Con Gas, Sin Hielo

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「死霊のはらわた」

2013年05月03日 19時25分43秒 | 映画(2013)
時にはクラシックをたしなんでみる。


ホラー映画を見るときって、ジェットコースターに乗る前の気分に似ている。

どちらかと言えばビビりな方だから、小学生のときに見た「ゾンビ」のCMなんて夢に出るくらい怖かった。

S.ライミ監督が元祖「死霊のはらわた」を作ったのが1981年。当時の記憶はあやふやだが、存在を知っていたとしても、この映画を映画館で観ようなどとは絶対に思わなかっただろう。

それから30年余りが経ち、リメイクとして蘇った本作。今や大御所となったS.ライミだが、製作に名前を連ねている。お墨付きの新作だ。

「死霊のはらわた」としては初見だが、何しろスプラッタの古典である。山奥のキャビン、若い男女数名、禁断の呪文。まるで見慣れた教科書をなぞるように話が進む(お色気シーンこそないが)。

敵はとにかく「邪悪」な存在。その行動に理由も何もない。宗教などこじつけられるのかもしれないが、映画にとっては邪悪であることが全てである。

徹底的に潰しにかかってくる敵に悲愴な戦いを強いられる主人公たち。話の設定はオリジナルと多少変えているのだろうか。敵を葬る3つの方法と主人公たちの人間関係が巧く絡む。

それにしても邦題の「はらわた」。今でも色あせない強烈な響きだが、何ではらわたなの?と疑問が浮かぶ。

予告でやっていた「悪魔のいけにえ」の方がぴったり来る気がするが、向こうは40年記念と銘打っているからこちらが後発なんだね。

と言いながら「死霊」の「はらわた」は最後に登場。地獄に還っていったけど、死霊はあまりダメージを受けていない印象だった。とにかく絶望的に強い。

(70点)
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