チェリスト 阪田宏彰のBlog

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YAMATO S.Q.の裏方にも光が。

2017-09-05 | YAMATO String Quartet
昨年の10月2日に文京シビックホールでYAMATO S.Q.の出演するコンサートがありました。
「山田耕筰の音楽」と題されたコンサートの半分を担当し、山田耕筰の弦楽四重奏曲全3曲を紹介するという任務を仰せつかったのです。



丘山万里子さんという評論家の先生が、このコンサートの模様をウェブマガジンに書いてくださったそうです。
書いていただいたことも全く知らなかったのですが、このウェブマガジンが国会図書館に収蔵・保存されることになったとか。
写真などの転用許可の連絡をいただいて初めて知ったのです。
記事はこちら

そういえば、当日ホールの方が仰っていました。
「まさかいらっしゃるとは思っていなかったテゴワイ評論家の先生がご来場です。」
もとより好き嫌いははっきり分かれるグループです。
今更批判にさらされることなぞ怖くは無いので聞き流していたのです。

結果、とても好意的に書いていただきました。
特に普段誰も気にも止めない「企画者の仕事」にスポットを当てていただけたことが嬉しいですね。
連絡先も知らずお目にかかったことも無いのですが、この場を借りて丘山先生ありがとうございます。
お目にかかったことが無いのは丘山先生のせいではなく、本番終了後お客様の誰より早く全員いなくなっていたYSQのせいです。
ご挨拶もせず、大変失礼致しました。

依頼をいただいてから本番まで、ホールの企画担当である岩下さんとかなり細かい打ち合わせをしました。
とてつもなく長いメールが飛び交い、岩下さんには通常のコンサートの数倍の負担がかかったことと思います。
こちらもこの場を借りて、岩下さんありがとうございます。


ところで、YSQと山田耕筰の弦楽四重奏曲の関係を知る人はもう少ないでしょう。
はるか彼方昔にこの作品群をCDに録音しているのです。
録音会場や録音にかけられる時間など、思うに任せない状況の中でした。
若くて対応する術も知らなかったこともあり、ジャケット写真にはメンバーの疲労の色がありありと映し出されています。

もし、奇跡的にこのCDを手にされた方は是非大事にしてください。
金庫に入れて誰の目にも触れないようにすることをオススメします。
絶対無くさないように、鍵はお預かりしますよ。
コメント (2)
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