おとななプリキュア。
深夜アニメ。画は萌え系で話はダーク。いかにもな人たちの人気を集めてなのか、もう2か月も前になる公開時には、海老名の1番スクリーンが満員になった。
興味は引かれるものの、どうにも敷居が高かったのだが、もうヱヴァンゲリヲンも観たんだし、TOHOシネマズのパスポートもあるし、と理由を付けて前後篇を一気に観た。
ひとことで言えば、懸念していたような壁はまったく感じなかった。
進むごとに重い展開になってはいくものの、華やかで品の良い画の感触は失われることがないし、物語も込み入ってはいるが何とかついていってると思い込めるレベルに収まっている(これかなり大事)。
希望と絶望という尺度を用いた設定は王道で、まさにプリキュアの世界。中学生女子が突然過酷な運命を背負わされることになるところも似ている。
ただ、あちらはとにかく正義を貫き通していけば勝利が訪れるのだが、こちらは進めば進むほど運命の呪縛が強く締め付ける。
やはりおもしろいのは、魔法少女が契約で成り立っていることだ。契約を申し出るキュゥべえは喪黒福造。間違ったことは一つも言わないのに相手は追い込まれていく。
前篇では、そんなキュゥべえの言葉によろめきながらも、鹿目まどかは魔法少女にはならない。タイトルが「魔法少女まどか」なのに何とも大胆な展開だ。
後篇。親友や同士の死を見届けた後に話はダイナミックに動き出す。謎に包まれた暁美ほむらの真実が明らかになる。これは「バタフライエフェクト」だ・・・。
そしてパラレルワールドとして繰り広げられる世界の中で、既に魔法少女として戦うまどかを目にすることになる。
時空を超え、天空を突き抜け、まどかの究極の選択で世界は変わる。
熱い友情に涙・・・ではあるのだが、これまた「おとな」なのは、世界は新しい形で続いていくということだ。
物語に終わりはない。続篇があるのには驚いたが、描かなくとも世界は存在する。
(85点)
深夜アニメ。画は萌え系で話はダーク。いかにもな人たちの人気を集めてなのか、もう2か月も前になる公開時には、海老名の1番スクリーンが満員になった。
興味は引かれるものの、どうにも敷居が高かったのだが、もうヱヴァンゲリヲンも観たんだし、TOHOシネマズのパスポートもあるし、と理由を付けて前後篇を一気に観た。
ひとことで言えば、懸念していたような壁はまったく感じなかった。
進むごとに重い展開になってはいくものの、華やかで品の良い画の感触は失われることがないし、物語も込み入ってはいるが何とかついていってると思い込めるレベルに収まっている(これかなり大事)。
希望と絶望という尺度を用いた設定は王道で、まさにプリキュアの世界。中学生女子が突然過酷な運命を背負わされることになるところも似ている。
ただ、あちらはとにかく正義を貫き通していけば勝利が訪れるのだが、こちらは進めば進むほど運命の呪縛が強く締め付ける。
やはりおもしろいのは、魔法少女が契約で成り立っていることだ。契約を申し出るキュゥべえは喪黒福造。間違ったことは一つも言わないのに相手は追い込まれていく。
前篇では、そんなキュゥべえの言葉によろめきながらも、鹿目まどかは魔法少女にはならない。タイトルが「魔法少女まどか」なのに何とも大胆な展開だ。
後篇。親友や同士の死を見届けた後に話はダイナミックに動き出す。謎に包まれた暁美ほむらの真実が明らかになる。これは「バタフライエフェクト」だ・・・。
そしてパラレルワールドとして繰り広げられる世界の中で、既に魔法少女として戦うまどかを目にすることになる。
時空を超え、天空を突き抜け、まどかの究極の選択で世界は変わる。
熱い友情に涙・・・ではあるのだが、これまた「おとな」なのは、世界は新しい形で続いていくということだ。
物語に終わりはない。続篇があるのには驚いたが、描かなくとも世界は存在する。
(85点)
公開当時、ブラック企業とか言われてました(笑)。
ブラック企業、確かに陰の上下関係が見えるところはそうかもしれませんね。
しかも理屈では負けない。