好きなもの ほしいもの。モノには色々な物語があると思っています。
(写真は毎日使っている市原平兵衞商店のお箸です)
まずはお箸から



以前もこちらで紹介したうすはり。
Part1Part2はタンブラータイプで、こちらはの形はオールドです。
実はこのオールド、ちょっと端が欠けてしまいました。うすはりは大好きでしょっちゅう使っているのですが、欠けてしまったのは初めてです。とても (とっても)薄いうすはり。使うのが怖いとよく言われますが、その薄さがしなやかで意外と丈夫なのです。でもさすがに端をカツンと強くぶつけてしまったら....ああ、ごめんなさい。でもこの美しいグラスを捨てるのは勿体なくて、一輪挿しの代わりとして使ってみました。繊細で透明感のあるグラスは圧迫感が無く、お花をひきたててくれると思いませんか?

このオールド、日本酒を飲むのによく使っています。Part2の時にも書いたのですが、タンブラーのSSも日本酒にぴったりです。こちらはちょっとずつ飲みたい日本酒の時。このオールドはたっぷりゆっくり飲みたい日本酒の時に使います。
うすはりで飲むビールは最高ですが、きりりと冷えた日本酒もなかなかのものなんですよ。薄いグラスで飲むと、やさしく透明感のある日本酒の味がよりクリアに伝わってくるようです。



松徳硝子 MARKS&WEB


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(キノコが嫌いな方はご注意下さい)

近所の公園で見つけた大きなキノコ。見つけた時は誰かが既に抜いてしまっていたので、木の棒にひっかけて持ち上げてみました。 でかい....何これ? って思いますよね。あ、我が家は決して山奥にある訳ではありません。普通の新興住宅地です。でも近所の公園にはこんなのが生えています。

我が家のモットー 「身近な所に新たな発見がある」
その通り、ちょっと周りを見渡せば面白いものって色々あるんですよね。この真っ白いキノコは、オットが持っている 『日本のきのこ』 という本によると、シロオニタケの可能性が高いです。オットは凝り性な性格もあって、散歩に行ってキノコを見つけると、写真を撮ってはせっせと本を調べています。
でも、実はオットはキノコが苦手。(というか 「嫌い」) あの美味しいシイタケも、シメジも少ししか食べません。でも私はキノコが大好き。なので、オットは自分は積極的食べないけれど、時々キノコ料理を作ってくれます。うーん、健気。彼いわく、あの形と食感がダメなのだとか。 じゃあ、何故キノコの本なんて持っているの? って思うけど、嫌いだからこそ その実態を知りたいんだそう。(敵を知る??)
でもねえ... 写真屋さんで写真を受け取る時、確認の為に写真を見るじゃないですか。
それが薄暗ーい森にぽつんとはえているキノコだったりすると... かなり怪しいんですけど。



シロオニタケ


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今週はずっとバタバタしていて、帰りが遅い日が多かった... 特に昨日は幾つメール書いたか分からないなあ。内部のレビューや外部に質問や依頼やらで、ひたすらメール打っていました。
で、出せるものは出したし、出せないものは潔く諦めて来週に... と言い放ち、割とすっきり収まったので今日はお休みする事にしました。何せ有給が沢山余っているので、腐らしてしまうのは勿体無い。意地でも消化すべく、隙をみては休みをとるようにしています。今日は朝からゆっくりお風呂に浸かって遅い朝ごはんを食べて、しばらくうだうだと本を読んでいたら眠くなって昼寝... あー 突然のお休みっていいわ~ (あ、昨日ちゃんと申請しています) 先ほどもぞもぞ起きてきて、ちょっと家事を済ませたところです。

