世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

「日本維新の会?」ナベツネ読売の歪曲記事 石原は夢を語ったに過ぎないのに

2012年05月19日 | 日記

 

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「日本維新の会?」ナベツネ読売の歪曲記事 石原は夢を語ったに過ぎないのに


 先ずはズバリ、ナベツネ読売の記事を貼りつけておきます。最後に添付する、毎日新聞の記事で事実確認をしていただくと、笑える記事です。財務省の「事実誤認」指摘が流行っていますが、筆者も読売の事実誤認を指摘しておきます。こう云うのを歪曲記事と云うのでしょうね(笑)。

≪ 石原知事「日本維新の会」設立へ、橋下氏と連携
東京都の石原慎太郎知事は18日の記者会見で、新党構想に関連し、橋下徹大阪市長が率いる地域政党・大阪維新の会との連携を念頭に、6月にも政治塾「日本維新の会」(仮称)を設立したいとの意向を表明した。
 政治塾はたちあがれ日本の人材育成塾を母体とする予定で、次期衆院選をにらみ、第3極の結集を目指す。
 石原氏は先月、新党構想の「白紙」を宣言していたが、構想の具体化に向けて再始動した形だ。
 石原氏は、昨年1月に開講したたちあがれ日本の人材育成塾について、「すでに優秀な人材を修練している。さらに拡大した形で、積極的に手伝って人材を育てたい」と述べた。
 大阪維新の会については、「東京と大阪が連携して新しい人材を政界に送り込む。全体で『日本維新の会』のようなものを作っていきたい。6月に大阪とも話して具体的なメッセージを発したい」と語った。民主党の小沢一郎元代表との連携に関しては、「手を組むことは全くない」と強調した。≫(読売新聞)

 石原都知事の“日本維新の会のようなもの?”発足の話題を追いかけてみる。この石原の発言は、読売ナベツネがバックで操っているヨタ話でしょう。尖閣買い取りも、バックは同じ老体かもしれない。大老体が中老体をバックアップ、よき時代の日本の伝統文化の一部ではあるが、あくまで一部だけ限定の物語でしょう。小説家石原慎太郎氏にはピッタリの物語性です。それ程罪はありませんが、本気で乗っかった人々は気の毒ですね。東京都のHP覗いてみてください。凄いですよ、30年前の石原慎太郎に会えます!その上、最も目立つ部分に「東京都尖閣諸島寄付金」と云うバナーがデカデカです(笑)。

 読売の記事は、殆ど“たちあがれ日本”と云う政党の宣伝のようなものですが、平沼赳夫は承知の話なのでしょうか?この読売の記事にはネグレットした石原の発言があるようです。毎日新聞によると、橋下の大阪維新の会の向こうを張って(言葉上は連帯も視野に)政治塾のようなものを作る可能性に言及しただけ(笑)。つまり、物語性のニアンスが強いのです。石原はまた「次の総選挙に間に合わなくても人材を作ることが日本のためになる」と発言、完璧に逃げありの話題を振りまいただけです。まぁ、石原新党が幻だと確定されるのが嫌なのでしょう。

 常に話題の頂点に君臨したい性癖の持ち主ゆえに、尖閣列島購入とか、政治塾立ち上げとか、週一で自分に都民、国民の視線を釘づけにしたいのでしょう、困った人気者です。ところで、この東京都の「東京都尖閣諸島寄付金」件ですが、購入不可となった場合、どうなるのでしょう?言いだしっぺに知事の懐に入る?まさか、それはないのでしょうが、寄付者に返金するのでしょうね?それとも、寄付された東京都の雑収入?バナーを押して調べてみるか~(笑)。

 バナーを押して、チョイと調べましたが、“寄付金は尖閣諸島の購入や、その活用のためにあてさせていただきます”だそうです。これは尖閣列島に関わる活動になら、どうにでも活用可能な寄付金ですよ、と断り書きがあります。また、“この寄附金は、地方自治法第96条第1項第9号に定める「負担付きの寄附」として、お受けするものではありません。”と云う但し書きもあります。つまり、地方自治法の「第九十六条  普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を議決しなければならない。第一項9号 負担付きの寄附又は贈与を受けること。」でもない、となっているので、東京都が購入行為を約束している寄付ではありませんよ!と書いてあります。多分、これだけ但し書きがある以上、尖閣列島に関わる行動すべてに利用できる、賛同寄付と云うことです。凄いです(笑)。多くの寄付者が、この但し書きをよく読んでいないのでしょう。

