昨年末のエントリーでも取上げたのだが、今日から東海道新幹線N700系電車内で、無線LANが使えるようになった。3/14のダイヤ改定で、<のぞみ>、<ひかり>、<こだま>の内、1日88本の電車にN700系が用いられ、これらのどの座席でも安定したインターネット接続サービスが受けられる。
電源コンセントは設置されていないようだが、それはPC以外にも携帯電話やデジカメ充電に便利なので、是非早めに設置して欲しい。ちなみに、ヨーロッパの鉄道では、ビジネス・クラス(=グリーン車)の座席に電源コンセントが常備されている。
「つくばエクスプレス」(首都圏新都市鉄道㈱)では、既に2000系の電車内で高速走行中の無線LANが利用可能だが、JR東日本では駅構内の無線LAN設置を試験的に始めている段階だ。東北新幹線の中で無線LAN+電源コンセントが使えるようになるのは、まだ時間が掛かるだろう。こうしたインフラ整備に国が積極的に補助を行って、内需拡大策を推進すれば良いのにとつくづく思う次第。
新幹線に無線LAN JR東海、サービス開始
2009.3.14 10:38
東海道新幹線「N700系」の東京-新大阪間で、車内のどの座席からでも無線LANを通じインターネットに接続できるサービスが14日始まった。移動中にもノートパソコンで仕事をするビジネスマンの需要に応えるのが狙い。ほかにも車内に電源確保用のコンセントを設置する動きも広がっており、地方の高速道路通行料金の大幅値下げに伴う「鉄道離れ」も懸念されるなか、関係者は「乗客をつなぎ止める対抗策になれば」と期待を寄せている。
JR東海によると、平成19年度の東海道新幹線の乗客数は1日平均約41万3000人。このうちビジネス関連の利用者は約7割を占めており、メールチェックやネット検索に不可欠な快適なネット環境を整備してほしいという要望が根強かったという。
このため、線路と並行して同軸ケーブルを敷設。16両編成のN700系車両の計32カ所に、無線LAN用のアクセスポイントを設置した。トンネル内を走行中でも安定した接続環境を提供できるという。高速走行する車内で無線LANを利用できるサービスの開始は、つくばエクスプレス(東京都千代田区-茨城県つくば市)に続き2例目となる。
一方、JR西日本は今年6月のダイヤ改正で、特急「サンダーバード」(大阪-富山間など)のグリーン車の全席にコンセントを備えた新型車両を導入する。
これまでもサンダーバードの一部車両と特急「しらさぎ」(名古屋-富山間など)にはコンセントが付いていたが、いずれも各車両の両端の座席のみだった。JR西広報部は「今後は他の在来特急にもコンセント付き車両の導入を拡大し、利便性を高めたい」としている。
また近畿日本鉄道でも、車内の2人席に1つの割合でコンセントを備えた新車両「22600系ACE」を4月から計10両導入する。ビジネス客が多い特急「アーバンライナー」(名古屋-難波間など)などを走る予定で、近鉄広報部は「ノートパソコンの使用や携帯電話の充電などに利用してもらえれば」としている。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090314/trd0903141038002-n1.htm
(参考)
JR東海が新幹線内でのネット接続サービスを提供
電源コンセントは設置されていないようだが、それはPC以外にも携帯電話やデジカメ充電に便利なので、是非早めに設置して欲しい。ちなみに、ヨーロッパの鉄道では、ビジネス・クラス(=グリーン車)の座席に電源コンセントが常備されている。
「つくばエクスプレス」(首都圏新都市鉄道㈱)では、既に2000系の電車内で高速走行中の無線LANが利用可能だが、JR東日本では駅構内の無線LAN設置を試験的に始めている段階だ。東北新幹線の中で無線LAN+電源コンセントが使えるようになるのは、まだ時間が掛かるだろう。こうしたインフラ整備に国が積極的に補助を行って、内需拡大策を推進すれば良いのにとつくづく思う次第。
新幹線に無線LAN JR東海、サービス開始
2009.3.14 10:38
東海道新幹線「N700系」の東京-新大阪間で、車内のどの座席からでも無線LANを通じインターネットに接続できるサービスが14日始まった。移動中にもノートパソコンで仕事をするビジネスマンの需要に応えるのが狙い。ほかにも車内に電源確保用のコンセントを設置する動きも広がっており、地方の高速道路通行料金の大幅値下げに伴う「鉄道離れ」も懸念されるなか、関係者は「乗客をつなぎ止める対抗策になれば」と期待を寄せている。
JR東海によると、平成19年度の東海道新幹線の乗客数は1日平均約41万3000人。このうちビジネス関連の利用者は約7割を占めており、メールチェックやネット検索に不可欠な快適なネット環境を整備してほしいという要望が根強かったという。
このため、線路と並行して同軸ケーブルを敷設。16両編成のN700系車両の計32カ所に、無線LAN用のアクセスポイントを設置した。トンネル内を走行中でも安定した接続環境を提供できるという。高速走行する車内で無線LANを利用できるサービスの開始は、つくばエクスプレス(東京都千代田区-茨城県つくば市)に続き2例目となる。
一方、JR西日本は今年6月のダイヤ改正で、特急「サンダーバード」(大阪-富山間など)のグリーン車の全席にコンセントを備えた新型車両を導入する。
これまでもサンダーバードの一部車両と特急「しらさぎ」(名古屋-富山間など)にはコンセントが付いていたが、いずれも各車両の両端の座席のみだった。JR西広報部は「今後は他の在来特急にもコンセント付き車両の導入を拡大し、利便性を高めたい」としている。
また近畿日本鉄道でも、車内の2人席に1つの割合でコンセントを備えた新車両「22600系ACE」を4月から計10両導入する。ビジネス客が多い特急「アーバンライナー」(名古屋-難波間など)などを走る予定で、近鉄広報部は「ノートパソコンの使用や携帯電話の充電などに利用してもらえれば」としている。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090314/trd0903141038002-n1.htm
(参考)
JR東海が新幹線内でのネット接続サービスを提供