オットのZoomyです。
ニュースではこの113年間で最も暑かった夏とのことですが皆さん体調はいかがでしょうか。それぞれ工夫されて乗り切っておられるのではと思います。今日は山歩きの暑さ対策です。
その前に平地の話ですが昼間の晴天時はさすがに男性でも日傘はあれば嬉しいです。帽子よりは頭が涼しいのがいいですね。もっと男性の利用が一般的になってくれればとひそかに願っています。山の帰りは首の後ろをカバーする帽子を持っていくので山を降りてからも使っているから(少し目立つけど)いいのですが。
そんな暑い中、夏から秋にかけての花、センニンソウは咲き続けています。
2週間以上前から咲き続けていますが、さすがに蕾はだいぶ減って来ました。あまりこのブログに六甲山の草本は載せないようにしていますが、この逞しいセンニンソウは大丈夫であって欲しいと願うばかりです。というのも布引の滝付近は訪れる人が多く、いろんな植物の花の時期には摘まれてしまった跡をよく見かけます。カメラを向けているだけでも地元の方からは花泥棒かと疑いの目を向けられるのが現実のようです。
では定例(になりつつある)の水の写真です。
水が噴き出しているようにも見えますが、ちょうど流れの強い場所に石があるらしく、それに当たってこうなっています。川辺というのもあって涼しいのですが、こういうのをぼーっと見てると気持ちの上でも暑気払いになりそうです。
当然、山の中が多少涼しいとはいっても1000m以下の六甲山系の中では暑さ対策は必須です。コース選択、休憩場所と回数、水分補給、ウェアに汗対策と夏の時期特有の考えることは数多くあります。
冬場なら2時間ちょっと休憩無しで登ってしまう道も途中でリュックを降ろす休憩を2,3回とっています。時間も3時間を越えます。冬場は500mlで済んでいる水分補給も倍になり、予備にもう1本用意し合計1.5リットルです。
余談ですが、こないだ実際に歩き始めと同じ状態の水食料を入れた装備の重さを測ってみると、8.0kgありました。どうも体脂肪だけでなくこちらにも絞る余地が残されているようです。
体脂肪のせいか、無駄な装備のためか、気候によるのかはともかくとして、汗を拭くハンカチは絞れる程になります。でも最近のウェアは黒や白でなくても汗滲みが目立たなくなって、防臭仕様が増えたので夏場も少しは快適に登れるようになってきました。暑さのリスクより、このウェアの充実がなければ夏は歩かなかったかも知れません。実際に2年前に歩き始めたのは夏を避けてもうすぐ10月という頃です。
リュックに戻るとこちらも当然汗で湿気るのですが、水分をうまく分散させるように考えて作られてるので、さすがに絞れるほどではありません。ただ食事中の方には申し訳ないですが、下山後1~2時間、歩き始めから3~4時間と言ったほうが良いかも知れませんが、匂いが最初より強くなってきます。
このためリュックは毎回帰ってから背中と肩の当たる部分を水に浸けて洗っています。問題は帰りの電車の中です。網棚に置いて匂うほどではないのですが、ひざの上に乗せているとちょっと隣の席が気になります。歩いている時も最後のほうはリュックを背負った状態でもわかるので何とかならないかと思ってました。
(ちょっとフラッシュを光らせたような色合いですが、これは一部木漏れ日によるものです。)
好日山荘でリュックの匂い対策を聞いてみたところ、意外な品を勧められました。なんと靴のデオドラントをリュックの汗の滲みるところに使うというものでした。この店に在庫の品は、パウダー状で靴を履く前に靴の中に使用すれば、数回の使用でその後半年程度防臭効果が続くというものでした。
靴ではそれほど困ってなかったのでちょっと盲点でした。でもパウダーと聞いた時にもしやと思い浮かぶものがありました。ある女性の山歩きの会のホームページで、冬山に登る人の間で靴の防臭に利くと口コミで広がっている白いパウダーがある、というのを読んでいたのです。
冬山で何泊かビバークをしながら山を歩く人は当然毎日すべて着替えできる訳もなく、予備の衣類を持っていてもほぼ着の身着のまま状態になるはずです。しかも足元は結果として完全防水になってしまうプラスチックブーツです。何日か歩いた後の靴は当然のことながら、強烈、なのだそうです。誇張表現が含まれているかどうかは定かではありません。
その時は冬山に利くなら、きっと効果あるに違いないとは思いましたが、たとえ連休で続けて登っても毎日着替えが出来る環境ではお世話にならずに済んでいました。
(御影石と呼ばれる六甲山の代表的な石ですが、デジカメの自動補正でかなり黄色味が抜けています。)
お店の人によるとリュックの汗対策もまずは洗うのが一番効果ある、ということでした。私も歩き終わった後、大抵は山道が終わる場所で、リュックの汗のしみた部分に水をかけて乾いたタオルで水気を取っています。これは真夏だけ必要な汗対策です。また余談ですがこの時、トイレのある場所でほぼ全身着替えて同時に靴の泥もブラシで落とし山歩きモードから街歩きモードへと切り替えています。(こういうブラシや着替えが装備を重くする....)
そのやり方は変えずに件のパウダーを使ってみました。洗うとパウダーの効果は減ってしまうのですが、それまでの匂いを防いでくれているのか実感できる程度の違いはありました。完全無臭ではないですが、リュックの肩の部分に鼻を近付けないと判らない程度には押さえられました。
水をかけた後にもパウダーを振ればいいのかも知れませんが、帰るとすぐに洗い流すのでそこまでは試していません。
物はGran's Remedy という商品名でニュージーランド製、鉱物由来の物質としかホームページに記載されていませんでした。ニュージーランドで特許を取っているのでその資料でも取り寄せればもう少し詳しいことも判るかも知れませんが、そこまでの気力はありませんでした。
原則論ですが、このパウダーに限らずウェアでも抗菌防臭機能をもったものについては、若干皮膚への刺激が強い可能性があるので、皮膚の弱い人は慎重に様子を見ながら利用することをお勧めします。
好日山荘で扱っているGran's Remedyのパッケージはこちらの小型のタイプです。13g入り1260円(2010年7月時点)でした。
パッケージはお洒落というよりお茶目といったほうが良さそうです。
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