土曜日は本多劇場に久しぶりのナイロン100℃本公演に行ってきました。その前の新作公演が2014年の『社長吸血記』なので3年振り。(間に再演がひとつ入ります)
というかお芝居を見に行くこと自体がずいぶん久しぶりでした。知らない間に本多劇場は椅子が新しくなって少しだけ座りやすくなっていました。
で、芝居ですがやっぱり面白かったです。今回もストーリーとしてはあるようなないようなないような。
良く見かけるようなぎくしゃくした金持ちの一家(実は没落している)と、その町に流れてきた貧乏な一家。不条理な会話と不条理な行動を重ねながらいつの間にかふたつの家族の立場が入れ替わって行きます。
出演:三宅弘城 / 大倉孝二 / みのすけ / 犬山イヌコ / 峯村リエ / 村岡希美 / 藤田秀世 / 廣川三憲 / 木乃江祐希 / 小園茉奈 / 水野美紀 / 遠藤雄弥 / マギー
客演の水野美紀(この名前、普通に変換すると「水飲み器」になる!)が違和感なくナイロンの世界にはまっていて良かった。
そういえば水野美紀ってバカリズムの「黒い十人の女」の時にも毎回牛乳だのコーヒーだのをかけられながらはっちゃけた芝居で面白かったな。
座席が最後尾のシートで、全体はよく見渡せたんですがやっぱり個人個人の表情が全く見えないと少し辛いですね。やはり双眼鏡は持って行くことにしよう。
金持ち一家に貧乏な水野美紀(左端)が入り込んだ所。
貧乏一家と家を出ていく羽目になった金持ち奥様(犬山イヌコ)。
相変わらず休憩を挟んで3時間強と長いんですが、それほど苦痛なく見せるのは脚本、演技、演出のすべてが上等だからかなんでしょう。
これからビッグになる若い劇団を見に行かないとと、10年言い続けていますが、なかなか足を運ばないのはやっぱりこのレベルは期待できないから。