映画版は成人式。
20周年である。永遠の5歳児と言いながらもはや風格が漂う。
特に映画では「大人も見られるアニメ」としての地位を築き、TVアニメのゆるゆる感とは一線を画す懸命な家族愛を見せてくれる。
今回は宇宙を舞台に妹・ひまわりに危機が迫るのだが、特徴的だったのが2点。
一つは敵キャラに当たる存在が決して悪人ではなかったこと。そしてもう一つは下品ネタがほとんど影を潜めていたことである。
敵キャラの名前など真っ先に下ネタ系にして小っちゃいお子ちゃまの笑いを誘う方が楽だし、勧善懲悪にした方が話としては分かりやすいはずなのに、そこを敢えて外しているところに20周年としてのプライドを感じた(考え過ぎか?)。
変な歌の引っ張りなど理解に苦しむところもあったが、しんのすけ達が家族を取り戻すために受ける試練の数々は、なかなか凝った設定になっていて、それなりに見応えがあった。
問題が発生する経緯を決して説教っぽくならない程度に現代社会の歪みに結びつけているところも、おそらく適切。
今回はシロがあまり活躍しなかったが、あれだけ多くのキャラクターを一応画面に登場させるなど配慮も行き届いていたと思う。
ただ、来年はうちの子も中学生だからなー。独りで観に行かなきゃならなくなるかな・・・。
(70点)
20周年である。永遠の5歳児と言いながらもはや風格が漂う。
特に映画では「大人も見られるアニメ」としての地位を築き、TVアニメのゆるゆる感とは一線を画す懸命な家族愛を見せてくれる。
今回は宇宙を舞台に妹・ひまわりに危機が迫るのだが、特徴的だったのが2点。
一つは敵キャラに当たる存在が決して悪人ではなかったこと。そしてもう一つは下品ネタがほとんど影を潜めていたことである。
敵キャラの名前など真っ先に下ネタ系にして小っちゃいお子ちゃまの笑いを誘う方が楽だし、勧善懲悪にした方が話としては分かりやすいはずなのに、そこを敢えて外しているところに20周年としてのプライドを感じた(考え過ぎか?)。
変な歌の引っ張りなど理解に苦しむところもあったが、しんのすけ達が家族を取り戻すために受ける試練の数々は、なかなか凝った設定になっていて、それなりに見応えがあった。
問題が発生する経緯を決して説教っぽくならない程度に現代社会の歪みに結びつけているところも、おそらく適切。
今回はシロがあまり活躍しなかったが、あれだけ多くのキャラクターを一応画面に登場させるなど配慮も行き届いていたと思う。
ただ、来年はうちの子も中学生だからなー。独りで観に行かなきゃならなくなるかな・・・。
(70点)
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