んで、おやつタイムに水羊羹を食べました。これは、先日書いた涼みとう風と同じく分大のもの。でもこちらは見た目は同じようで (あ、中身の事ですよ) 全く違う水ようかんです。涼みとう風が 「むにむに ぷるぷる」 とした食感ならば、こちらは正統派の寒天特有の食感が特徴。さくっとしながら ふわっと口の中にとけてしまう、何とも清涼感のある感じです。ぎりぎりのやわらかさに仕上げてあるので、口に入れるぱっと崩れ、後には小豆の風味だけが残ります。とても柔らかいので、水が出ないうちに冷蔵庫から出してさっと食べるのがおすすめ。あっさりとした甘さでつるっとお腹に入ってしまって、幾らでも食べてしまうところが怖い...今日はうだるようなこの暑さだけれど、(扇風機で頑張っています) この水羊羹に先日書いた加賀棒茶の冷茶をあわせて、少しは暑さもやわらぐようです。

今までも書いたのですが 私は 正真正銘の 「餡好き」。餡モノには目がありません。加えてぱさぱさとした乾いたものは苦手なたちで、しっとりとした口当たりのよいものが好き。なので水羊羹は私の好みにぴったりなお菓子なのです。なので先日も別のお店の水羊羹を買ってみたのですが、ちょっと風味に欠けるなあ...というのが私とオットの意見。京都の結構有名なところなんですけどね。
分大はまだまだ全国区では知られていなくて、関西ローカル...というか西神戸、明石方面のイメージが強い割と地味な存在ですが、丁寧に作られているお菓子は美味しくとても良いお店だと思います。



分大の水ようかんで検索したら、こんな可愛らしい記事がありました


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我が家は紅茶好きのオットの影響もあって、よく紅茶を飲みます ...というのは何度かこのBlogでも書いたのですが、こう暑いとさすがに熱々の紅茶はちょっときつかったりします。冷房が効いていればいいんですけど、なるべく冷房は使いたくないので。(会社は冷房が効いているので毎日温かい紅茶を持っていきます) なのでこの季節、自宅では冷たく冷やした日本茶をよく飲みます。

我が家の夏の定番の1つは、以前書いた一保堂の花粉(はなこ) 。 これをお茶をパックに詰めて、水を入れたポットに入れるだけで美味しい冷茶が出来ます。このはなこの時にも書いたのですが、今はペットボトルのお茶が当たり前ですよね。でも、ペットボトルはかさばるゴミになります。幾らリサイクルできるといっても、リサイクルする為には勿論エネルギーがかかります。「ReUse」 よりも 「Recycle」の方がエネルギー消費量が大きいのです。なので、我が家はなるべく燃やせるゴミになるお茶そのもの、にするようにしています。大きくて重いペットボトルを買ってくるよりも、小さくて軽いお茶を買って簡単にお茶を作れば、そのほうが楽チンだし環境にも優しい... と、我家が定番にしている 「ムジカティー」 のマスターが本で書いていました。ホントその通りだと思います。特に冷茶はお湯を沸かす手間も要らないし、とっても簡単に作れます。そして、何よりも自宅で作った出来たてのお茶は、市販のものよりもぐんと香りが良いし、味もフレッシュで美味しいです。
「はなこ」 は緑茶なのですが、水出しの焙じ茶も美味しいんですよ。以前、一保堂のリーフレットに水出しの焙じ茶が紹介されていて、我が家も水出しの焙じ茶を作るようになりました。焙じ茶は熱々の熱湯でいれるのが一番美味しい、と聞いていたので え? 水で作れるの? と最初は思いました。でも、良い原料から丁寧に作られたお茶であれば、水から出しても充分に味や香りを楽しめるそうです。我が家は 「はなこ」 同じ一保堂の焙じ茶と、丸八製茶場の加賀棒茶を定番にしています。一保堂は香りの強さと力強さ、丸八製茶場はふわっとした繊細な風味が特徴で、どちらも美味しいです。

これは丸八製茶場の T/B テトラタイプのもの。我が家は普段は普通の大きなパックを買って、茶筒に移し変えて使っています。その方がお買い得ですから。でもこういうT/Bもあると、時間の無い朝なんかには便利ですよね。さっと取りだして、ぽんとポットに放り込める気軽さが嬉しい。その時によって使い分けています。丸八製茶場の加賀棒茶は かすかにグレーがかったグリーンのような茶色。そしてクリーンな風味と繊細な味と香りが特徴だと思います。この繊細さは、一番摘みの茎だけを浅く炒り上げた製法によるものだそうです。口にふくむとふわっと芳ばしい香りが鼻に抜けて、まろやかな甘みが口に残ります。じっくり時間をかけて水出ししたお茶は、こういったエッセンスがぎゅっと詰まっているようです。

