好きなもの ほしいもの。モノには色々な物語があると思っています。
(写真は毎日使っている市原平兵衞商店のお箸です)
まずはお箸から



オットのZoomyです。

ご無沙汰してしまいました。次の写真は六甲山のある場所の『風景』です。場所と植物の名前はコメントを含めて記載しませんので、風景としてご覧下さい。また植物名が判ってもコメント欄への記載は念のため控えていただけるとありがたいです。


ごく一部の垂れた穂先に数mm程度の小さな花をつけ始めたばかりです。


写真ではかなり色が飛んでしまっていますが、花の先はかすかにピンク色に色付いています。


タデ科の植物なので花びらに見えるのは顎とのことです。素人目にはその区別は付きませんが。地味な花ですが満開になった姿は想像するしかありません。そのタイミングに出会えるかどうかは運次第です。花が一斉に咲くのか散発的に咲くのかもわからないです。もしかしたらこの風景のままずっとそこかしこでひっそり咲いているのかも知れません。そんなことを考えながら見ているからこそより期待値込みで美しくみえるのもあるでしょうね。

皮肉たっぷりに言えば、この残暑、ようやく(本来の)夏らしくなってきたなあ、と思います。例年以上に秋を待ちわびる時に無粋な話ですが、この残暑程度が盛夏と呼ばれる一番暑いころだったような感覚があります。少なくとも朝夕はもっと涼しかったはず。でなければ夕涼みなどという言葉も習慣も生まれようがないように思えてなりません。

8月から9月にかけて布引の滝がある生田川の水量は毎週目に見えて減っていきました。布引の滝は観光放流である程度の水量を流し雌滝のすぐ下流側にある取水口から取り込みます。そのため水量が少ないときには雌滝取水口より下流では、川が枯れることもあります。実際今年8月には雌滝取水口より下流側が一度枯れたのを見かけました。

人手が入らない生田川の支流でも枯れた支流もあります。この2年間春~秋に歩くことの多い生田川沿いの登山道、トゥエンティクロスですが、地蔵谷出会いという支流を越える場所で流れが枯れるのを初めて見ました。この場所は以前六甲山 - Part 43の後半で普段の状態と増水時を比較しています。

そろそろ少しは雨も期待できそうなので、少しはすずしくなって流れが復活するのを期待したいところですね。

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オットのZoomyです。

上陸した関東には一部記録的な大雨ももたらした台風9号ですが、関東同様に連日の猛暑で乾ききった神戸にそれほど大量の雨は降らさず通りすぎていったようです。以前紹介した神戸市内を流れる河川の水位計(20時間強のデータが表示される)をみても六甲山の北側で少し水位が上がっただけで、南側の河川の水位計に大きな水位の変化はありませんでした。

だいぶ前のことになりますが、こちらはkatokyoが買ってくれたものです。2005年にルービックキューブ発売25周年を記念に発売されたものだとか。


(さて、アフリカの裏面はどこでしょう?)

ことのきっかけはオリジナルのルービックキューブと同じ色の別のパズルがあったのですが、その原色を嫌ってこれならということで探してきてくれました。もう一つのパズルは社会人になって間もない頃に足を骨折したときにもらったもので、どんな状態からでもいまだに元の形に戻せます。でもルービックキューブは元に戻せません。

そして写真は完成形ですから、一度もランダムな配置になっていない、ということになりますが、何回かうちに遊びに来た人が動かしたものは元に戻しています。現実世界のように混乱状態になってしまうのを恐れて動かしていないのではありません。

パズルを解くのを楽しむ人なら答えを教えてもらったりはしないと思いますが、ちゃんと解答を教えてくれるサイトがあるので元には戻せます。

ただこの地球儀版とオリジナルのカラーを対比させた表を作ってないとそれも活用できないので、地球儀版の展開図とオリジナルのルービックキューブの色との一覧表を作っておきました。いつだったかついでに展開図上で動かせるように細工して、それからはその展開図を動かして遊んでいます。なんせ手で動かすより何倍も早いのですから。

見て判る通り原色6色のオリジナルに比べてぱっと見たときにどこのピースか、とても判りにくいので一筋縄ではいきません。ピースの全表面9×6の36枚の中でロゴや赤道などが書かれていない完全に海だけの表面が7枚あり、全て角ピースなのでそのピースの他の表面を見ないとどこのピースなのかはわかりません。それだけでも難易度上がりますが、隅っこにちょっとだけ陸地という表面がまた何枚かあるのでその違いを一瞬で見分けないと、さらに時間を費やすことになるのでは予想されます。

海だけの表面にロゴマークや赤道が書かれている面が7枚あるので、それが書いてなかったら、さらに難易度アップかも知れません。でもその難しさは実物を見てみないと少し判りにくいので、ただのルービックキューブに地球儀を貼り付けただけとしか見ない人にはそれほど興味をそそるものではないことでしょう。でも手に取った人には動かす前にその難しさが伝わり、燃える人は燃える、そういうちょっとマニアックな面白さを秘めたキューブです。

ワイン会の時にはさりげなく目立つところに置いておくと、時々手に取ってくれる人がいるので、それを見るのもちょっと楽しみだったりします。

こちらは反対側の写真です。


Rubic Cube Solver

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オットのZoomyです。

ニュースではこの113年間で最も暑かった夏とのことですが皆さん体調はいかがでしょうか。それぞれ工夫されて乗り切っておられるのではと思います。今日は山歩きの暑さ対策です。

その前に平地の話ですが昼間の晴天時はさすがに男性でも日傘はあれば嬉しいです。帽子よりは頭が涼しいのがいいですね。もっと男性の利用が一般的になってくれればとひそかに願っています。山の帰りは首の後ろをカバーする帽子を持っていくので山を降りてからも使っているから(少し目立つけど)いいのですが。

