いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

わたしはこんな失礼な目にあったことがある②

2008年12月05日 13時48分06秒 | 糟糠の夫:season1(過去の話など)
関西地区に、新婚の夫とバックパック旅行をしたことがある。
つまりリュック1個のビンボー旅行ね。手持ちの金がないので、YMCAに泊めてもらうと思ったら、外国人だからかなあー、断られる。

仕方がないのでそこらの、今はファッションホテルって言うんだっけ?古い連れ込み宿に入ったわけよ、二人で。(本当にお金がなかった)周囲はそれらしきカップルばかり。突然、中年の3人組の男たちに、大きな声で指さされる。「ガイジンさんと今から泊まるみたいだよ、みてみな」。

夫婦なのに、こんなところに泊まるからいけないのだけど、以来こういう宿には泊まらない。
写真は、最近替えた主寝室のベッドリネン。

そうそう、なんで私が「ガイジン」という差別用語を乱用しているか。
日本人にとって「外人」は「外国人」の省略形ではなく、人種的に外観が異なる(特に白人系)という意味合いで使用されているので、意図的に使っているの。

余談だけど思い出した。

北米で「Shall We ダンス?」(役所広司&草刈民代)をみんなで英語字幕で見た時、
「日本人は朝食に白ご飯を食べるのか!」と一様に驚いていた。日本人の生活って案外知られていないんだなあ・・・。

そして妻役の原日出子さんが、「どうしてもお母さんに見えない」と。「20代?」とかって。
日本女性って若く見えます、そういう意味ではいい国です。 「女は若い方がいい」なんて言わないし。

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経済格差、学歴格差を描いた名作

2008年12月05日 08時37分06秒 | 金持ち母ちゃん(お金持ちになるには)
渡辺淳一と言えば、「化身」や「失楽園」が代表作だろうが、私は恋愛体質じゃないので、彼の医学ものが好き。
中でも、医療現場の様子が書かれ、かつ、二人の登場人物の格差を描いたこの本にハマってしまい、何度も繰り返し読んだ。

雲の階段 (上) (講談社文庫)
渡辺 淳一
講談社

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綺麗な山の手言葉を話す大病院のご令嬢と、ふとした縁でお近づきになる、主人公のアクロ(あだ名)。
有名私立に通い、外車を乗り回し、箱根や軽井沢の別荘で過ごす、美貌の亜希子。そんな高根の花に、精油工場で働く下町育ちの母を持ち、かつて歌舞伎町で働いていた母子家庭育ちのアクロが出会うのだ。でもアクロには、学歴も資格もないことを知りながら、ひた向きに想ってくれる、看護師の恋人がいた・・・。

25年以上前の作品だけど、いま流行りの格差恋愛を鋭い目線で書いている。
亜希子の暮らす青山の邸宅と食事の様子、今でいう億ションをポンと買ってやるやり手の父、30代にしか見えないような美しい母、別宅に掃除に来てくれるお手伝いさん・・・などの描写が興味をひき、古さを感じさせない。

韓流でドラマ化したんだってね。見てみたいわ~。

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