夏の暑い季節、このやさしい味わいの冷たいお茶を飲むとすっと疲れがとれるようです。ぜひ、いつもより少しだけ時間をかけて (でも簡単、ポットに入れるだけ) 水出しのお茶を味わってみて下さい。



丸八製茶場


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宮沢賢治の 「やまなし」 という物語に 小林敏也さんという方が版画をつけたもの。大好きな絵本の1つです。ただ、実は私は特に宮沢賢治のファンという訳ではありません。でも本屋でこの絵本をみかけた時、思わず手にとってじーっと読んでしまいました。そして読んでいるうちに、この絵本の素晴らしさに惹き付けられてしまいました。

何故、この本を手に取ったかというと、子供の頃に教科書で読んだこの話がとても強く印象に残っていたからです。 そのお話とは、二匹の蟹の子供が青白い水の底で話している場面から始まります。
「クラムボンはわらつたよ」 「クラムボンはかぷかぷわらつたよ」 ... 「クラムボンは死んだよ」 「クラムボンは殺されたよ」 ...と繰り返される不思議な会話。水の中の静かな風景。そんなところに、トブンとやまなしが落ちてくる。それを追いかける蟹の親子。最後は、美味しそという子供の蟹に、お父さんが 「しばらくすると沈んできて美味しいお酒ができるから、またしばらくしたら来よう」 と言ってお話が終わります。子供心に 「お酒? どんな味?」 と気になったり (この時から既にのん兵衛の素質が... ) 「のんき。誰か食べちゃうかもしれないのに。」 なんて思ったり 「クラムボンって何? 何で殺されちゃったの?」 と気になるのに、何だか中途半端に終わっちゃうお話だなあ... なんて思っていました。

でも偶然出会ったこの絵本を手にとってみると、この曖昧でゆったりとした話が美しい版画とあいまって、独特の世界を作っている事に気づきました。物語の最初に書かれているように、まるで青い幻燈を見ているかのように幻想的なのです。水底の透明な青。上から差し込む何本もの日の光の筋。蟹の子供が吐く泡の粒。ゆらゆらと動く波の筋。そしてやまなしの黄色。それらが1本1本 丁寧な線で再現されていて、なんとも美しい。そして改めて読む文章は詩のようにゆらゆらと続いていて、この物語はこういった絵があってこそ生きるんだ...と改めて絵本の力を感じたのでした。
小林さんは 『画本 宮沢賢治』 をライフワークとしていて、四半世紀にわたり宮澤賢治の作品世界を描いてきた方。絵はもちろん、装丁、文字、造本までも視野に入れた徹底した制作姿勢が評価され、2003年、第13回 宮沢賢治賞を受賞しているそうです。
主な描画技法は 「スクラッチ」。色を付けたスクラッチボードをスクラッチペンでひっかいて、線画を描く技法。この 『やまなし』 もその技法が生きています。ゆらゆらとした波の重なりや光の線が生き生きとしていて、でもシャープな線はどこか冷たくて透明感があるのです。光の網目の中を水面に浮かんだ花びらの影がすっと突き破る絵は、うーん とうなってしまう美しさです。小林さんは他にも宮沢賢治の作品を多く手がけていて、紹介を読んでいると 「シリーズで揃えたい!」 という衝動にかられてしまいます。(でも絵本って場所を取るんですよね... 我が家は本棚もぱんぱん....)

蒸し暑い夜にこういった涼しげな絵を観ながら、ぼんやりとした、どこか不思議な幻燈の世界にふっと浸ってみる...そんな時間もいいなあと思います。



シリーズの紹介 宮沢賢治の 「やまなし」
気になる 「クラムボン」 調べてみましたが、これと断定できるものは無さそう


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少し前の週末の出来事。公園を散歩していたら...

あ、亀がいる (しかも3匹も)

あ、気づかれた (顔コワイ...)

