kouzi_2007~

発火村塾 established 2007

男たちの挽歌

2020-02-05 08:26:19 | ウェブログ
立川の映画館で『男たちの挽歌』のリバイバル上映をやっていたので観にいった。昔の俺だったらスズキかMGCかのモデルガンの二丁をキャリーしたろうが、時代も変わったし、トラブルの元になるような事は出来ない。なので見るからにオモチャっぽい銀ダンの初期ロットのブルーメッキのワッフェンを一個。マガジンは抜いてラックに置い行く。EDのワッフェンでもコートのポケットに突っ込むとそれなりには気分がでる。道中でマークが掛けていそうなサングラス1280円も買った。
さてシアターの席に座ってワッフェンを腹に指し直し、サングラスをかける。自分ではマークを気取っているつもりだったが、ホーさんのおでこが広く後退しているのを見たら今の自分はホーさんのほうに似ているかもしれないと思った。ならサングラスもホーさん風のにしとければよかったとおもいました。映画は1986年と書いてあった。それなら映画の時のホーさんより今の俺のほうが確実に年上じゃないですか。どちらかというとシンに殺されてしまう親分の方が今の俺に近みーと思えばしみじみが深み。
帰りに居酒屋でビールを飲みー。この店には俺のジャッキーが何人かいる。彼女達が俺のことをチラミーしてくるのを意識しながら古本屋で買った文庫本を読む俺はインテリみー。古本は『ベッドタイムアイズ』。薄みがある。河出文庫の奥付は初版の発行が1987年。やっぱりその頃か。この本のセリフで“Too sweet to be forgotten.“ というのが深みー