 読売はこの記事を追いかけるように、執拗に石原の言動に提灯をつけていますが、風前のともし火の典型のようです。見出しに≪橋下氏、石原政治塾に「一国民としてワクワク」≫としていますが、橋下の年上政治家への礼節の範囲のリップサービスに過ぎないことは、時事通信がチャンと伝えています(笑)。どうも、愛知の大村知事が切れて発言した、「政治活動をやられるのは自由だし、大いにやられたらいい。独りぼっちで」が真実を語っているようです。

 ナベツネの日本のマスメディアにおける神通力が失われた証拠でしょうね。朝日新聞などは、社長交替後、身勝手にも石原都知事の与太話自体を報じていません(笑)。どうも、清武事件以降、漸くマスメディアの大政翼賛体制の核が不在になったようです。極めて良い方向の変化、この流れが継続すると良いのですが、如何相成りますやら、今後の変化はウォッチングの価値ありです。今夜は丁寧言葉で疲れました(笑)。ではでは、オヤスミナサイ!

≪ 石原都知事:日本維新の会?新政治塾発足の可能性言及
東京都の石原慎太郎知事は18日の定例記者会見で、次期衆院選などに向けた候補者養成について「大阪と連携し新しい人材を政界に送りたい。向こうが大阪維新の会なら、連帯することで日本の維新の会のようなものを作っていきたい」と述べ、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長らと新たな政治塾を発足させる可能性に言及した。
 石原知事は「次の総選挙に間に合わなくても人材を作ることが日本のためになる」と説明。大阪維新の会の 「維新政治塾」の講師を務める6月にも「具体的なメッセージを発したい」と述べた。
 一方で「亀井(静香前国民新党代表)君が言ってるみたいに既存の議員を集めて第三極を作るのは全然興味がない。(亀井氏が連携を模索する)小沢一郎(民主党元代表)と俺が手を組むことは全くない」と語り、改めて小沢元代表への嫌悪感を示した。
 小沢元代表との連携が取りざたされる大村秀章愛知県知事については「小沢さんと一緒に行動するなら、そんな人間と仕事をするつもりは毛頭ない」と断言した。≫(毎日新聞)

≪ 石原知事発言:連携拒否に、大村・愛知県知事反発
東京都の石原慎太郎知事が18日の定例記者会見で「(小沢一郎元民主党代表と)一緒に行動するなら、そんな人間と仕事するつもりは毛頭ない」と発言したことについて、小沢元代表との連携を模索する愛知県の大村秀章知事は同日夜、記者団に「誰と組むかより、(政策として)何を目指すかが重要。石原さんが何を目指しているかがわからない」と反発した。さらに「政治活動をやられるのは自由だし、大いにやられたらいい。独りぼっちで」などと述べた。
 大村知事は大都市圏の独立を掲げ、これまで東京、大阪、愛知による3都連合を主張している。一方で、小沢元代表を自身の政治資金パーティーに招くなど連携を深めている。
 大村知事は記者団に対し、石原氏について「政治活動をやめるかと思っていたが、(政治塾を始めるなど) 元気に活動されることは大いに歓迎したい」と皮肉った上で、「塾を進める中で何を目指すかもっと発信してほしい。大都市の自立を目指すなら連携するし、違えば組めない。ただそれだけ。私が3都連合を目指すことは変わらない」と話した。≫(毎日新聞)

≪ 「活気づく」と歓迎=都知事の政治塾構想に-橋下大阪市長  地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長は18日、石原慎太郎東京都知事が政治塾を開設する可能性に言及したことについて、「政治が活気づくのではないか。東京と大阪で(政策として)何をやるのかを決めて、それを実現する集団ができるというのは非常に良いことだ」と歓迎の意を示した。市役所内で記者団の質問に答えた。   石原氏が政治塾を開く場合に橋下氏を講師に招く考えを表明したことに対しては、「正式な依頼があれば調整させてもらいたい」と語った。橋下氏も4月に石原氏と会談した際、維新の会が主催する「維新政治塾」の講師を依頼。石原氏は引き受ける意向を示していた。  ただ、橋下氏は一連の動きが、次期衆院選での石原氏との連携につながるかどうかに関しては、「これからの話だ」と述べるにとどめた。≫(時事通信)


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