39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

これが本当の腱鞘炎かもしれない

2010-01-04 23:26:07 | 健康・病気

結局、今日もギターを弾かなかった。と言うか弾く気にならなかった。

昼過ぎに、病院から帰ってきたときに、ちょっとだけダウランドのメランコリーガリアルドが気になったので、楽譜を見ながら弾いてみただけだ。

手首の痛みは、ギターを弾く動作とは関係ないみたいで、ギターを弾くこと自体では痛まない。

どんなときに痛むかと言うと、たとえば上に向けた手のひらを下に向けるような、いわゆる手のひらを返すような動作のときに手首がコキッとなって痛みが走る、そんな感じです。

いつからそうなったのか、昨日の朝からだが、なぜそうなったのかは見当がつかない。

昨日は左の首筋から肩・腕にかけて疲労感があったので、これはギターの弾きすぎで左手が疲れたかな?と言う感じで思っていたが、どうも痛みが強く慢性的になってきているようにも思うので、何かが違うような気がする。

これが本当の腱鞘炎かもしれない。以前は、握力の無さから指が疲れて指がこわばっていたわけで腱鞘炎ではなく、今回のが本当の腱鞘炎かもしれない。

日常生活の中で、手のひらを返すような動作は意外と多く、なかなか安静にしておくことが出来ない。無意識のうちに左手を使って、ゴキッ・イタッとやっている。

まあ、しばらくは手首を冷やさないようにして、無理な動作をしないように養生すると言うことですね。

それにしても、いつもどこかが痛いと言っている。やっぱり年ですねぇ、それに何にでもやりだすと打ち込みすぎる性格がよくないかも、としきりに思うこのごろです。


ダウランドのメランコリーガリアルド

2010-01-04 14:22:48 | バッハ

今日は、義父が市民病院に入院すると言うことで、荷物持ちでついていきました。

義父は一年ほど前に肺がんが見つかり、手術で切除してそのガンはなくなったのですが、別のところに見つかり、今度は食道とか大動脈とかの近くなので、手術で切除できないので放射線治療をするということです。放射線治療は、1回の時間はたいしたこと無いらしいのですが、全部で32回照射すると言うことで、毎日通うのが大変なので入院します。

前回の話では、抗がん剤は高齢なので使用しないと言うことだったのですが、今日の話では抗がん剤治療も平行で行うと相乗効果で非常に効果があるとのことなので、本人の体力しだいでは行うそうです。

なんでも、放射線治療の効果を5として抗がん剤の効果を5とすると、それを同時にすると5+5=10ではなくて5×5=25の効果があるそうです。これは得した気分ですが、後半になると結構体力的にきついらしいので様子を見ながら途中でやめることもあるらしいです。

日本人の死因のかなりの部分をガンが占めているらしいので、明日はわが身との思いで、医師の説明を真剣に聞いてしまいました。

広島市民病院は本館部分が最近新しくなって、電車を下りて地下道を少し歩けばそのまま入れるようになっていて大変便利になりました。

入り口から受付ロビーのあたりはショッピングセンターのようにこぎれいになっていました。いたるところに絵が飾ってあって絵心のまったく無い自分でも結構楽しめました。

受付を待っている時間の間、探検すると言って、絵を見て回りましたが、その中でも1枚だけ気になる絵がありました。

Dsc00203

上の写真は絵の右端の一部なのですが、ガラスに照明が反射していますが、楽譜をよく見るとなんとダウランドのメランコリーガリアルドでした。

家に帰ってリュートの楽譜と比べると、まったく同じでした。

絵の中には、バイオリンしかないのでバイオリンの楽譜と思いきや、実はリュート曲の楽譜でした。バイオリンの楽譜を見たことはありませんし、この楽譜のままこの曲をバイオリンで弾けるかどうかも判りませんが、絵の作者としてはバロック時代の名曲を描きこむことで雰囲気を出したかったのだと思います。

ランダムに選んだ楽譜がたまたまダウランドのメランコリーガリアルドだったというのはあまりにも偶然過ぎるので、絵の作者は考えてこの楽譜を選んだのだと思います。

バイオリンのバロック時代の名曲と言えば、バッハの無伴奏バイオリンパルティータ2番からシャコンヌと言うことになるかもしれませんが、そうなると重々しい絵になると思って、ダウランドにしたのかなぁ、等といろいろ考えてしまいました。

絵の中に描かれている楽譜にまでもこだわっている作者の意欲を感じますし。それを見つけて喜んでいる自分もけっこうこだわり人間だなぁ、と思いました。