上二つは、当方の手持ち品
下のセットが、今回バラバラになったもの。
2枚の写真とも、左が今回のトラブルの品、右が手持ちの良品。
ただし、シール部に書いてある品番と、実際のベアリングサイズが違うので、今回右のものを仮付けしながら、アルミ削り出しプーリーを作ることにした。
アルミ削り出しプーリーで、スナップリングでベアリングを入れ替えられるようにすることにより、安価なベアリングのみの交換のメンテが可能になる。
寸法取りのため、プーリーにカシメられて一体になっているベアリングアウターレースを何とか外した。
アルミプーリーが出来てくるまで、手持ちのプーリーで動けるようにと思って、年式違い故、オフセットが少し違うのは承知で、手持ちの良品プーリーをつけてみた。
ベアリングのわずかなオフセットを考えても何かおかしい。
ベルトは、国産の新品に換えてあったが、その前に、エンジンOHしたのなら、クランクプーリーと、クーラーコンプレッサーの、ベルトラインをキッチリと点検しとけと。。。。
これを見る目がないからサイズ違いのベルトをつけて新品付けてると大きな恥じっ面をさらさないといけないことになる。 見てわからんか??
普通のメカニック、人間なら、ベルト関係を交換するときは、各部のベアリングを同時に点検するのは、イロハのイの字であって、やって当たり前。
今回のテンショナーのベアリングのガタなど、普通の人間なら、新しいベルトをつける前に、普通の人間なら必ずわかったはずだ。
点検ミスではない、判断能力もないのに、このくらい行けるだろうと、グリスの切れたべリングのプーリーを、放置し、サイズ違いのベルトを平気でつける。普通は同時に点検メンテする、ダイナモベルトは、ひび割れていても、ほったらかし。
人間メカニックとして、失格のの仕事だ。
以前に、105のバイパスホースを、上下の形状違いの判断もできずに逆さまにつけたメカニックもいた。多段リブのベルトの溝を一段ずらして組んでいるのを見たこともあるし、最近でひどいのは、たのGTV6の写真で、やはり、75V6用のコンプレッサーを流用したのだろうが、そのコンプレッサー側の、2段ある溝の、普通の人間なら組めないずれた方の溝に、ベルトを組んである写真も見たことがある。 すべて普通の人間なら、気が付くはずのことなんだが。
こういう、普通のメカニックならやらない重大ミスを、平気でやって気が付かない人間が、いるというのも事実だ。
純正と、バンドーのサイズ剪定間違いの品の比較
左が幅を間違えて剪定したバンドー
幅が狭いと、左のように、溝の中に落ちて、床付きする。
仮付けした状態。
ブラケットがゆがんでいるのとか、オフセットがずれているのがわかる人にはわかります。
エンジンおろした時にする基本的作業ができていないから、あとで手がかかります。
それにしても、この車、もともとは、クーラーが付いていなかったのか、コンプレッサーを、75用に換えたのでしょう。
GTV6用と、75V6用の、コンプレッサーや、ブラケット等のオフセットの違いも知らないものの仕事です。 見るものが見たら、違いが分かります。
ガスの補充も、少々おかしいので、コンプレッサーも替えようかな。
気が付かないメカニックは気が付かないし、販売店は気にもしてないし、オーナーもそんなものだと思っているのが大半。
情けない。