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「劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと白き英雄レシラム」

2011年07月18日 03時50分09秒 | 映画(2011)
卒業間近。


昨年の秋、ポケモンがフルモデルチェンジした。

サトシ、ピカチュウ、ロケット団を覗くすべてのキャラクターを一新。これまで数百にもわたるポケモンを覚えた人たちの記憶や財産は、リタイヤかステップアップを余儀なくされた。

それから9か月半。元々本放送もそれほど見ているわけではないわが子だったが、今年は前売りも特に欲しがらなかった。

今回劇場に行ったのも、時間が合ったから的な要素が強い。ニンテンドーDSも家に置いてくるほど気合いも入っていなかった。

海老名の広い1番スクリーンを見回すと、多いのはわが子より年下と思われる子供たち。いつの間にかそういう年代を通り越しつつあることを実感した。

ひょっとしたらこれが最後のポケモンかもしれない。寝不足ながら、そうした思いで劇場版を観ることにした。

サトシと一緒に旅を続ける男女。ポケモンソムリエって何だ?

スポーツ大会のように世界のいたるところで開催されるポケモンバトル。よく見りゃ動物愛護団体から非難を浴びそうだ。

今回の幻のポケモンはビクティニ、レシラム、ゼクロム。最近は、かわいい系と勇壮系を同時に登場させてくる。

ビクティニの作りは相変わらず。マカロンでおびき出し、よく分からない愛情をむき出しにやみくもに接触してくるサトシがうざい。

昔の大地を取り戻そうと奮闘するゲストキャラクターたち。結界がどうのと説明が入るが、眠い頭に全然入ってこない。なんでこんな難しい設定なんだ。

まったく筋に絡んでこないロケット団。申し訳程度でお茶を濁すくらいなら、思い切って出ない選択もあるのでは。

総じて抱いた印象は、「ポケモンって、こんなに面白くなかったっけ?」ということだった。

これまでは、ツボを押さえたキャラクター描写と、ソツなく一般的な教訓を入れ込む良品を送り続けるコンテンツとして認識していたはずなのだが、入口が変わっただけでこんなに変わるとは予想外だった。

体調にもよるところも一部あるかもしれない。でも、一番の理由は、子供とポケモンの距離が離れつつあることだろう。

アンパンマンもプリキュアもそう。文字通り世界が変わりつつあるのだ。

と言いながら、ビクティニのぬいぐるみはしっかり買わされたが。

(45点)
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