教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

地震が起きる確率について

2011-06-13 00:01:38 | 科学
どっかで聞きかじったのだが、30年以内に東海地震(つぎの関東大震災)が起きる確率は87%だとか。

これだけ聞くと、どっかの偉い先生の理論で数字を弾きだしたように見えなくもない。

しかし!

実はこれ、確率を計算してみると、10年以内に起きる確率がキッカリ50%になる。

これはどう見ても
「10年で半々くらいの確率じゃね?」
っていう超ざっくり計算が元になって数字を弾いているようにしか思えないのだが、さてどう思われるだろうか。

・・・というのを土木系の耐震設計の専門家の知り合いに聞いてみたところ、

「地震というのはキッチリした理論があるわけじゃなくて経験工学的な側面がすごく強いんだ。
 だから過去に起きた地震の間隔とかの統計情報から次の地震の予測をしているんだ。
 でも、その統計情報の元となる過去におきた地震の歴史的な記録がそんなにたくさんなくてね・・・」

という話をしてくれた。

なるほど。
やっぱり超ざっくり計算なんだ(笑)。






追伸:

かつて日本には地震予知連絡会という組織があった。

けど阪神大震災のときに地震を予知できなかったということで、科学の素養の全くないバカどもから
「おまえらは人殺しだ!」
と、あらぬそしりを受けた。

地震の予知が不可能に近いことなんて理系なら常識である。
地震予知連絡会は、どうやったら地震を予知できるかを研究する会でしかない。
(とはいっても地震の伝播速度は意外に遅いので、通信網を利用すれば遠方へは地震が伝播する前にこれから揺れることを伝えることは可能)

もし家族で先のようなことを口走るようなヤツがいたとしたら、
「地震の件に関してはもう二度と外で口を開くな!」
と言いたくなるであろう。

そうはいっても世間はそうではない。
おかげで今は名前を変えているようだ。