39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

不思議な本です

2016-12-02 22:30:26 | 日記

こんばんは

やっと金曜日になりましたね。

といっても今週は月曜日に休みを取っているので4日しか働いてないんですけどね・・・

今日もこれといって話題がないのですが、昼ごはんはまた丸亀製麺のかけうどんとか、トッピングはちくわの天ぷらとか、そんな話題です。

家内は息子とエッシャー展にいってきたそうです。

あの有名なだまし絵ですね。

息子は小さい頃からだまし絵が好きで自分でも書いていますが、今回だまし絵の書き方の本を2冊も買ってきたのでまたすごいのを書いてくれるかもしれません。

こんな本があります。

もう30年近く前に買った本なんですが、何度も読破しようと試みて大抵は半分いかないところでやめてしまいます。

700ページ以上もあって内容はところどころ面白いんですが、根気が続きません。

ゲーデルは「不完全性定理」で有名な数学者、エッシャーはあのエッシャー、バッハはあのバッハです。

不完全性定理というのは「完全で無矛盾な公理系は存在しない」とか「数学が自己矛盾を含まないことを証明できないことを数学的に証明した」とかわけのわからん現代数学の帰結のようなことです。

エッシャーの絵は小さなものが大きなものに変わっていくような、右と左が対象であるようだけど違っていくような、上に上に行くと下に下になってくるとか、空間の矛盾を見事に表現しています。

バッハの音楽は単純なモチーフからそれが様々に変化し繰り返し反転し引き伸ばされて音の最小単位から最大の楽曲を作り上げています。

この3人は結構共通点がある感じですね。

この本では、第1章が「音楽ー論理学の捧げ物」から始まり途中インベンションやカノン・フーガに相当する様々な話が続き、最後に6声のリチェルカーレと題した章で終わります。

粋な構成ですね。

数学のような哲学のような音楽のような不思議な話を、エッシャーのだまし絵やバッハのフーガや対位法になぞらえています。

不思議な本です。

「ハリー・ポッター」も「ソフィーの世界」も読破できていません。

これらの本、死ぬまでに読破したいのですが、読破する前に死にそうです。

 

夕方、ウォーキングに出ると西の空に月と金星が並んでいました。

明日はもっと近づいてランデブーになります。

水星の東方最大離角は12月11日なのでその頃には月がいなくなっていますが、西の空に金星と水星が並ぶことになります。

天気次第ですが、見られるでしょうか・・・