デイリー・テレグラフ紙の報道によると、「前立腺がんの綿密なモニタリングを行えば、厳しい侵襲的治療と同等の生存確率が得られる」。
研究者らは、早期前立腺がんに対する手術などの侵襲的治療は、監視療法(active surveillance:AS*)と比べて生存期間を延長しなかったことを明らかにした。
監視療法とは、患者が早急に治療を受けない代わりにがん増悪の徴候を調べるため . . . 本文を読む
アルコールとがんについての英国医療サービスによる指針。アルコール1単位とはいったい何かという説明から、よく使われている二日酔い解消法の解説まで、アルコールとがんについて知っておくべきことを紹介していきます。アルコールは一部のがんのリスクを高めます。ごく少量の限られた人においては心臓によいとの報告があります。 . . . 本文を読む
国際治験でニラパリブはプラセボと比較して、再発卵巣がんのPFSを5.5カ月から21カ月に延長しました!しかしー、この国際治験に日本は参加していませんでした。日本の患者のための対応が待たれます。
********PARP阻害剤であるniraparib[ニラパリブ]がプラチナ製剤感受性再発卵巣がんの転帰を著しく改善することが、コペンハーゲンで開かれた欧州臨床腫瘍学会(ESMO2016)集会ではじめて . . . 本文を読む
更新を滞らせていましたが、またどうしても掻き立てられる悲壮なことがありました。
朗報であるはずの子宮頸癌ワクチンに多くの副反応や死亡が起こって問題視されていました。メジャーな新聞各紙でも報道されていました。
疾病対策センター(CDC)の報告はメルク社のワクチン「ガーダシル」に関する議論を呼ぶ 2009年8月
先日発表された子宮頸癌ワクチンに関する政府の報告は、原因未確認のワクチン関連死亡32 . . . 本文を読む
Cabazitaxelがタキソテールの治療に無効となったホルモン抵抗性前立腺癌に有効
国際的多施設第3相試験(TROPIC)に参加した研究者らは、タキソテール(ドセタキセル)の治療を行ったあと病勢進行したホルモン抵抗性前立腺癌(HRPC)患者に対する効果について、Cabazitaxel[カバジタキセル](XRP-6258)がノバントロン(ミトキサントロン)よりも優れていると報告した。本研究の詳細 . . . 本文を読む
カナダの研究者らは、タモキシフェン(ノルバデックス®)を服用している66歳以上の乳癌患者のうち抗うつ剤のパロキセチン(パキシル®)を併用している患者は、抗うつ剤を併用していない患者や、または他の抗うつ剤を併用している患者よりも死亡率が高いと報告した。本研究の詳細は2010年2月13日発刊の英国医学ジャーナル誌に掲載された。[1]
タモキシフェンは乳癌の再発予防および治療として用 . . . 本文を読む
乳癌タイケルブ+フェマーラの適応拡大
米国食品医薬品局(FDA)は本日(1月29日)、ホルモン治療適応の閉経後女性におけるホルモン受容体陽性およびHER2陽性の進行乳癌の治療を目的として、タイケルブ(ラパチニブ)とフェマーラ(レトロゾール)の併用療法を承認した。
HER2は正常な細胞増殖に関与するタンパク質であり、乳癌細胞などの癌細胞でもみられる。(略)
「タイケルブとフェマーラの併用投与は、 . . . 本文を読む
ニューヨークタイムズ紙が放射線治療の事故について大きく記事を掲載、ブラックボックスともいえる放射線治療領域に関して積極的に監視していく姿勢を表明しています。特に最近広く施行されている強度変調治療IMRTは複雑で危険性をはらんでいることに警鐘を鳴らすものです。
同訳は放射線治療医である平先生のブログで4ページにわたって翻訳されています
与太話その90~93
「ニューヨーク市で起きた強度変調放射線 . . . 本文を読む
カリフォルニア大学サンフランシスコ校調査やFDAからの勧告など、このところのCT検査などに関する低線量医療被曝に関する記事が増加する中、Journal of the American College of Radiology (JACR)誌2月号報告に基づき、米国立衛生研究所(NIH)が医療被曝によるがんリスクとの関連調査を開始すると発表しました。
【2月9日追記:FDAニュースもでました・・( . . . 本文を読む
イマチニブ(グリベック)を服用している慢性骨髄性白血病(CML)患者を対象にした治療ワクチンの初期の臨床試験で、中央値22カ月の期間に参加者19人中7人で癌細胞が検出不能となった。試験結果はClinical Cancer Research誌1月1日号に発表された。イマチニブはCML患者の生存率を著しく改善させるが、ほとんどの場合、体内の癌細胞は完全には根絶されず、残存癌細胞により最終的に再発する . . . 本文を読む