ちーママとスペクトラムな息子との日記(^-^)

絵が得意な中2の息子。参り続けてやけっぱちなちーママ。
デローザで遠くへ
行きたい(*^-^)

知的障害の固定級を希望するが・・・

2019年07月25日 | 中学2年
転校を検討していた私たち両親。(・・・いえ、今も迷ってる)

理想の「情緒障害の固定級」。23区に4つほどある。
そのひとつの学校に問い合わせたり見学したり、教育委員会へも相談をしていた。
現状は定員がいっぱいで入れそうにない。難しいと言われる。

もちろん"段階を踏む審査"があるのだけれど、入る条件として、まずそこの区民である事という大前提の条件がある。


引っ越しを検討し物件探し。
ところが、いろいろ諸々全ての生活基盤が変わって来るため、躊躇してしまう。
人数がいっぱいで受け入れられないと言う学校へ行こうとするのと同様に、最もネックになるのがちびちび達のこと。
"引き受け先"センターの管轄も変わるため、担当者やカウンセラーなど全ての方たちが変わってしまう。新しいところの担当者がいい方かどうかの保証はない。
息子が環境変化により落ち着くまでの期間も数えられると、ちびちび達の帰還も延びそうで怖い。


そこへもうひとつの選択肢として浮上した、我が区にいる場合、知能は高い息子だけれどそれを放棄して"知的障害の固定級"へ転校するか。

その知的障害の固定級へ見学へ行ってみると、これが良かった!
実際、知的に問題のない発達障害のお子さんもいらっしゃった。

何が問題があるのかわからない、穏やかで優しいお子さん達。
先生の指示もしっかり通るし、お友達とも仲良く過ごすし、終始落ち着いている。
音楽の授業で演奏された曲に思わず感動して涙する私。。。(いやぁ、普段の自分が如何に腐っているか(笑)、ココロ洗われる気がするくらい良かった!)

先生も生徒さんも校長先生も良かった。
人数も少なくこんな雰囲気の学校で過ごすのはいいんじゃないかとそこの先生に相談してみると、まず進路について心配してくださる。

①評価が付かないので普通の高校への進学はまず難しい。
②主な進学先は、高卒の資格とはみなされない高校、就職のための高校へとなる。
③やっている授業内容としても、同学年の教科書は使わないので普通の高校へ進学するのは難しい。


でも、集団行動が取れない息子は、このまま「学びの教室」利用だけで、別室でゲームをしたりプリントをこなすだけでは学校生活で何も残らない。学校は午前中だけで、午後は放課後デイの利用を出席として振り替えられている状態。
社会に出るとひとりでは生きていけないのだから、勉強は後からどうとでもなるけれど集団で人との関わりを学ぶ機会は今しかないのではないか。
普通の40人クラスでは集団行動が苦手な息子はハードルが高すぎる。まずは少人数クラスで学ばせたいと。

何度か見学へ行き、校長先生ともお話しする。


問題は、教育委員会の判断。
そこで引っ掛かるのが息子の知能の高さ。
知的障害のクラスへ行くにはその規格から外れるのです。

今までも就学相談の審査委員会の結果に従って来ている。今回もその判断は変わらず、知的障害の固定級は教育委員会に難を示される。難しいと。
親が切望しても息子の場合ダメだと。
集団行動、人との関わりを勉強すること、これは生きていくうえで欠かせない大事な事だと力説する私たち両親。

そして、素晴らしい(ホントに)我が区の教育委員会は、おっしゃるのです。
「息子さんの気持ちがいちばん大事です。息子さんは何とおっしゃっていますか?」と。


そこで、退院して来た息子を連れて知的障害の固定級へと見学へ行く。息子がどう思うか。

息子もこの優しい雰囲気を気に入る。人数も少ないしここなら出来ると。
ただ、勉強がちょっと・・・(簡単すぎるなぁ)と言う。。。


「・・・お前、音楽の演奏、あの子たちみたいに出来ないでしょーが。」

翌日、半分諦めていた他区の「情緒障害の固定級」の学校へ見学へ行く。

すると、息子は大いに気に入るのです。
ここに入りたいと。

1 コメント

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るるさん、ありがとうございます (ちーママ)
2019-09-03 14:35:44
るるさん、すみません、コメントが遅くなりました。
るるさんから教えていただいたフォローコメントを伝えさせてください。
知的障害の固定級からでも普通の高校への進学はできるそうです。

先生も「5段階評価ではなく言葉で評価するのでそれを受け入れてくれる高校なら行けるのですが、通常ではあまり・・・。」とおっしゃっていたので全くない訳ではないと思います。

励まされるコメントをありがとうございました(*^^*)

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