Her2受容体に結合する新規の標的モノクロナール抗体薬pertuzumabが再発前立腺がんの生存に貢献することが報告された。Journal of Clinical Oncology誌2007年2月7日号によると、過去の化学療法後に進行した41人の前立腺患者が参加し、3週間ごと、治療薬の投与を受けた。画像診断で腫瘍の縮小は見られなかったが、後ろ向き解析によると、同様の対照群での平均の中央値が10.7 . . . 本文を読む
低容量アバスチン
非小細胞肺癌患者における進んだ相に臨床試験で、体重2.2ポンドに対し7.5mg投与と15mg投与の両方で、化学療法単独に比べて有意に無病生存期間を延長したことがジェネンテック社から発表された。どちらの投与量でも新たな安全性の問題はみられなかった。このことにより、今後低容量のアバスチンの投与が増加することになるだろう。アバスチン投与の費用が半分になる。完全なデータ解析は5月に発表さ . . . 本文を読む
厚生労働省は2月22日、治癒切除不能な進行・再発結腸・直腸癌を適応に中外製薬の抗悪性腫瘍剤アバスチン点滴静注用100mg/4ml」「同400mg/16ml」承認を了承した。
~『海外癌医療情報リファレンス』アバスチン関連情報~
NCI薬剤情報《アバスチン》
NCI臨床試験結果《アバスチン》
FDAニュース 《アバスチン》大腸癌承認、 非小細胞肺癌
MedWatch安全性情報 2006年、200 . . . 本文を読む
お待たせしました。先日の解答です。問題編はこちら
Q1 クルクミン
カレーに含まれるターメリックの成分はクルクミンで抗炎症作用があります。動物実験では、クルクミンは、癌細胞の放射線に対する感受性をあげ、正常細胞には放射線ダメージから保護することがわかりました。研究室実験と動物実験では、クルクミンには抗癌作用が認められていますが、人においてはまだ証明されておらず、臨床試験が進行中です。
Q2 電 . . . 本文を読む
手術を延期することは致命的かもしれない
米国がん協会 (ACS) 2006/5 (抜粋) ミシガン大学の新たな報告によると、進行性膀胱癌で手術が3ヶ月以上遅延した患者は癌の再発と死亡が起こりやすいことを示した。手術後3年の時点で、診断から3ヶ月以内に手術を受けた患者の死亡率が38%であったのに対して、3ヶ月以上待った患者の死亡率は51%だった。医師は専門医への紹介と患者のスケジュール確保をより効 . . . 本文を読む
Journal of the National Cancer Institute2007年2月7日号によると、閉経後リンパ節転移を有する初期乳癌患者において、術後化学療法のみを受けた患者に比べ、化学療法+Neupogen® (filgrastim)-G-CSF:顆粒球コロニー刺激因子-または Leukine® (sargramostim)-rhu GM-CSF:顆粒球マクロファージ . . . 本文を読む
~ちょっと休憩~
WebMD-補完的がんケアクイズよりー
(このコンテンツはWebMD独自の編集権限により作成されています)
Q1 放射線治療の効果を上げたり、皮膚を保護するのに役立つと考えられるハーブは?
1.シナモン 2.にんにく 3.ターメリック 4.全部
Q2 化学療法の吐き気を和らげる補完療法は?
1.電気鍼治療 2.磁気療法 3.セントジョーンズワート 4.全部
Q3がん治療の . . . 本文を読む
MDアンダーソンがんセンター 2007/1/19 (抜粋)
癌患者が心臓発作を起こした場合、致命的な出血を起こしうると医療従事者の間で考えられているため、患者は、命を救うアスピリンを投与されないことが多い。しかしながら、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによると、今ではその認識は誤っていることが立証され、また、アスピリンを投与しないとこうした患者の多くが死亡するだろうという . . . 本文を読む
2007/1/25 アルバータ大学は、稀な代謝障害の治療薬として用いられてきた薬が、動物実験で多くのヒト癌において腫瘍を縮小させることを報告した。この治療薬ジクロロ酢酸[dichloroacetate](DCA)は、正常細胞に影響なく、がん細胞の成長を抑制し、従って、通常の抗がん剤のような副作用もないとみられる。
現在、アルバータ大学、アルバータキャンサーボードおよびキャピタルヘルスは、DCAの . . . 本文を読む