昨日からスタートした、Chim↑Pom展「オーマイゴッド～気分はマイアミビーチ～」に行ってきました。
前回はアウェーのhiromiyoshiでしたが、今回はホームの無人島プロダクションです。
（関連記事：Chim↑Pom 友情か友喰いか友倒れか / BLACK OF DEATH）
会場に入るなり、こんな常夏気分の空間が広がっていました。
さて、ここには写ってませんが左奥に進むとテレビモニターがあり、エリィちゃんの映像が流れています。
まずはストローを半分に切り落とし、ヤシの木の表面を削ったものを集めて、そのストローで吸ってトリップ。
もう相変わらずの馬鹿さ加減に爆笑しちゃう。
やっぱ、Chim↑Pom大好きだなあって思います。
さて、↑この画像のクーラー、何かおかしくはないですか？
室外機が部屋の中に、しかもクーラー本体はこちらではなく外に開かれた窓に向かって冷気を流してる。
なんと、地球を冷やそうということで外に向けられてるとのこと。
インターンの方の説明を聞いて、大爆笑！大声を出して笑ってしまいましたよ。
しかも、このクーラーはChim↑Pomのメンバーの家から外して持ってきたそう。
ところが故障してしまい、修理で余計にお金がかかってしまったとのこと。
今回、出迎えてくれた無人島プロダクションの藤城さんはなんとこんなかっこをしちゃってました。
顔を隠すことで逆にいやらしい感じになってしまってる。ある意味でいい写真。
この扇子はジュリ扇子だそう。
先日、復活したあのジュリアナのイメージですね。
藤城さんとはhiromiyoshiでのChim↑Pom 友情か友喰いか友倒れか / BLACK OF DEATHについて、お話を聞きました。
というのも、美術手帖を読んだところ大変劇的な展開となっていたからなのです。
カラスとねずみと一緒に小屋で共同生活を営むというものだったのですが、だんだんとカラスのカアタンと仲良くなるChim↑Pomの水野さん。
カアタンも水野さんの手から餌を受け取るように。
ところがストレスが溜まったのか、カアタンは途中で亡くなってしまう。
そして、水野さんはカアタンの内蔵を食べたとのこと。
その後、開いた箇所を糸で縫って、剥製にしたそう。でも、スーパーラットの時のようにプロに作成してもらったものではないので、剥製としての出来は決してよくはないらしい。
でも、そのプロセスを知ってしまうととても切ない気持ちが胸に残る。
ああ、こんなことなら会期終了前にもう一度行っておくんだった。
監視カメラで撮られた小屋の中の映像を藤城さんは全部見たそうです。
そんな映像はなかなかあり得ないですよね。Chim↑Pomはまた奇跡を起こしてくれました。
さて、話をもどして今回はこの下のフロアも展示会場となっていました。
会場の壁面を埋め尽くすゴミ。
モニターにはアジアのどこかの映像。ごみ山でゴミを拾うChim↑Pomのメンバー。
（失念、インドネシア？どこだっけか？）
と同時にエリィはヘリの乗り込み、上空へ。
コンビニのマークの入ったビニール袋を投下。
そして地上からその袋の翻る様子が写ってる。その袋はケースに入れられて展示されている。
映像に写ることで価値を見いだされたコンビニの袋。一方、地上の十把一絡げのゴミ山。
等質のものの価値が揺らいでくのが面白い。
この部屋のゴミ、臭うかなと思ったのですが、映像をずっと見てる間気になりませんでした。
なんでも、ほんとにキツいものについては排除したそう。それは展示として正解だなあと思いました。
帰りに無人島プロダクションを振り返ってみると、ありました！
あのクーラーが元気に地球を冷やしておりました。
10/25まで。
午後1時～8時までオープン。祝日（9/23、10/13）以外無休。
＜Chim↑Pom関連記事＞
Chim↑Pom 友情か友喰いか友倒れか / BLACK OF DEATH
Chim↑Pom「日本のアートは10年おくれている」（NADiff GALLERY）
Chim↑Pom展 サンキューセレブプロジェクト アイムボカン（無人島プロダクション）
Chim↑Pom「オーマイゴッド」展（無人島プロダクション）
アクセス
ランキング
