相手は労災やから老妻には労(ﾈｷﾞﾗ)いの言葉をかけてくれるで」
　妻　「労いの言葉て、どんなん？」
　私　「ご苦労さい」
　妻　「言えへん言えへん。先生はそんなダサいダジャレは言えへんわ」
　私　「ダサいか？許してくダサイ」
　妻　「ダジャレはもうええって！」

　謎かけ：労災とかけて、ビューティサロンと解く。どちらも(病院・美容院)です

●パソコン修復も…

　1か月ほど前にノートPCが故障したので修理に出し、2週間ほど前に初期化(出荷時の状態)されて戻ってきた。
　さて、動画を編集するWindowsムービーメーカーを起動しようとアプリを探したが見当たらない。
　ネットで調べると「2017年からムービーメーカーを含むWindows Essentialsのサポートが終了し、(中略)公式でムービーメーカーを使用できません」とのこと。
　現在使っているデスクトップPCは新しいのでWindowsムービーメーカーが無く、別の動画編集アプリをインストールしている。
　しかし、細かい切り貼りや細かいタイムの調整が難しく、現在取り組んでいるPMV(個人歌唱映像)の編集には不向きだ。
　たまたま新聞広告で見た中古のPCに、もしやムービーメーカーが入っているかもと問い合わせたが、Windowsは新しくなったのでムービーメーカーは無いとか。
　動画は全て使い慣れたノートPCで作成していたが初期化した為に、PMV用のデーベース化していた動画や写真画像が全て消えていた。
　PCが修復したことよりも、ムービーメーカーとデーターベースが消えたことがショックで、それ以来動画の作成はしなくなった。
　今は気を取り直してPMVにふさわしい動画や写真画像を集めては編集してデータベース化をしている。
　そして、現在デスクトップにある動画編集ソフトを、如何にして使いこなすかを無い知恵を絞って奮闘している。

●Go To トラベル

　旅行好きのAさんが嘆いた。

　客A「Go To トラベル、中止になったなあ。楽しみがなくなったわ」
　私 「えっ、中止に？ほんだら俺、Go To トラベルの給付金もらわれへんなあ」
　客A「何処か旅行でも行くんやったんか？」
　私 「いや、腰痛が悪化して、ヨウツウ・トラブルやねん」
　客A「そんなん、くれるわけ無いやろ！」
　私 「腰痛が治れへんから、よううつやわ」
　客A「それ、ゆううつやろ！」
　私 「よう気が付いた！」
　客A「Go To トラベル、急に一斉停止をしたので宿泊施設の予約キャンセルが相次いでるとか」
　私 「政府は停止はしないと言うてたのに突然の停止であちこちで戸惑う人が続出」
　客A「そうや、そやから“Go To トラブル”と皮肉る人も」
　私 「高橋ジョージも俺のバンドの名前を汚された、言うて嘆いてたわ」
　客A「高橋ジョージて誰や？」
　私 「ロードで売れた、THEトラブルのボーカルやん」
　客A「あれはトラブルと違う！虎舞竜や」
　私 「そうやったなあ。ややこしいから気が滅入るわ。こちとらブルーになるわ」
　客A「はいはい」
※こちとら＝おれたち。おれ。

　謎かけ：Go To トラベルとかけて、事の成り行きを注意深く見たと解く。どちらも(中止：注視)しました

●散歩

　最近、妻と散歩をしている。コロナ過になった4月から妻は店を休んでいるが、日曜の仕入れと通院以外は外出をしない。
　時々妻は主治医に「運動をしなさい」と言われていたので、涼しくなった9月の中旬になってから散歩をするようになった。
　私は「15分でも何もせーへんよりはマシやで」と誘い出し、ようやく妻は重い腰(体重は38kgだが…)を上げた。
　当初は15分で「しんどい」と言っていたが、週に5、6回歩くようになってからは「せっかく表に出たんやからもう少し歩こ」と歩数を伸ばした。
　主治医に「運動してるか？」と尋ねられ、「15分歩いてます」と答えたら「たった15分？」と怪訝(ｹｹﾞﾝ)そうに言われたので歩数を伸ばすようにしたとか。
　日によっては50分を超える事もあり、家を出る午前は肌寒いが、帰宅する頃には「心も身体もホカホカして気分爽快になるわ」と妻。
　私は「そうかい」と返答。気分爽快になるとダジャレもスッと出てくるものだ。
　えっ、ダジャレはしょっちゅう言うてるてか。