あ、逃げちゃった (す早い...)

1枚目の写真から最後までは数秒。そんなに近づいていないのに... 亀って耳がいいんですね。

しかし、この3匹の亀はどこからきたのだろうか?
飼えなくなった亀や鯉を捨てる人がいるらしく、公園の池には色々な生き物がいます。
犬も猫も鯉も亀も... 全ての生き物に対して きちんと最後まで世話してほしい... と思った朝でした。


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結婚当初から我が家にあるコップ。ワイン仲間が私達の希望を聞いて、結婚お祝いとして贈ってくれたもの。長谷川武雄さんという方の手によるものです。
結婚当初から、人を呼んでわいわいワインを飲む会をしたかった私達。(オットがここに一人で住んでいる時にもワイン会をした位、オットは以前から自宅ワイン会をしたかったようです。オット一人住まいの時には殆ど家具が無くて、ダンボールを並べて板を渡した仮設テーブル?? という、今ではうちのワイン仲間では笑い話というか、伝説となっているワイン会でした)
私達はワイン会の最後にお茶を飲むコップを探していました。数を揃えたかったので、取っ手があると狭い我が家の食器棚には入りきらない。なので取っ手が無いもの、かつ 紅茶の色がよく分かる (これは紅茶好きなオットの絶対譲れない条件) 白の無地のものを探していました。結婚当初、京都の 「たち吉」 の別ラインの 「C×2」 というブランドでこのコップを扱っていました。希望のものとマッチしたのですが、急須とお湯のみのセットとして売られていたんです。コップだけが欲しくてお店に聞いたところ、快く承諾して下さいました。そして、めでたく我が家にやってきた という訳です。

ところが、紅茶を飲むコップは 以前 オットが書いたアルコロックの方が透明でお茶の色が良く分かり、便利という事に気づき そちらを使う事が多くなりました。でも、このコップは別の用途として活躍しています。特にこの暑い季節によく登場します。この季節に暑がりのオットがよく作るのが、ひんやり プルンとしたもの。その器として形も大きさもぴったりなんです。なので 我が家ではこのコップの事を 「プリンカップ」 と呼んでいます。(が、何故かゼリーは作れど プリンはまだ一度も無い)
特にこのコップで作るオットの茶碗蒸しは美味しい。茶碗蒸しと言っても具は何も入っていなくて、卵と出汁の風味を楽しむもの。(まあ卵豆腐みたいな感じ) 出汁を多くしてぎりぎりの柔らかさにしたものを、冷やしてつるん と食べるのが夏のお楽しみの1つです。ゆるゆる ぷるぷるで口に含むとふわ~と出汁の香りがして美味しいんですよ。数が揃っているのでワイン会に登場した事もあります。

長谷川武雄さんは数々の賞を受賞し、デパートなどでも時々作品をみかける有名な方です。代表的な作品は、このコップのように白の美しい地に、すっと控えめにろくろの模様が出ているのが特徴です。白といってものっぺりとした白ではなく、透明感のある色にかすかにグレーがかった青色が重なっていて、複雑な味わいがあります。1つ1つ丁寧に作られたものですが、お値段は割と手頃。少し厚みのあるしっかりとした地で、普段使いにはぴったりだと思います。実はちょっとお皿にも惹かれていて...でも たまたま今まで手にする機会が無かったので、もしチャンスがあればぜひ手に入れてみたい。でも食器棚はもうぱんぱん.... ああ、悩むところです。



長谷川武雄


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3連休も今日が最後。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

