日本人の手による大規模疫学調査。久山町(ひさやまちょう)研究というのがあります(脳卒中の危険因子についてのもの) 対象は約8000人。このクラス以上の大規模疫学研究を私は知りません。
いよいよ「低線量被曝と発病」の疫学調査が福島で始まります。対象は福島県民の15万人です。壮大な疫学調査です。 低線量被曝の疫学調査は現在は世界に存在しません。 広島やチェルノブイリは一回の爆発だったからね。低線量被曝に関する主張は全て類推です。「安全だ 安全だ」と言うヒトもいますがdataに基づく根拠は有りません。
私は高線量被曝で得られたdataをそのまま線形に考えています。これも類推の域を出ません。もしかしたらもっと危険なのかも…
人類にとってゴールデン・スタンダードになる「fukusima study」が11.7から始まります。低線量被曝の壮大な疫学調査です。地震から4ヶ月目です。子ども達にそろそろ甲状腺ガンが発生する時期なのかもしれません。
PS 「高温岩体地熱発電」 という火山国日本に適した発電方法があります 「高温岩体地熱発電」の原理は上図の右です。左が一般的な地熱発電です(左の方式では温泉の湯を取り合ってしまいます) ボーリングを深くして高温岩体まで掘ります。人工の熱水だまりを作って、生じる蒸気を利用すれば… 高温岩体は火山国・日本のあらゆる場所に存在します。 大きなメリットとして温泉とも競合しません。国立公園内にプラントが必要な訳でもありません。 21世紀の日本のメインの発電方法の一つになるハズと思っています。 「高温岩体地熱発電」は原発40基分の潜在能力とか… 工夫しだいでそれ以上と私は思うけどね 。なおこちらに詳細記事をupしました。