国産直６の消えた日

最近行なわれた、トヨタの車種整理で、クラウンエステート、ブレビス、プログレ、マークⅡブリットがカタログ落ちしました。

日産が21世紀初頭にRB系を整理してしまって以降、国産直６として生産されていた、1JZ-FSE、1JZ-GE、2JZ-FSEを搭載していたモデルが、生産終了となりました。
ベンツが直６不利論（重量バランス、キャビンやクラッシャブルゾーンの確保等）を提言して以降、世界中のメーカーから直６エンジンがラインアップから消えていきました。
個人的には納得が言っておりませんが、ベンツが言うと国内メーカーが言ったときより説得力があるのはなぜでしょう。
Ｖ６型のほうが、ＦＦ（横置きモデル）を含めて単一エンジンで使いまわしが菊からではないかと思っております。（日産のＶＱ系はその先駆けですね。）
これも悪い事ではないのでしょうけど、同一メーカーで同程度の排気量のエンジンを持つ事は出来ないのでしょうか？（VQ25DEとRB25DEのように・・・）
これで、直６が欲しくなった方はＢＭＷを中心に考えなくてはならないのか。

クラウンエステートは受注打ち切り寸前まで、NACK5では埼玉トヨタがCMを流していたのに・・・、霊柩車需要も見込めるので、細々と作られると思ったのに・・・

父親が乗る、JZX110型マークⅡの1JZ-FSE(D-4)+5ATも今後は簡単には手に入らないメカニズムの1台になってしまうのか・・・（たまにハンドルを握りますが、程良く存在を主張する素敵なエンジンです。）

他にもかなりの車種整理が行なわれ、今後も予定があります。
トヨタの中では好きなほうだったモデルが整理されてしまったり、整理予定車種に入っているあたりが、個人的には感慨深いものがあります。

補足
というか訂正です。
クラウンセダンに1G-FEと1G-FEのマイルドハイブリッドに直６がが残っておりました。
正確にはJZ系の消えた日ですね。
まさか、80年デビューの1GのほうがJZ系より長生きになるとは・・・