本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

片岡愛之助BS日テレ「解明!歴史捜査」本能寺の変放送

2015年06月03日 | 427年目からの挑戦
 >>> 「歴史捜査」とは何か?
【2015年6月3日追記】
 4月に放送された「徹底調査!本能寺の変の真相を追え!」の再編集放送が6月6日(土)14時から2時間特番であります。お見逃しなく!

【2015年4月24日追記】
 ミーハーライフ」さんのミーハーではない的確な番組評をご紹介します。「参考:」として本ブログの関連ページにリンクしました。ミーハーライフさんのホームページもご覧ください。
 >>> ミーハーライフ・ホームページ

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 BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」が始まりましたが、なかなか面白く「歴史秘話ヒストリア」同様にエンタテイメント性溢れる視点ながらも仮説に基づき文献などで歴史を科学的なアプローチで論理的検証を刑事推理ドラマ的なオブラートに包んだ番組です。
★覆る定説
 近年、教科書や受験で「1192(いいくに)作ろう」でお馴染みの鎌倉幕府の成立が、1192年から1185年に訂正されるなど、歴史考証によって今までの常識や定説が覆されていいます。
 源頼朝の征夷大将軍の宣下(1192年)と言う形式的ものより1185年は、壇ノ浦の戦いで平家が滅亡し、源氏が日本を掌握した覇権と同年、総大将である源頼朝が朝廷に日本全国への守護・地頭の設置を認めさせと言う実質的な支配がなされたていたと言う事を重きに置いたためであり、根底には幕府は何ぞやと言うことが重要となっています。
★初回に相応しいカウンターパンチ
   「徹底調査!本能寺の変の真相を追え!」
 戦国時代で人気の高い「信長」、それも未だに謎の多い「本能寺の変」の新たな説の展開とくれば、初回のインパクトとして十分です。
 実は、この番組初回は、「歴史捜査」の提唱者・明智憲三郎さんが解いた「本能寺の変 431年目の真実」を中心に据えています。
 >>>参考:ズバリ本能寺の変を説いてしまった本
★明智憲三郎
 明智光秀の子孫と言われ、元々、情報システムエンジニアですが、浅見光彦のように「僕は、只真実が知りたいんです」と歴史学には全く無縁だった人が、「本能寺の変の真相」を工学的、システム的手法で仮説を構築した本を著作しました。
 門外漢だけに従来の歴史定説・常識に囚われず自由な発想で、荒唐無稽とも言えるのですが、明智光秀が反旗を翻した原因には定説が無く、諸説あり、文献実証や科学手法を多用しているので説得力があります。
 >>>参考:明智憲三郎のプロフィール
■面白い観点
★天気&愛宕百韻
 5月28日(6月2日早朝が本能寺の変)、明智光秀は 「愛宕」という土地のお寺で「愛宕百韻」と言われる「連歌会」を行い、この連歌会の最初に、明智光秀が一番目に詠んだ句が、「ときは今 天が下しる 五月哉」で、明智光秀の本家は 「土岐家(とき家)」で「天が下しる」 の 「天」 は「雨」 の事ですが、「天が下治る」 と読むと 「天下を治める」 という意味にもなり、明智光秀が謀反の決意を詠んだ句ではと言われています。公家日記などから、その当時の天気の文献から天気は雨で無かったと言う文献からこの句の改ざん説が唱えられています。
 >>>参考:愛宕百韻の解読捜査
★伝承的イメージ
 歴史的事件などは、後世になると、だんだん誇大表現やインパクトあるモノにするため、脚色されたり、事実が歪められ、それが積み重なり伝承的イメージが造り上げられたケースが多いです。
 例えば、歌舞伎などの「忠臣蔵の勧善懲悪・忠臣」で、庶民受けし、又、為政者も儒学思想観点から容認したとも言われます。
 奇しくも「歴史秘話ヒストリア・俺たちノブナガ親衛隊」でも織田信長イメージと違う面を伺う事ができました。
 >>>参考:みんな秀吉に騙された
★信長の家康暗殺説
 ◎信長の本能寺での不用意とも言える手薄な守り
 ◎家康のこちらも手薄な守りでの堺での滞在
 ◎感情に任せたと言うより、あらかじめ計画してたかのような絶妙のタイミングでの明智光秀の本能寺への攻撃
などから番組が導いたのは、信長から京都で家康暗殺の命を受けた明智光秀が、自家の存亡を危惧し、家康暗殺前に、信長を討ったと言う説でした。
 >>>参考:武田信玄重臣は信長の家康討ちを予測していた
★ルイス・フロイス
 イエズス会士として戦国時代の日本で宣教し、織田信長や豊臣秀吉らと会見、戦国時代研究の貴重な資料となる「日本史」を記したことで有名。
 明智憲三郎さんに限らず、客観的で深い洞察力を持ったルイス・フロイスの残したモノが、この時代の研究に大きな足跡を残していることが解ります。
★手法の魅力
 「信長の家康暗殺説」はともかくも、明智憲三郎さんのデータとして大量の歴史資料収集し、それをキーワード検索などで資料整理し、資料の信憑性などを評価しながら「情報の洗練と関係付け」を行い、フローチャートを作成していきます。
 しかし、そのフローを成り立たせるために、不足・不十分個所が出てくるので情報の補強と再関連付けを行うと全体的流れ(プログラム)が解ります。そして、そのプログラムが、どんな値を入力しても、同じ正しい計算結果が算出されるか、デバッグ作業(プログラムの不良箇所を探して見付ける作業)を行って洗練されたものにする手法はなかなか面白い歴史検証だと思います。
 >>>参考:歴史捜査とは何か
【2015年3月28日追記】
 BS日テレの新番組「解明!歴史捜査」。小出しに少しずつ情報公開されてきました。このページに順次詳細情報が追加されていくようです。
 >>> BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」
【2015年3月25日追記】
 BS日テレ新番組「片岡愛之助の解明!歴史捜査」の番組宣伝が放送されます。「本能寺の変」、「西郷隆盛」、「長篠の戦い」の番組映像が紹介されるようです。
 3月29日(日)13:30~14:00
 4月 4日(土)16:30~17:00
 4月 5日(日)11:30~12:00
 >>> BS日テレのページ
【2015年3月19日記事】
 片岡愛之助さんがレギュラー司会に初挑戦するBS日テレ「解明!歴史捜査」が2015年4月9日(木)からスタートします。
 毎週21時からの放送ですが、初回は19:52からの2時間特番です。
 初回テーマは「歴史捜査」の提唱者明智憲三郎が解いた「本能寺の変」。
 『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)を読むのが先か、4月9日「解明!歴史捜査」を見るのが先か。それが問題だ!

 >>> 片岡愛之助オフィシャルブログ
 >>> 片岡愛之助丈ファンサイト

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