　謎かけ：散歩とかけて、夏服の素材と解く。どちらも(朝・麻)が良い

'20神戸ルミナリエ

　13日の金曜日…、ではなく13日の日曜日。テレビで『私と神戸ルミナリエ』（案内役：戸田恵梨香）を放送していた。
　今年はコロナ禍の影響で『神戸ルミナリエ』が中止になり、それを受けての放送だそうだ。
　阪神淡路大震災を機に、鎮魂と追悼と街の復興を願って1995年12月から開催された『神戸ルミナリエ』。
　それ以来、この希望の灯りは、震災で打ちひしがれた神戸の街と市民に大きな感動と勇気を与えてきた。
　そして神戸を象徴する行事として多くの人々に支えられ、今では神戸の冬の風物詩となっている。
　その25年分の番組は、毎年テーマを設定し、そのイメージに沿って制作された変わりゆくルミナリエを編集。
　祭りやイベントが好きだった娘は、開催当初から恋人や友達と何度か行き、「感動した」と言っていた。
　その話を聞き、いつかは行ってみたいと思っていたが、商売柄、12月は忙しくて行けずじまいだった。
　それが今回の中止を受けての放送で、神戸に行かずともルミナリエに触れることが出来た。
　無理だと分かっているのに、つい多くの人で混雑している中に亡き娘が映っていないかを探してしまう。
　点灯時の大歓声に娘の声が混ざっていないか？など切ない思いをはせ、ルミナリエに行った娘の写真を重ねながら見た。
　“優しい光”の意味を考えつつ、震災の経験や色々な思いを引き継いで、ルミナリエはずっと存続して欲しいと思う。

#改名

　最近のお客のKさんは12月29日生まれだとか。

　私 「へえ、12月29日生まれかいな。年末のせわしない時に生まれたんやなあ」
　客K「そやねん」
　私 「1月1日生まれにしてもろたら良かったのに。昔、12月末生まれを1月1日にした人がいてたで」
　客K「1月1日やったら誰も忘れへんし、みんなが祝ってくれるからエエんやけどな」　
　私 「12月29日は年末で忙しいので、誕生日なんか忘れてるし覚えてても構ってくれへんなあ」
　客K「そやねん。1月1日にしてくれてたら人生が変わってたかもしれへんし」
　私 「K君が1月1日にしてや、言うてしっかり訴えたらよかったのに」
　客K「なんでやのん。生まれたての赤ちゃんがそんなこと分かれへんがな」
　私 「ああ、そうやったな」
　客K「母親が1月1日にしたら、と言うたけど父親が頭が固かったのでアカンかったらしいわ」
　私 「ほんだら名前を替えたらエエねん。改名をした人は結構いてるで」　　　
　客K「どない替えるのん？」　
　私 「1月1日。加藤1月1日、これやったら誰も忘れへんし祝ってくれるで」
　客K「加藤イチガツツイタチ…、呼び方が長ったらしくてしっくりせえへんわ」
　私 「加藤ガンタン、これどうや。1月1日はガンタンやから、覚えるのもガンタンや」
　客K「それ、簡単やろ。しやけどなんとなく日付を名前にするのん、抵抗があるなあ」
　私 「日付を名字にしてるのんはあるで」
　客K「例えば？」
　私 「四月一日はワタヌキ、八月一日はホズミ、十二月一日はシワスダ、という名前があるねん」
　客K「へえ、そんな名前があるとは知らんかったわ」
　私 「ただ氏名を変更するのには、原則、家庭裁判所の手続きが必要やねん」
　客K「家庭裁判所に申し立てせんなアカンのかいな」
　私 「それに改名するには正当な事由が必要やねん」
　客K「ややこしいんやなあ。俺はもう58歳やし、誕生日を喜ぶ年でもないし改名はエエわ」
　私 「それを早よ言うてくれんな。いろいろアイデア出して損したわ」
　客K「マスターが勝手に改名を言い出したやん」
　私 「ああ、そうやったか。改名の言い出しっぺが解明して安心したわ」
　客K「はいはい、ダジャレを言いたかったんやね」

