今年の12月、東京以外は雪が結構降りました。
かつてSMAPで草なぎ剛が5番目ないし6番目の男と言われ、初めて連続ドラマに主演したときには「最初で最後の主演」などと宣伝していたものだ。
その後、彼はあれよあれよという間に様々な方向へ才能を開花させたのは周知の事実であるが、嵐でいえばおそらく相葉雅紀くんが5番目の男ということになるのだろう。
テレビドラマでは何度か主演を務めているが映画の主演は今回が初めて。どちらかと言えばいじられ役で不器用な印象のある彼に当てられた役は、「ごめんなさい」が口癖の心優しき漫画家志望の青年。
原作があるようだが、まさに相葉くんのために作られたような設定と言っても過言ではないだろう。思い返せば、草なぎ剛の初主演ドラマも「いいひと。」だったし、入口として無難な選択ということか。
物語はといえば、何の変哲もない幼なじみの恋愛モノ。あまりに存在が近過ぎて本当の想いを打ち明けられないというよくある設定。
本作に唯一特徴があるといえば、主人公が創造した「デビクロ」というキャラクターで、何か良からぬことが起こると、やさしい彼の内に潜む本音を人知れず消化させるために出現しひと暴れするのだが、これが残念ながら決定的に弱い。
あまりダークな映画にできないのは分かるが、話の展開に影響を与えることもせずにとってつけたお飾りに終始してしまうのは、期待外れでいかにももったいない。
もったいないと言えば生田斗真の扱いも、特別出演(クレジットは付いていないが)と分かってはいても、もう少し複雑に絡めばおもしろくなるのにと思わざるを得なかった。
そしてダメ押しは甘甘なクライマックスの展開。クリスマスイブに雪がちらつきはじめて、大切なひとを追いかけて都心から空港までほとんど走って駆けつける離れ業。
ファンタジーだからね。これこそがデビクロくんの魔法なわけだ。
帰り際に複数のお客さんが「おもしろかったね」と言っていたから、これでいいのだろう。
(50点)
かつてSMAPで草なぎ剛が5番目ないし6番目の男と言われ、初めて連続ドラマに主演したときには「最初で最後の主演」などと宣伝していたものだ。
その後、彼はあれよあれよという間に様々な方向へ才能を開花させたのは周知の事実であるが、嵐でいえばおそらく相葉雅紀くんが5番目の男ということになるのだろう。
テレビドラマでは何度か主演を務めているが映画の主演は今回が初めて。どちらかと言えばいじられ役で不器用な印象のある彼に当てられた役は、「ごめんなさい」が口癖の心優しき漫画家志望の青年。
原作があるようだが、まさに相葉くんのために作られたような設定と言っても過言ではないだろう。思い返せば、草なぎ剛の初主演ドラマも「いいひと。」だったし、入口として無難な選択ということか。
物語はといえば、何の変哲もない幼なじみの恋愛モノ。あまりに存在が近過ぎて本当の想いを打ち明けられないというよくある設定。
本作に唯一特徴があるといえば、主人公が創造した「デビクロ」というキャラクターで、何か良からぬことが起こると、やさしい彼の内に潜む本音を人知れず消化させるために出現しひと暴れするのだが、これが残念ながら決定的に弱い。
あまりダークな映画にできないのは分かるが、話の展開に影響を与えることもせずにとってつけたお飾りに終始してしまうのは、期待外れでいかにももったいない。
もったいないと言えば生田斗真の扱いも、特別出演(クレジットは付いていないが)と分かってはいても、もう少し複雑に絡めばおもしろくなるのにと思わざるを得なかった。
そしてダメ押しは甘甘なクライマックスの展開。クリスマスイブに雪がちらつきはじめて、大切なひとを追いかけて都心から空港までほとんど走って駆けつける離れ業。
ファンタジーだからね。これこそがデビクロくんの魔法なわけだ。
帰り際に複数のお客さんが「おもしろかったね」と言っていたから、これでいいのだろう。
(50点)
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