我が家は大阪へ行ったり、神戸をうろうろしたり、近場でのんびりしています。
昨日は兵庫県立美術館で開催されている 「陳進 (ちん しん)」 展に行ってきました。
陳進は台湾に生まれ、日本に留学して絵を学び、その後台湾女性画家の頂点として活躍した方。以前 NHKの日曜美術館で紹介されていて気になっていたので、行ってみる事にしました。
陳進の絵は、絵によって大きく印象が違う...というのがオットと私の感想でした。風景画より人物画が圧倒的に良かったと思います。特に 「サンティモン社の女」 は足をとめてじーっと見入ってしまいました。凛とした女性の表情が何とも美しい。私は気に入った絵があると ぐるっと全体を観た後に もう一度見るのですが、今回は何といってもこの絵。女性の意思の強さと誇り、そしてすっきりとした美しさがありました。展覧会は夕方に行ったせいか、日本では超有名な画家という訳でもないせいか、とても人が少なかったです。お陰で久しぶりにゆっくりと絵を愉しむ事ができました。最近混雑している美術館ばかり行っていたので、こんなにゆっくり絵を愉しむ事が出来るのはとても嬉しい。コツコツと響く靴の音が気になるくらいしーんとしていて 思わずそろりそろり...と歩いてしまった私。

兵庫県立美術館は、2002年に開館した美術館。設計は世界的に有名な あの安藤忠雄氏。安藤さんらしい 「大きな箱」 といった感じのコンクリートの空間は天井がとても高く、ゆったりと絵を愉しむ事ができます。そして窓がとても大きく、そこから眺める風景もまたこの美術館の楽しみだと思います。というのも、この美術館はHAT神戸の中にあるので、北は六甲の山々 南は行き交う船...と神戸ながらの眺めを楽しむ事ができるんです。
HAT (はっと) 神戸は、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルプロジェクトの1つだそうです。以前は川崎製鉄阪神製造所、神戸製鋼所などがあったそうですが、阪神・淡路大震災の被災により移転したりして 空き地になったそうです。現在はこの美術館の他に、WHO健康開発総合研究センターや人と防災未来センターなどの建物があり、整然として綺麗な街になっています。水辺に沿って続くハーバーウォークもあるので、のんびりお散歩がてら行ってみるのもいいかもしれません。
あと 特別展開催中の金・土曜日は20時まで開館しているので、デートにも中々...かもよ *^。^*



兵庫県立美術館
(建物の様子は 「総合案内 - 美術館 たてもの写真集」 にのっています。)


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先日のネムノキと同じもの。
だたし、こちらは一眼レフで撮ったものです。背景がぼんやりぼけていい感じですね。



オットは大昔の一眼レフカメラを持っていて、昔は時々撮っていたけれど最近はあまり使っていなかったそうです。でもまた最近使い始め、ついにはフィルム スキャナまで買ってしまいました。
でも、まだあまりこのBlogには登場する機会がありません。
撮ったのはいいけど、スキャンをする時間が無い....


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あつい...ホントこのところぐっと暑くなりましたね。私は寒いのも苦手ですが、暑いのも苦手。オットいわく「単なるわがまま」との事ですが、でも暑いものは暑いんだってば...
でも、いつだったか 三宮に行った時のこと。ぼーっと信号を待っていたら、隣のオンナノコが 「私、暑いとか寒いとか うだうだ言うやつ、大嫌いなんだよね!!!」 と ホント 「!!」 ってな感じで言っているのが聞こえてきて、びくっ.... ときてしまいました。 はい、すみません、私が悪うございました。(って言われてもいないのに <心の中で> 謝ってしまった。←小心者)

... というくだらない話は置いておいて、やっぱりこういう季節は泡 (=スパークリングワイン) が美味しいですよね。 (って、一年中飲んでいるけれど)
こうむしむしした季節に、きりりと冷えた泡はオススメ... と今まで何度か書いたのですが、これも我が家の定番の泡の1つ。シャトー・ド・フュッセ という作り手の Cremant de Bourgogne です。
"クレマン ド ブルゴーニュ" の事はちらっとピカメロの泡の時にも書いたのですが、簡単に言ってしまえば、フランスのブルゴーニュ地方で作られた泡の事です。このフュッセはオットが昔からよく買っていた作り手で、泡以外のワインは良く飲んでいました。ワインの事を一言で言うのは難しいのですが、フュッセはきちんとしたスタンダードなワイン、という印象で、いつ飲んでも安心できるベーシックな味です。先日紹介したのピカメロの泡とは違う所の1つは、これはビンテージ (葡萄が収穫された年) が書かれていません。
このフュッセの泡。最初の一口目は割と地味な印象。でもしっかりとした熟成した風味がしばらくすると出てきます。これがお料理とあわせやすいんです。オットはちょっと甘さがあるので、和食にあわせやすい、と言っていました。なるほど。

