赤い傘と一杯の珈琲とちょっと一息

なんとなく考えたことを書き留めていきます。

家庭でモーニング

2020-02-17 | 食べること飲むこと
少し前に北海道で買ったあずき。もったいないからな〜と思い、大事にしまっていた。帰りの空港の売店で、こんなにキラキラしているのかと感動し、使うあてもなく買ってしまったものだ。あずきと言えば、祖母がまだ生きていたころ畑で作っていた。そのあずきよりもぱんぱんに実が入って艶々だ。祖母と曽祖母と3人で、家の車庫の前で収穫したあずきを鞘と分ける作業をしたのを今でもよく覚えている。とても寒くて、乾いた感触。家の小屋にあった「とうみ」をそのとき初めて使った気がする。祖母と曽祖母との時間は、もう20年も前のこと。
北海道で買った艶々のあずき。赤飯にするか、それとも茹ででサラダにして食べるか。そんな妄想を膨らませていた。魔法瓶にあずきと熱湯を入れて一晩を置くと、茹であずきが出来上がるというのもテレビで見たことがあった。しかし、こういうときの私は優柔不断。パートナーの一声で、「あん」を炊いてみることに。私の選択肢には無かった案だけに、自分でも意外だった。たまたま先週。映画「あん」を見たところだった。あんな丁寧な作り方ではなく、年末に母が送ってくれた電気圧力鍋を活用。素朴な、ちょっと塩気の強い「あん」ができた。出来たてのあんは色、匂いがたまらない。二人で小皿に持って美味しくいただいた。一度にたくさんは食べれないので、少しずつラップに包んで冷凍。その後は、たまにの贅沢気分で、朝食を小倉トーストに。お供は、パートナーが焼いてくれたコーヒー。こんな私の生活を、祖母たちはどんな顔で見ているだろう。
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従姉妹の話

2020-02-07 | 日記
1月、従姉妹がお母さんになった。従姉妹は、私よりも20時間だけ早く生まれたということもあり、「誕生日が1日違いの従姉妹」という特別な存在だったし、親たちにとってもそうであったようだ。そんな従姉妹が去年結婚をし、今年お母さんになった。写真とメッセージが送られてきて、「近いうちに会いにきてね」と。お正月にあった時に、つける予定の名前を教えてくれていた。ちなみに従姉妹は、妊娠を職場に報告したところ「なぜもっと計画的にやらないのか」と言われ、仕事を辞めた経緯がある。そんな苦難と向き合いながら、無事に出産したのだから、本当におめでたい。
最近、子育て真最中の友人に続けて会う機会があった。二人とも育児休業中。ひとりは育休期間を最大限に活用して3人目まで、と計画的。もうひとりは、この3月で育休が終わるが、寿退社の多い職場であるため職場復帰が不安で、保育園が落ちれば半年延長できるということに期待をかけている。これもまた、親になることの一側面である。
久しぶりに会う友人には決まって「今の生活をいつまで続けるのか」「終わりがわかっていないと辛くないのか」「子どもができたらどうするの」と聞かれる。今の生活はそんなに悪くないと思っていたのだけれど、友人の問いかけを何日も反芻している自分がいる。
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