Con Gas, Sin Hielo

細々と続ける最果てのブログへようこそ。

「トワイライトサーガ ブレイキングドーンPart2」

2013年01月12日 02時18分29秒 | 映画(2013)
アリスにおまかせ。


ついに最終作。といいながら、これほどまでファンとそれ以外のテンションが違うシリーズもなかなかない。

年末年始のばたばたの陰でひっそり拡大公開というのも、過去4作で培った効率重視の興行術なのかなと勘繰り。

観に行く人ほとんどがファンだから、レビューの平均得点が高いのもうなずける。米国では堂々のラズベリー賞大本命のようだけど。

Part1の最後で吸血族に転生してしまったベラ。今までのもどかしい心情の反動か、いきなり最強レベルの力を手に入れる。

こちらも報われない恋愛に苦悩していた人狼ジェイコブは、刻印のおかげで役割と居場所を見つけ、こちらも吹っ切れた感じ。

そんなわけで主役たちの行く道が単純直線になり、映画の雰囲気はこれまでとすっかり変わった。

吸血族と人間と人狼の三角関係を見守ってくれてありがとう。最後は、みんなでお祭りだよ!って感じで、ヴォルトゥーリ族とカレン一家の激突となる。

世界中から祭りの盛り上げにひと役買おうと、異なる能力を携えたぽっと出の吸血族が集まり超能力戦争へ突入。コミック調なのは同じでも、少女漫画が少年漫画になったというところか。

しかしその中でも、アリスの予知能力は反則的にスキルが高く、他の者は、ヴォルトゥーリの幹部でさえも影が薄くなってしまう。

賑やかに華やかにアクションで花火を打ち上げた後は、長い道のりを感慨深く振り返る大団円のラスト。ファンのみなさんがおっしゃるように、うまく着地させられたのではないかな。

ただ気になるのは主役のお二人。すったもんだの挙げ句の復縁は、映画同様にハッピーエンドでまとまるとはとても思えないのだけど。

(75点)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年の19館(2012) | トップ | 「LOOPER/ルーパー」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(2013)」カテゴリの最新記事