今まで何度か書いて 「もういいよ」 って言われそうだけれど、この季節の泡はホント美味しいです。
日本の普段のご飯に一番合うワインじゃないかな... と我が家は思っているので、時々はビールのかわりにスパークリングなんていいんじゃないでしょうか。



シャトー・ド・フュイッセ


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今日 (ってもう昨日だけど) は随分暑かったですね。我が家は今年初めて クーラをつけました。クーラーがあまり好きじゃないので今まで頑張ってきたのですが...もう限界。今日は窓をあけても 「もわん」 とした生暖かい空気が張り付くようでした。

こうなってくると、暑いのが苦手なオットにとって受難の季節。というのも、オットは体がいつも暖かく、人一倍暑さには弱いようです。小柄な割に沢山食べるのですが、代謝がいいのか何故かあまり太りません。(=燃費が悪いとも言う) 食べたものが全て脂肪になる私からすると とっても羨ましい体質。でもいい事ばかりではなく、暑い季節はかなりしんどいらしい。
そんな 「寒冷地仕様」 のオットにとって この季節のお楽しみはきーんと冷えたビール... じゃなくて冷たい菓子です。(お酒も飲むけど甘いものも大好き)
ただ 「冷たいものが食べたい!」 という強い欲望はあるのですが、おなかが弱いオットは冷た過ぎるアイスの類は少ししか食べる事ができません。かくいう私もお腹は丈夫なんだけれど、冷た過ぎるのものは苦手。時々無性に食べたくなって、ソフトクリームなんかをつい買っちゃう時があるのですが、いつも二人で1つがやっとな我が家... なので、もうちょっと冷たさが優しいゼリーや水羊羹なんかが我が家にはBestです。加えて私が餡大好き・和菓子大好き人間なので、この季節の週末のお楽しみは和の冷たいお菓子が登場する事が多いです。そんな中で我が家のお気に入りが、この藤江屋分大の 「涼みとう風」。これはこしあんと葛を混ぜて木箱に流し固めたもの。お豆腐に見立てた洒落っ気のあるお菓子です。一見水羊羹のように見えるのですが、水羊羹のさくっとした食感とは全く異なり 「ぷるん」 とした練りのある感じ。わらび餅と水羊羹の中間のような食感です。ぷるぷる、むにむに... とした何とも不思議な食感がクセになるんです。

藤江屋分大は明石市で文政年間より営業している明石を代表する和菓子屋さん。「分大餅」 や 「明石もなか」 なんかが有名です。私が住んでいるのは神戸の西のはずれなので明石にも近く、付近のデパートでも扱っているおなじみのお店です。どのお菓子も丁寧に作られたほっとするやさしい感じ。我が家はここのファンで、よく色々なお菓子を買います。この季節限定の水羊羹や 「うすぐも」 という薄皮饅頭も美味しいんですよ。それに、お店のスタッフの方がまたとても感じが良いんです。
この涼みとう風はこの季節だけのお楽しみ。他にも色々夏限定のお菓子があって毎回とっても迷っちゃいますが、これを買う率は高いですね。
甘さもさっぱりとしていて、幾らでも食べれそうなのが怖い... 横でオットがぱくぱく食べているとついつられて食べちゃうんだけど、身のつき方が違うんだよなあ...(何だか不公平)



藤江屋分大


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近所の公園の合歓の木の花が咲きました。こうやって近づいて見ると結構派手なんだけれど、大きな木にふわふわ~ とした感じで咲いていると やさしい雰囲気で好きな花です。



夢喰いさんの「ぽわわん」の記事にも紹介されていて、小次郎君とバックのお花が可愛らしい。
名前の由来は、皆さんご存知ですよね。
鳥の羽に似た葉が、夜には自然に閉じて木が眠ったように見えることからだとか。
こうやって見ていると、しっかり寝ててきちんと起きる、そんな生活が大事ですよ...ってネムノキに言われているように思える。そんな私の生活は... (crazy day...)

