本日はベテランドライバーの車の買換えが困難になってしまった結果、選ばれてしまった典型のような1台を目撃いたしました。
本日目撃した1台は現在トヨタにとって最後の280psターボ+MT車という組合せだったJZX110型マークⅡのIR-Vです。
別にこれだけだった何も驚くことのないフツーのクルマなのですが、60代後半の女性がオーナードライバーとして乗っていました。
そうです。これが意外と存在数の多い(といわれている)、グランデの代わりに選ばれたIR-Vです。
21世紀になると新車登録の90%以上のクルマがオートマチック車と選ばれる時代となったため、それに合わせるようにカタログモデルからはMT仕様がどんどん落ちていきました。
マークⅡも例外ではなく、2000年のX100型からX110型へのフルモデルチェンジを機に、それまで2.0グランデに用意されていたMT仕様が設定されなくなりました。
しかしマークⅡシリーズにはMT仕様がまったくなくなってしまったわけではなく、1JZ-GTEという2.5リッターのDOHCターボの載った、ホットモデルにのみMTが設定されていました。
それが本日見かけたIR-Vのことです。
推測ですが、この女性はホットモデルが欲しかったのではなく、FRでマニュアルトランスミッション車というトラディショナルなパッケージングに拘った結果、仕方なく最もパワフル且つスポーティーで高価なモデルを選択することになってしまったのです。
最後の砦として存在していたモデルですが、2004年の初冬にマークXへのモデルチェンジと共についにカタログ落ちしてしまいました。
ウワサには聞いていましたが、実際のクルマとして目撃したのは初めてです。(実はフェンダーミラー仕様もあるとのこと)
外装はエアロパーツをレスオプションで一切なし、セット販売されていそうな17インチアルミにブリヂストンブリザックREVO1の足下。
あとはどっかの神社の安全祈願のステッカーと紅葉マークが貼られているぐらい。
内装は手作りのキルト風なシートカバーをまとったシートとEMVレスといったところ。
実際に停まったところを見たわけではありませんが、交差点3つ分ぐらい併走したのですが、左手が何度もステアリングから離れ、フロアを漕いでいたので、間違いないと思います。
あの仕様のクルマを乗りこなすのは運転経験豊富な淑女であるオーナー様しかいないと思います。
流れを乱すことなく、とてもスムーズに流していたので、エンブレムを見なければ気付かなかったと思います。
補足
実はこの傾向は段階の世代ぐらいの方々までには多くみられます。
ニッチのクルマとしてミドルサイズのMT仕様の選べるFR車が合ってもいいのではないでしょうか。
日本の自動車産業と共にクルマを乗り換えていった人達が、晩年に揺ぎ無い気持ちで選べる車がないとはお粗末な限りです。
本日目撃した1台は現在トヨタにとって最後の280psターボ+MT車という組合せだったJZX110型マークⅡのIR-Vです。
別にこれだけだった何も驚くことのないフツーのクルマなのですが、60代後半の女性がオーナードライバーとして乗っていました。
そうです。これが意外と存在数の多い(といわれている)、グランデの代わりに選ばれたIR-Vです。
21世紀になると新車登録の90%以上のクルマがオートマチック車と選ばれる時代となったため、それに合わせるようにカタログモデルからはMT仕様がどんどん落ちていきました。
マークⅡも例外ではなく、2000年のX100型からX110型へのフルモデルチェンジを機に、それまで2.0グランデに用意されていたMT仕様が設定されなくなりました。
しかしマークⅡシリーズにはMT仕様がまったくなくなってしまったわけではなく、1JZ-GTEという2.5リッターのDOHCターボの載った、ホットモデルにのみMTが設定されていました。
それが本日見かけたIR-Vのことです。
推測ですが、この女性はホットモデルが欲しかったのではなく、FRでマニュアルトランスミッション車というトラディショナルなパッケージングに拘った結果、仕方なく最もパワフル且つスポーティーで高価なモデルを選択することになってしまったのです。
最後の砦として存在していたモデルですが、2004年の初冬にマークXへのモデルチェンジと共についにカタログ落ちしてしまいました。
ウワサには聞いていましたが、実際のクルマとして目撃したのは初めてです。(実はフェンダーミラー仕様もあるとのこと)
外装はエアロパーツをレスオプションで一切なし、セット販売されていそうな17インチアルミにブリヂストンブリザックREVO1の足下。
あとはどっかの神社の安全祈願のステッカーと紅葉マークが貼られているぐらい。
内装は手作りのキルト風なシートカバーをまとったシートとEMVレスといったところ。
実際に停まったところを見たわけではありませんが、交差点3つ分ぐらい併走したのですが、左手が何度もステアリングから離れ、フロアを漕いでいたので、間違いないと思います。
あの仕様のクルマを乗りこなすのは運転経験豊富な淑女であるオーナー様しかいないと思います。
流れを乱すことなく、とてもスムーズに流していたので、エンブレムを見なければ気付かなかったと思います。
補足
実はこの傾向は段階の世代ぐらいの方々までには多くみられます。
ニッチのクルマとしてミドルサイズのMT仕様の選べるFR車が合ってもいいのではないでしょうか。
日本の自動車産業と共にクルマを乗り換えていった人達が、晩年に揺ぎ無い気持ちで選べる車がないとはお粗末な限りです。
バキバキの強化クラッチ&ローポジ&フルバケが入った80スープラを、平気な顔して走らせて行ったのを思い出しました。
おそるべしMT乗り(世代?)です。
私の母親なんかも“ノークラ車”は苦手と言い、
買い物なんかに使用する際には私のディーゼル・オモステ・MTのファミリアバンを乗り易いクルマとして借りていきます。
そしてAT車になった父親のマークⅡは未だに動かしたことがありません。