そんな暑い中、夏から秋にかけての花、センニンソウは咲き続けています。


2週間以上前から咲き続けていますが、さすがに蕾はだいぶ減って来ました。あまりこのブログに六甲山の草本は載せないようにしていますが、この逞しいセンニンソウは大丈夫であって欲しいと願うばかりです。というのも布引の滝付近は訪れる人が多く、いろんな植物の花の時期には摘まれてしまった跡をよく見かけます。カメラを向けているだけでも地元の方からは花泥棒かと疑いの目を向けられるのが現実のようです。

では定例(になりつつある)の水の写真です。



水が噴き出しているようにも見えますが、ちょうど流れの強い場所に石があるらしく、それに当たってこうなっています。川辺というのもあって涼しいのですが、こういうのをぼーっと見てると気持ちの上でも暑気払いになりそうです。

当然、山の中が多少涼しいとはいっても1000m以下の六甲山系の中では暑さ対策は必須です。コース選択、休憩場所と回数、水分補給、ウェアに汗対策と夏の時期特有の考えることは数多くあります。

冬場なら2時間ちょっと休憩無しで登ってしまう道も途中でリュックを降ろす休憩を2,3回とっています。時間も3時間を越えます。冬場は500mlで済んでいる水分補給も倍になり、予備にもう1本用意し合計1.5リットルです。

余談ですが、こないだ実際に歩き始めと同じ状態の水食料を入れた装備の重さを測ってみると、8.0kgありました。どうも体脂肪だけでなくこちらにも絞る余地が残されているようです。

体脂肪のせいか、無駄な装備のためか、気候によるのかはともかくとして、汗を拭くハンカチは絞れる程になります。でも最近のウェアは黒や白でなくても汗滲みが目立たなくなって、防臭仕様が増えたので夏場も少しは快適に登れるようになってきました。暑さのリスクより、このウェアの充実がなければ夏は歩かなかったかも知れません。実際に2年前に歩き始めたのは夏を避けてもうすぐ10月という頃です。

リュックに戻るとこちらも当然汗で湿気るのですが、水分をうまく分散させるように考えて作られてるので、さすがに絞れるほどではありません。ただ食事中の方には申し訳ないですが、下山後1~2時間、歩き始めから3~4時間と言ったほうが良いかも知れませんが、匂いが最初より強くなってきます。

このためリュックは毎回帰ってから背中と肩の当たる部分を水に浸けて洗っています。問題は帰りの電車の中です。網棚に置いて匂うほどではないのですが、ひざの上に乗せているとちょっと隣の席が気になります。歩いている時も最後のほうはリュックを背負った状態でもわかるので何とかならないかと思ってました。


(ちょっとフラッシュを光らせたような色合いですが、これは一部木漏れ日によるものです。)

好日山荘でリュックの匂い対策を聞いてみたところ、意外な品を勧められました。なんと靴のデオドラントをリュックの汗の滲みるところに使うというものでした。この店に在庫の品は、パウダー状で靴を履く前に靴の中に使用すれば、数回の使用でその後半年程度防臭効果が続くというものでした。

靴ではそれほど困ってなかったのでちょっと盲点でした。でもパウダーと聞いた時にもしやと思い浮かぶものがありました。ある女性の山歩きの会のホームページで、冬山に登る人の間で靴の防臭に利くと口コミで広がっている白いパウダーがある、というのを読んでいたのです。

冬山で何泊かビバークをしながら山を歩く人は当然毎日すべて着替えできる訳もなく、予備の衣類を持っていてもほぼ着の身着のまま状態になるはずです。しかも足元は結果として完全防水になってしまうプラスチックブーツです。何日か歩いた後の靴は当然のことながら、強烈、なのだそうです。誇張表現が含まれているかどうかは定かではありません。

その時は冬山に利くなら、きっと効果あるに違いないとは思いましたが、たとえ連休で続けて登っても毎日着替えが出来る環境ではお世話にならずに済んでいました。


(御影石と呼ばれる六甲山の代表的な石ですが、デジカメの自動補正でかなり黄色味が抜けています。)

お店の人によるとリュックの汗対策もまずは洗うのが一番効果ある、ということでした。私も歩き終わった後、大抵は山道が終わる場所で、リュックの汗のしみた部分に水をかけて乾いたタオルで水気を取っています。これは真夏だけ必要な汗対策です。また余談ですがこの時、トイレのある場所でほぼ全身着替えて同時に靴の泥もブラシで落とし山歩きモードから街歩きモードへと切り替えています。(こういうブラシや着替えが装備を重くする....)

そのやり方は変えずに件のパウダーを使ってみました。洗うとパウダーの効果は減ってしまうのですが、それまでの匂いを防いでくれているのか実感できる程度の違いはありました。完全無臭ではないですが、リュックの肩の部分に鼻を近付けないと判らない程度には押さえられました。

水をかけた後にもパウダーを振ればいいのかも知れませんが、帰るとすぐに洗い流すのでそこまでは試していません。

物はGran's Remedy という商品名でニュージーランド製、鉱物由来の物質としかホームページに記載されていませんでした。ニュージーランドで特許を取っているのでその資料でも取り寄せればもう少し詳しいことも判るかも知れませんが、そこまでの気力はありませんでした。

原則論ですが、このパウダーに限らずウェアでも抗菌防臭機能をもったものについては、若干皮膚への刺激が強い可能性があるので、皮膚の弱い人は慎重に様子を見ながら利用することをお勧めします。

好日山荘で扱っているGran's Remedyのパッケージはこちらの小型のタイプです。13g入り1260円(2010年7月時点)でした。

パッケージはお洒落というよりお茶目といったほうが良さそうです。


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