ネムノキ


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先日、ワイン仲間のKeNさんから庄内のサクランボを送って頂きました。とれたての佐藤錦です。とっても美味しいです。かむとプチっとはじけて、口の中に爽やかな甘みと酸味が広がります。沢山頂いたので思う存分食べる事ができました。ああ、幸せ~ KeNさん ありがとうございました。
(同じくワイン仲間のとりさんのところにも届いたようです。←とりさんの「うほほほ」の記事にて)

サクランボだけでも、充分美味しいのですが、せっかくなのでワインとあわせてみる事にしました。(甘いものを見るとお酒にあわせてみたくなる... という衝動を抑える事ができない我が家)
オットが選んだのが、この Dr.ローゼンの Riesling Q.b.A 2004。
「リースリング」 という品種の葡萄で作られたワイン。 そして、「Q.b A」 というのはワインのランクの事を示します。ドイツワインについては 最近 素敵なコメントを下さっている「ワイン屋さん」の「ドイツワイン早分かり」の記事に紹介されています。ぜひ、ご覧下さい。
このワイン、栓をあけた日は、弾けるような... といった感じの元気なきゅっと引き締まった酸味と爽やかな甘さがあります。数日経つとそれも少し落ち着いてきて、じんわりとした甘さが心地よいです。これが佐藤錦の上品な甘さにあうんです。甘いものに甘いお酒をあわせる時、下手するとどちらかが甘すぎたりすっぱく感じたりする事もあります。でも、この組み合わせはどちらの風味も殺さず、美味しかった。オットのセレクト大成功。(よく出来ました~)
実はこのワイン、サクランボを送ってくれたKenNさん なじみのワイン屋さんで手に入れたものです。大阪の茨木にある 「ヘレンベルガー・ホーフ 」 というワインの輸入会社の試飲会に出ていたものです。会社は閑静な住宅地の中にあるのですが、併設倉庫で開催された試飲会には沢山の人が来ていました。現地のワイン造りに携わる方々と直接交流し、選んだ直輸入の商品だけを扱う会社だそうです。なので、このイヴェントを楽しみにしている人も多かったようです。

ところで このワイン、コルクでなくてスクリューキャップです。スクリューキャップと聞くと何だか安酒=あまり美味しくない、というイメージが昔はありました。でも、このワインはそんな事はありません。
このワインの造り手である Dr.ローゼン醸造所はとても評価が高く、有名なワイナリーなんだそう (オットが試飲会でしっかり反応してました)。なのでいいものになると結構なお値段がしますが、このワイン2000円弱と とてもお手頃。しかもスクリューキャップ、と気軽に楽しめるところがいいですよね。
コストパフォーマンスは抜群だと思います。

夏に向けて、こういった少し甘めのワインきりりと冷やして 食後に飲むのも中々いいもんですよ。



ヘレンベルガー・ホーフ Dr.Loosen(公式サイト) ERNST LOOSEN氏の記事


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ワイン仲間のとりさんから、少し前に東京都庭園美術館の事を聞かれたので書いてみる事にしました。 といっても美術館に行ったのはだいぶ前ですが... でもまた行ってみたい素敵な美術館です。