　謎かけ：改名とかけて、クラブでホステスをチェンジすると解く。どちらも(氏名・指名)変更します
※因みに五月七日＝つゆり、六月一日＝うりはり、八月十五日＝あきなか、八月三十一日＝ほずのみや、十一月二十九日＝つめづめ、十二月＝しわす

＃小林幸子

　音楽番組を見ていた妻が小林幸子の肌を見て一言。 

　妻 「小林幸子、肌がキレイなア」 
　私 「テレビはキレイに映る様に撮ってるんや」 
　妻 「しやけどシワがないで」 
　私 「よう見てみ、小さいシワはあるやろ」 
　妻 「そうかなあ？」 
　私 「コジワし幸子と言うくらいやから」 
　妻 「ダジャレやん」 
　私 「それにしても小林幸子、懐かしいなあ。昔、出てきた頃は変な名前やと思たわ」 
　妻 「何で？」 
　私 「小林辛子やと思てん」 
　妻 「幸の棒を一本抜いて読んだんやな」 
　私 「そうやねん。さっちゃんには悪い事をしたわ」 
　妻 「さっちゃんて、エライ馴れ馴れしく言うて」 
　私 「俺、さっちゃんを知ってるねん」 
　妻 「ホンマか、アンタと一緒になってだいぶなるけど初めて聞いたわ」 
　私 「そらそうや。初めて言うたもん」 
　妻 「小林幸子の知り合いてホンマか？」 
　私 「そうや、俺は知ってる。ただ…」 
　妻 「ただ…？」 
　私 「相手が知らんだけや」 
　妻 「そんなん芸能人はみんなそうや。まぎらわしい事を言わんといてんか」 
　私 「しっつれいしました！」 

　謎かけ：小林幸子とかけて、おしはかって知ると解く。どちらも(さっち・察知)です
※実は30年ほど前、MBSテレビの『乾杯!トークそんぐ』と言う番組に出演した時に小林幸子さんと色々と会話をした事があります。

●身支度

　今日は仕入れに行くのたが、妻は身支度に時間がかかる。
 
　私 「まだか～？」 
　妻 「私、どっか行く言うたら、時間が掛かるねん」 
　私 「ホンマやなあ、3時間は掛かるなあ」 
　妻 「大げさな。亭主やったらフォローをしてや」 
　私 「どっか行く言うたら、5分で用意できるなあ」 
　妻 「そこまで言うたら嫌味になるわ。それにしてもアンタは時間が掛かれへんなあ」 
　私 「そやなあ。俺は身支度に一番時間が掛かるのんは髪のセットや」 
　妻 「なんでーな。帽子をかぶるだけやん」 
　私 「嘘をついて、ぼうしわけない」 
　妻 「アンタの相手してたら、よけいに時間がかかるわ」
　私 「時間かけて身支度しても、誰も見(ﾒ)ーへんで」
　妻 「誰かに見てもらう為に身支度をしてない。女のたしなみよ」
　私 「どこかに出かけるたびに嫁の身支度の為、me自宅(ﾐｰｼﾞﾀｸ)で待機やなあ」
　
　謎かけ：身支度とかけて、クリスマスツリーと解く。どちらも(着飾り・木、飾り)ます

カシューナッツ

　お客のM子さんが、カシューナッツをくれた。

　私 「カシューナッツナッツか。昔、よう食べたわ」
　客M「これ、カシューナッツの本場、インドのお土産よ」
　私 「いつ食べてもうまいなあ、この味はナッツカシューございます」
　客M「ダジャレかいな。カシューナッツは身体にいいのよ」
　私 「そうそう、それで歌手は夏バテ防止に夏に食べるらしいね」
　客M「本当？そんなの聞いた事が無いわ」
　私 「何でーな。歌手夏に食べるからカシューナッツて言うんやろ？」
　客M「言えへん、言えへん」

 

　謎かけ：カシューナッツとかけて、起業にあたっての開業資金と解く。どちらも(炒り・要り)ます