オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

OMEGA SACD1修理&販売店のお仕事とは?

2018-04-17 17:30:47 | お店の話
今回は何台目かになりますがクラッセのOMEGA SACD1の修理をさせていただきました。

2001年に200万円で発売されたSACD/CDプレーヤーですが、あれから17年経ちますがメーカーでは既に修理は不能です。
良いCDプレーヤーが無い中で、デバイスに依存する機械はパーツの互換が殆どないので修理できる期間が家電品と同じ扱いなんですね。

以前も何度もこういった内容のことを書いてきましたので割愛しますが、今回も再生できないOMEGA SACD1が蘇りました!!










話は変わりますが、

ネット社会になってからすっかり販売店は排除の世の中ですね。

メーカー直販が多くなり、販売店のマージンを削ることでお客さまに少しでも安くご提供できる、またメーカーも利益が取れない時代なので販売店の利益をなくしメーカーがその利益を得るなど、販売店の存在が危うい時代です。

でも、これは家電品などのオーディオ製品での話が殆どです。
逆に趣味性の高いオーディオ製品は販売店の存在がとっても大きいのです。

何故なら、オーディオ専門店は「コーディネーター」だからです。

お客さま一人ひとり好みも違うしシステムも違うしケーブルやアクセサリーも様々だし部屋も違うし聴く音楽も聴くポイントも違います。
プロとしてお客さまのお話を十分ヒヤリングしてお客さまに合った製品選びやセッティング方法を導き出していくのが「コーディネーター=販売店」の仕事だと思います。
なので、お客さまによっては、機器の購入を勧めずセッティングだけになることもあります。
お客さまのことを知らずに商品を勧めたりするのはもってのほかです。

すっかりオーディオ専門店が少なくなったのも、この「コーディネーター」の仕事が出来てない販売店が姿を消していったんだと思いますね。

さっきのOMEGA SACD1の修理もそうですが、何十万、何百万もする製品を販売する販売店は修理が出来ないことをメーカーの責任にするようではお客さまは販売店で買う意味がありません。
販売店は販売したという責任がありますから、メーカーが買収されたりオーディオ撤退したりしてメーカー対応できなくなった後でも、その製品を販売した販売店はずっとお客さまの為に誠心誠意対応するのが本来の販売店の仕事だと思います。
そうしなければ何十万、何百万もする製品は買ってもらえるわけがありません。

商品を買ってもらうまでが仕事ではありません。
その選定から始まって買ってもらった後ずっとずっと対応していくのが販売店の仕事です。

「オーディオ専門店=コーディネーター」

これからも変わらずコーディネーター業に徹していきたいと思います♪

CHORD社D/AコンバーターQutest展示&特注アナログ電源ユニットの比較動画♪

2018-04-16 18:28:24 | コアお奨め!
最近PCオーディオやハイレゾ対応の多機能なD/Aが多い中、シンプルで音質重視のD/Aの手頃なものがないのですが、久し振りにコスパの高い音質重視D/Aコンバーターを展示導入しました!!





手のひらサイズですが航空機アルミ合金削り出しボディ。
しかも上位機種DAVEの直系の技術を採用したクォリティー!



しかし…

やはりこの価格帯は電源がACアダプターなんですね…
しかも普通の汎用スイッチング電源で高周波ノイズが多くオーディオ的ではないですね。

そこで、コア特注でトロイダルトランスで大容量アナログ電源ユニットを作ってテストしました♪








コアでお買い上げいただいた方でこのアナログ電源が気になる方はご相談ください♪

音の違いを動画アップしましたので参考にしてください♪






もちろん当店でも比較試聴できますので是非ご来店くださいね♪

YGアコースティックANAT-XV?仕様完成♪

2018-04-01 12:27:54 | お客さま宅
お客さま宅のANAT3(Sonja仕様)をXV仕様にしようという計画を実行しました!

昔から背が高すぎるので何とかしたいとお客さまに言われておりまして…
ふとしたお客さまのアイディアがSONJA-XVの仕様とリンクしてこれはいけると確信したんです!(^・^)

SONJA-XV-Jrはこれ♪



2700万円です。(^_^;)

お客さま宅のANATはエンクロージャーがANATというだけで中身はSONJAなのです。
クロスオーバーは下が65HzなのでなんとXVと同じなんです!(^・^)v

ということは、ANATメインモジュール(当時はこれだけで販売していました。)を専用スタンドに乗せ、下のウーハーをXVみたいに別にすればANAT-XVが完成するはず!!というわけです。
もちろんXVは4ウェイなのでXVとは同じにはありませんが、低域のモジュールのみ別にする発想は全く同じということです!

偶々ANAT専用スタンドを入手したのでセッティングできるかどうか位置関係を把握。

内側の黒いのがANAT専用スタンド。

早速メインモジュールを降ろします。


そしてウーハーモジュールを移動し下のボードを外します。


お客さまのスピーカーケーブルは偶々ですが、JORMA社のPRIMEバイワイヤーとシングルワイヤーを2セット使っていますのでそのままでOK!

上のメインモジュール用金具を外します。


そしてヴォイシング♪


ウーハーモジュールを前後すると見事に低域の形と量がリンクします!!
これはYGならではの位相特性の凄さで、ピッタリの場所を探しました♪








高さも通常のSPと同じような耳の高さになり、低域とのマッチングもXV同様でバッチリです!!
予想を超えて素晴らしいサウンドになりました♪

アイディアからこんな仕様のものが出来るなんて、ほんとオーディオって楽しいですね♪