東京都庭園美術館は朝香宮 (あさかのみや)邸として建てられた建物を、美術館として公開しています。建物は、建設当時流行のアール・デコ様式を採用した建物で、東京都の有形文化財に指定されています。建物がいわゆる1つの美術品なんですね。
... といった素晴らしい美術館なのですが、私はこの美術館に行くまでアール・デコなんてあまり縁の無い世界と思っていて、あまり興味がありませんでした。なので、東京時代 少しの間だけれど目黒に住んでいながら、1度も行った事がありませんでした。(庭園美術館は目黒から徒歩で行く事ができます) 男っぽい性格なせいか、ちょっとこういった世界が苦手なのかなあ... それは今でも変わらないのですが、神戸に来てからたまたま機会があってオットと行ってみました。そこは 何というか... 意外にもそういう先入観抜きで楽しめる場所でした。こんな事だったら、もっと早く行けばよかった。
その最初の展覧会はカラヴァッジョの展覧会でした。アールデコとカラヴァッジョ。濃い~こてこての組み合わせで、我が家の好みからはかなり遠い。でも 何故かその展覧会はとてもよかった。カラヴァッジョの絵の雰囲気と朝香宮邸の雰囲気がしっくりきていて、お互いを引き立てあっていたんです。やはり芸術にはその雰囲気に合う空間ってあるんですね。何だか妙に納得してしまいました。日本でこういった空間で絵を楽しむ事が出来る場所をそれまで知らなかったので、素直にいいなあ、と思いました。それに絵を楽しむだけでなく、建物自体も素晴らしくて、ドアノブや廊下の照明など 一つ一つの調度品も観ていて飽きませんでした。お庭も広くて、ちょっと気持ちをゆったりさせたい時に訪れるのにはとてもよい場所だと思います。
7/8 から開催されている 「旧朝香宮邸のアールデコ」 にはぜひ行きたい。これまで非公開であった1階「小客室」の改修工事完了に伴う3年振りの建物公開展だそうです。

建物やお庭の写真は下のリンクや色々な所で紹介されているので、それを見て頂くとして。写真は庭のモニュメントと男の子。ちょこんと腰掛けた姿が可愛いですよね。
彼は何を考えているのかなあ....



東京都庭園美術館


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オットのZoomyです。

少し昔話になりますがお付き合いを。
タイトルはホルストという作曲家の作品のオーケストラスコアですが、最近ではこの中からJupiterという曲をアレンジした平原綾香の歌をご存知の方も多いのではと思います。原曲となった組曲のオーケストラスコアが今日の主題です。

70年代にはこのオーケストラスコアは注文しても入荷しない品で、専門店でも船便でいつ入荷するか分かりませんと言われて入荷するともしないとも連絡もないのが当たり前でした。なかなか手に入らないので、その頃中学生だった私が父の海外出張の際おみやげにねだったのが、「惑星」と「魔法使いの弟子」のオーケストラスコアでした。

父は立ち寄ったNYで専門店へ行き、惑星はなんとか説明できたようですが、魔法使いの弟子は原題が分からなかったので説明するのに随分苦労したと後になって聞きました。写真のスコアには右上に9.50という数字が見えますが、9ドル50セントのことです。その後入荷するようになった当初の価格は6000円程度だった覚えがありますが、80年中頃の200円前後から円高へ動き出した頃かも知れません。

スコアを買ってもらった当時私は大喜びでスコアの各パートをピアノでたどっていき、特にJupiterの第四主題と呼ばれる(平原綾香の原曲)有名な部分は全パートを1パートずつ弾いて和音を組み立てピアノで弾けるようにして楽しんでいました。

高校の時には一時吹奏楽部に入り、遊び半分に鉄琴(グロッケン)でオルゴールのようにたどたどしくジュピターの旋律を弾いたら先輩に気に入ってもらったことや、80年代になっても入手できないスコアということで兄の所属する大学の吹奏楽部へ貸し出したりと思い出は尽きません。

でもその後全音ピアノピースでこの主題のピアノアレンジ譜も出版され、オーケストラスコアを読まなくても済むようになりましたし、スコアも簡単に手に入るようになり珍しいものでもなくなりました。

そして歌詞がついて歌われてこの旋律はクラシックには縁が無いと思ってる人にも知られることになりましたが、私はこの変化を嬉しく思う一人です。スコアは珍しいものではなくなりましたが自分にとって宝物であることには変わりはありません。いい曲を知ってると感心されることも二度とないと思いますし、前から知ってたと書いても「ふーん」で済まされるでしょうけど、それで構いません。

思い出は曲の評価とは関わりない話ですし、私にとって思い出は「しがみつく過去」ではなく、明日への励みです。

多くの敬称が時代の変化と共に、使われなくなるか尊敬の意味を失っていきますが、これを「時の試練」と呼ぶとしたら、Jupiterに起こった変化も似たようなものかも知れません。



Boosey&Hawkes


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