Con Gas, Sin Hielo

細々と続ける最果てのブログへようこそ。

「きみがくれた未来」

2011年01月06日 23時12分10秒 | 映画(2011)
不覚にもR.リオッタに気付かず。


二人兄弟の弟ということもあり、兄ほどではないにしても兄弟ものには少なからず感じるところがある。

それだけにある程度の覚悟をして臨んだのだが、感動の涙が訪れることはなかった。

もちろん泣ける映画かどうかで良し悪しを決めるつもりはない。でも、前宣伝で見る限りは、ほぼ間違いなく兄弟愛が話の中心だと思っていたから、本作の展開は意表を突かれるものだった。

もちろん兄弟愛は重要なテーマとなっている。

しかし、弟は現世とあの世の間を宙ぶらりんで、キャッチボールするだけ。ちょっとしたアシストもするが意図したものではないし、何か存在感が小さかった。

11歳ならもっと兄貴を気遣ってやってもいいんじゃない?と思うが、与える愛は無理か。

そもそもこの邦題にも惑わされた。「きみ」って誰だ?

「未来」の指すところを生き長らえた先と捉えるならば、「きみ」は救命士になってしまうのだが。

そこでR.リオッタである。命を救っただけでなく、兄を正しい方向へ導くのも彼の役割になってしまった。これはうがった見方をし過ぎなのかな。

ただ、Z.エフロンをはじめ、作品全体を通して流れる爽やかな空気はまったく嫌いではない。これからも王道を期待します。

(65点)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年の24館(2010) | トップ | 「バーレスク」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(2011)」カテゴリの最新記事