好きなもの ほしいもの。モノには色々な物語があると思っています。
(写真は毎日使っている市原平兵衞商店のお箸です)
まずはお箸から



Zoomyです。

ご無沙汰しています。出張が重なったりして六甲山にもご無沙汰していました。このシーズンは紅葉を楽しめなかったのですが、雪や氷の景色が楽しみな季節が近づいてきました。

そうは言いながら六甲山の北側斜面の滝にはまだ行ってません。歩いたのは六甲山のガイド本によっては点線の中級者向けコースと記載されていることもある地蔵谷のコースです。六甲山縦走コースの天狗道はおよそ尾根筋の道ですが、その北寄りの沢筋を上るのがこのコースです。

そのコースにある滝を始めて訪れました。名前は地蔵谷大滝と呼ばれているそうです。


この日このコースで唯一すれ違った人に滝の名前を聞いたところ、40年代に出版された本の中に地蔵谷大滝と書いてあったのを見たことがある、と教えていただきました。検索すると滝の動画に至るまで色々ありました。

もちろん、このコースを歩いたのは初めてではないので、滝の存在は知っていましたが、登山道からは藪を通して微かに見えるだけでした。その滝の周辺は全て断崖絶壁でした。

大きな滝だけにどこかにきっと踏み跡はあるに違いないと思っていたのですが、下流側に少し戻ると踏み跡があり、途中からは長らく手入れされていないと見受けられる石段がありました。流れの傍までは降りられますが、その先は道はないのでそこから眺めるのが一番安全でしょう。

水量が多くなければ滝壺の間近にまで行けますが、整備された登山道しか歩いたことない方にはお勧めはしないでおきます。あくまでも自己責任となります。

地蔵谷の流れは生田川本流よりも透き通って見えました。


この道には次の写真のような背丈を少し越える程度の小さな滝がいくつもあり、渓流沿いのハイキングを楽しめる道となっています。

もちろん六甲山系なので途中にダム越えの急斜面はいくつかあります。

それとこのコースには何箇所か切り立った崖の上を歩く道があります。他の整備された道と違って幅が狭いのでそういう場所でのすれ違いはしないほうが無難な場所です。

この季節足元の風景が変わってきます。


普通ならザクザクと霜柱を踏む音を楽しむところですが、この日の霜柱はちょっと様子が違いました。場所によっては石を持ち上げたり、長さ10cmを越えるものもありました。

逆に道の表面に頭を出している石が陥没していたのですが、それは陥没ではなく登山道全体が霜柱で盛り上がっているのでした。それが固くてざくっと折れる音がしないのです。岩の上を歩いているような乾いた足音がして足跡も残りませんでした。

そして摩耶山山頂付近のアジサイ池の流れ口の氷柱はご覧の通りです。

流れる水が凍るまでではないですが、水しぶきが出来る場所には氷の柱が育っていました。この調子で冷え込んでいると六甲山北側斜面の滝は順調に凍り続けてくれるので、寒さの中にほのかな楽しみが増えます。

去年は1月下旬に平年よりかなり暖かい日があったので氷も一旦解けてしまったのですが、その分かどうか2月の後半になかなか暖かくならず遅くまで氷瀑の風景を楽しめました。さて、今年の天気はどうなるのか楽しみです。


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