神奈川県川崎市のセレクトショップAmie(エイミー)の代表が綴る徒然日記です。

Amieの仕事のことや趣味、綿の栽培日記など多岐にわたり投稿しております。Instagram→amie_inc.2016

オーガニックの分野でコットンを選んだ理由

2017-03-14 14:04:06 | セレクトショップAmie(エイミー)
こんにちは。株式会社Amie(エイミー)の加藤あみです。本日は長文です。最後までお付き合いいただけたら幸いです。

弊社がオーガニックコットンを扱っている関係で、「何でオーガニックの分野で、食品ではなくコットンにしたの?」と聞かれることがよくあります。私自身、オーガニック食品は大変興味と関心がある分野であることは間違いありません。
ただ、創業しようと思った理由の一つは、どのようにしたら途上国の子どもたちが学校に行けるようになったり、夢を持てたり、選択肢の幅を広げられたりできるのだろうと考えていた際、知ったのがオーガニックコットンだったからです。


オーガニックコットンは、フェアトレード(fairtrade:公正貿易 正当な賃金を払う)で取引が行われ、子どもに害を及ぼす児童労働の禁止などを定めています。また生産過程で農薬の使用を抑えること正しい知識のもと化学肥料を使うこと(防護服の着用など)により、生産者の健康被害を食い止めようとする動きもあります。一方で農薬を減らす関係で人の手が必要となり、雇用の機会は確保できます。

もちろん、コットン栽培は一次産業であること(モノカルチャー経済への危惧)、「児童労働の禁止=学校へ行ける」という方程式が完璧ではないこと、もっと言えばその国の政策や法律、経済状況などにもよるため課題は山積みだとも思います。
それゆえ一企業としても、個人としても全てを網羅することは不可能です。しかし、小さいながらも企業として、消費者だけでなく生産者のためにも何か出来ることを見つけ、出来る範囲で実行していけたらと考えました。これが私がオーガニックコットンを選んだ理由です。

私も化学繊維を着たり、オンリーオーガニックコットンとはいきませんが、毎日何となく着ているTシャツやジーパンがどこから来たワタで、どういう人たちが作っているのか、少し考えてみるのも良いかもしれません
コメント
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