Con Gas, Sin Hielo

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「インサイドヘッド」

2015年08月30日 01時00分23秒 | 映画(2015)
ほんっっっとに、邪魔。


「トイストーリー」が公開されて20年。CGアニメという目新しさだけではない、斬新な切り口の作品を生み出し続けてきたピクサー。

ただ、ディズニーと和解したあたりからだろうか。期待外れの新作か続篇という印象が強くなってきた感が否めない。

そんなピクサーの新作は、人間の頭の中の感情を擬人化して描くという、ひさしぶりの「新境地」。

北米での興行成績は、お化け映画「ジュラシックワールド」の後塵を拝したものの、評価を含めてまずまずということで期待が膨らんできたのだが、ここで思わぬ横やりが。

それがネットの記事でたまたま見てしまった「映画「インサイド・ヘッド」でのドリカムに困惑する人々」という記事。

なんでも映画開始前にドリカムのフルコーラスPVが流れるらしい。それも、バックの映像は公募で集めた全国のまったく知らない方々の画像とのこと。

当然わが国限定企画なのだが、困ったことに字幕版を観に行ってもこれがもれなく付いてくるらしい。

本気で迷った。観ようか観るまいか。

主役の声あてが竹内結子という時点で吹替版の選択肢は消えていて、都心まで行かなければならないことは決定していたのだが、それ以上のハードルだった。

結果、映画ついでに六本木での用事を作って観ることにしたのだが、なんと、映画の内容に触れないでこんなに行数を使ってしまった。

まあ、噂のPVはまさに予想どおりでした。結婚式のビデオや年賀状の家族写真を邪心なく喜んで受け止められる心の綺麗な人が企画したのでしょう、きっと。

と、テンションを下げて観た本篇だが・・・。後に改心するとはいえ「JOY」の押し付けがましいところが受け入れられなかったかな。

誰の頭にもあの5人の組み合わせがいて、人によって誰がリーダーになるかは違うらしいと。設定は悪くないのだけど、その5人も喜怒哀楽を持っているわけで、やっぱり少し無理を感じた。

さすがにクライマックスは涙腺に響いたけど、その前の、司令室から放り出されて戻ろうと必死になるあたりでは、まさかの睡魔に襲われた。主人公たちが2次元になる画はピクサーとしては意外性があったが、それ以上に突き抜けた展開をFROGMANで見ているから。

ただ、エンディングにドリカムが流れなかったのはよかった。エンドロールで立つ人にも曲を聞かせたくて冒頭に持ってきたのか?

(60点)
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