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人類は記憶喪失している・・グラハム・ハンコック・ダイジェスト(3)

2014-12-03 | その他先史文明


グラハム・ハンコック氏の著作全体を総括するような対談の本のご紹介を続けます。

題名は、「人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元(スーパーナチュラル)」にあった」といいます。

対談の相手はエハン・デラヴィ氏です。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。


             *****


             (引用ここから)



○ハンコック

世界中に残された神話と民間伝承には、ただ一つの例外もなく、ある共通のパターンがあります。

過去の黄金時代の記憶が、蓄積されているのです。

「遠い昔、人間は今よりもはるかに発達していた。

神のようなパワーを持ち、神と共に歩んだ時代があった。

人間に必要なことはすべてかなえられ、人間は魔術的なパワーを自由に操っていた。

しかしその後、大災害にみまわれる」。


文化によって何千もの物語がありますが、同じ事を述べています。

大災害・・それは洪水です。

地球規模の洪水です。

その後に空が暗くなり、空から黒いアスファルトの雨が降る。

夥しい地震と火山の噴火が起き、地球規模で恐ろしい天変地異が起きた。


最も有名な例はプラトンです。

プラトンが、アトランティスと呼ばれる「失われた文明」があったと説明しています。

彼の時代から9000年前、すなわち現在からは約11500年前の出来事についての話です。


世界は、氷河時代の最後に本当に恐ろしい事が起こりました。

海面が世界中で120メートルも上がったのです。


わたし達は、記憶喪失の種なのでしょう。

わたし達自身の過去の記憶を失ってしまった。


天変地異の後も、生存者がいて、彼らは災害の周期的プロセスが再びやってくることを知っていたのでしょう。

彼ら生存者たちは、未来の人類がその危険に気付けるよう、星を永久的な座標として使いながら、遺跡にメッセージを組みこんだのです。

後世に伝える最善の方法でした。


○デラヴィ

「上のごとく下もしかり」というのは、錬金術の根本にもある大事な考え方です。


宇宙の動きが、地上においても同じように反映されているということです。

天体と地球は、相互に連関しているのですね。


○エハン・デラヴィ

古代のエジプト人たちは、空には無数の星があるのに、特定の星にだけ興味を示していた。

彼らは深くそれらの星を研究した上で、特定の星を選んだ。


3つのピラミッドの位置が、オリオン座の3つ星の位置と一致している。

エジプトのピラミッドの中から外へ行くシャフトは、シリウス星の位置と一致する。

エジプト神話には、シリウス星を意味するイシスがいて、またオリオン星を意味するオシリスがいる。


○ハンコック

そうです。

空の特定領域に関する宇宙論でもあり、私たちの魂が、死後その場所で、危険で厳しい旅を始めると信じられているので、注意が向けられていたのです。

私たちもまた、あらかじめ、それらについて知る必要があります。



○エハン・デラヴィ

〝永遠の魂の生″のようなものが本当にあり、星がそれを完璧に象徴している。

なぜなら、光は永遠だからです。

星だけでなく、太陽もまた知的な存在であるという可能性も、度外視することができるでしょうか?

わたし達は、自分達が物質的な存在でありながら同時に魂を持っていることは認める。

そうであれば、太陽も同時に物質的な存在でありながら、また魂を持っていることにはならないのか?

どうして、それは別の話になるのか?

少なくとも、死後に彼らが旅をした、もう一つの世界がある。


○ハンコック

曲がりくねった死後の旅は、私たちが星に値するかどうかを見極めるための、最後の浄化なのでしょう。

チベット人もまた、彼らの「死者の書」を使い、死後の準備をうまく確実にしていました。


              (引用ここまで)
 
 
               *****


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2 コメント

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エイリアンインタビューをよみおわった (宮嵜 憲一郎)
2018-03-29 11:14:37
記憶喪失の神々・・・電磁波バリアによって記憶消去、受肉、転生の繰り返し。抽象的な言葉を受けいられた。神話、イズビー的な、魂的な奥底に眠る記憶。
初期仏教を死ぬまでに読み、なんとかこのせかいから抜け出したい。
せんどう
返信する
コメントありがとうございます。 (veera)
2018-05-09 08:38:47
宮嵜 憲一郎さま

たいへん興味深いテーマですよね。

なんだか、自分の記憶にもあるように思われます。

そして、地球のドラマの真実であるような。。

でも、おっしゃるように、「初期仏教」に帰り、この無明から立ち去りたい、という気持ちもございます。

お返事がたいへんおくれまして、申しわけございません。
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