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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムUC⑥ 重力の井戸の底で 著/福井晴敏 原案/矢立肇・富野由悠季 2010年10月1日 角川書店

2015-04-01 07:39:36 | ガンダム
世界を転覆する力『ラプラスの箱』の謎を解き明かす新たなるカギは、地球連邦政府首都ダカールにあった。イスラム系反政府組織による首都襲撃計画に巻き込まれたバナージは、組織の首領の娘ロニ・ガーベイと出会い、心を通わせる。彼女が操る巨大モビルアーマー《ジャンブロ》が暴走し、ダカールが炎に包まれた時、バナージ、リディが取った決死の行動とは―!? 圧倒的なスケールで描かれるガンダム最新作、地上編となる第6弾!
裏表紙より。
砂漠、洗脳、敵方の少女、踏み台などなど、ガンダムっぽい話が盛りだくさんの巻。

「昔からそう。一途で、隠し事ができなくて、思い込んだら脇目も振らずに突っ走っちゃう。そのくせ、変に気が回るもんだから、ひとりでいろいろ抱え込んじゃうのよね」
姉のシンシアがリディを評して。ミネバは『的確な人物評』『身内の目とはこういうものかと感心』してるけど、それができないなら身内とは言えないという見方もできるかなと思う。

「私が話してみます」
ニュータイプ研究所に連れてこられたマリーダさんに、マーサの毒牙が迫る・・・!
ババァ近寄んな!近寄んなババァ!

地球に降下はしたものの、砂漠で身動きが取れなくなったガランシェール。救援を呼ぶため、ジンネマンは『無意図的自己放任』に陥ったバナージを連れて徒歩で砂漠を渡る。砂漠の厳しさとジンネマンとのやりとりの中でバナージは立ち直っていく。
「男の一生は、死ぬまで戦いだ」
「自分を憐れんで流す涙はみっともないが、人を想って流す涙は別だ。なにがあっても泣かないなんて奴を、おれは信用しない」
今までぶわっとくることを言った人は死ぬ法則があるからな・・・gkbr。

無事砂漠から脱出したバナージたちは、ラプラスプログラムが示した次の座標ダカールを目指すため、ネオ・ジオンの支援者マハディ・ガーベイと接触。『ダカールを制圧するだけの策はある』と豪語するマハディだが、「箱」探しに関してどうも自分の都合(白人どもへの復讐)に合わせた偏った解釈をしている模様。バナージは異を唱えるも全く聞き入れようとしない。
 強張った笑みをジンネマンに返し、マハディは窓ガラスに向き直った。その背中が先刻より小さく見え、バナージはふとアルベルトの背中をそこに重ね合わせた。選択の余地なく一族の宿命を担わされ、喘ぎながら虚勢を張るしかない背中―。
このバナージの不安は的中することになる。

 「こっちになびいてくれてはいるが、ダカール攻撃を目の当たりにしたらどうなるかわからん。本気で歯向かわれたら、うちの戦力じゃ押さえようがない」
ジンネマンのバナージに対する言葉や態度はあくまでも作戦だったなんて・・・!なんてネ。
キャプテンはそんなに浅い人じゃねーお!

 不意に頭をもたげた凶暴な衝動に従い、マハディは命じた。「攻撃目標、ホテル・エンパイア。主砲発射用意」
 前席につく三人の肩が一斉に震え、「ホテル、ですか?」と最初に振り向いたアッバスが口を開く。大きく見開かれたロニの瞳も見たマハディは、「ホテルではない。象徴だ」と押しかぶせた。
「我らムスリムの土地を汚し、この地球を食い潰してきた白人どもの文明のな」
作戦としてはユニコーンがラプラスプログラムを発動するまでの時間を稼げばいいだけなのに、モビルアーマー・シャンブロの力に酔って自らの復讐心を暴走させるマハディ。これは酷い。
その非道な行為を作戦として黙認するジンネマンと殴り合うバナージ。
「おれは、人の哀しさを、哀しいと感じる心があるんだってことを、忘れたくない。それを受け止められる人間になりたいんです。……キャプテンとおなじように」

「おれは『箱』の鍵じゃない。人間だ。理不尽と戦い、少しずつでも前進してきた人間のひとりだ。そしておまえは、その人間の力を増幅するマシーンなんだ。
 人の心を、哀しさを感じる心を知るものなら、《ガンダム》!おれにちからを貸せ……!」
NT-Dを制御したバナージ。やりよった!
でも・・・
「正気に返ってください。いつものお父様に―」
「うるさい!」
ロニ・・・。
 ロニが体を開いて教えてくれている。オードリーと同じ色の瞳、母さんに似ている瞳が導いてくれる。ぴくりと指を震わせたのも一瞬、バナージは冷静にビームライフルのトリガーを引いた。

最後は黒いユニコーンがバナージのユニコーンをぼこぼこにして終了。
時間なくて書くところ削ってたらリディに関する部分が最初だけ、それも姉とミネバのやりとりだけになった件について。
いやリディも頑張ってたけども!この巻はジンネマンとロニの印象が強すぎてね?
全部文才が無いのが悪いんや・・・ホントにもう今日は「なにやってんの!」だよ!


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